「勝負は時の運」という側面があるとするならば、日本は第4セットに
運を使い過ぎてしまった。
チームの真の実力はファィナルセットに現れる。
サーブで崩して倒すべき相手に逆にサーブで崩されてしまった。
日本のアタッカー陣は二段トスを決める高さやパワーを持ち合わせていない。
Aパスの確率を高めるレシーブ力の「更なる強化」が今後の課題となった。
それにしてもエースでキャプテンの古賀紗理奈を第4セット以降に下げた
のは「大局観に欠けた采配」だったのではないか。
柱不在のチームの弱点がファィナルセットの終盤に如実に現れてしまった。
餅の稲刈り三日目は曇天下。
田圃の隅にコンバインに踏み潰されたマムシの死骸が転がっていた。