破傷風という病気を始めた知ったのは若い時に読んだ新聞小説「冬の旅」
で、主人公が破傷風で呆気なく死んでしまうストリーだったと記憶している。
破傷風は、土壌中に生息する破傷風菌 が、傷口から体内に侵入することで
感染を起こす怖い病気。
死亡する確率が高いことまでは知っていたが具体的には「全くの無知状態」
だった。
妻が水も食べ物も口に出来なくなったのは今月6日からのこと。
それ以前から体調不具合で「かかりつけ医」に通っていたが、嚥下不可と
なった以降も数回通院し食道等を胃カメラでチェックしていたが「正常」との
診断だった。
しかし、12日になっても「飲めず食えず」が続き、しかも身体の痛みは
増し痩せ衰え「死を待つばかり」に思えたので、せめて「点滴で栄養補給を」
と再受診した際に医者がようやく破傷風に気付き、「命に関わる病気なので
直ぐに県立磐井病院の救急病棟へ連れて行くように」と指示された。
慌てて磐井病院に向ったが、着いて間も無く「岩手医大に救急車で緊急
搬送するので同行するように」と告げられ改めて事の重大さに驚いた。
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今、妻は岩手医大の集中治療室で4日目の夜を迎えているが、今日の面会は
4時で打ち切られ初めて明るい内に帰路に就くこととなり矢巾スマートインター
チェンジまでの誘導標識を確認することが出来た。
そして、その小さなSAのコンビニで一息入れることにした。