霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

沢庵用の大根

2009-11-24 18:10:38 | 野菜
沢庵用の細長い大根を作付けしたが産直のお客様は太い大根を希望する人が多いというので、オバサンは漬物にしてから売ることに作戦を変更した。
今日は一日、畑から抜いた大根を洗って干す作業に掛かり切りとなった。



小規模な漬物の販売をして「いい思い」をした経験はなく、どちらかというと「骨折り損のくたびれ儲け」のケースが多い。
それでも何度もチャレンジしようとするオバサンの闘志に乾杯!。



漬物を食べるのが好きなオジサンが協力できるのは、売れ残った分を無駄にしないよう「食べてやる」ことぐらいか。
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お客様との交流

2009-11-23 20:21:53 | 産直
美味しくて安全、安心な野菜を作れば必ずお客様が支持してくれる筈と思っていたが必ずしもそうではないようだ。
枝豆、トウモロコシ、トマト、カボチャなどの美味しさには敏感でもホウレンソウやニンジン、ジャガイモ、大根となると「味の違い」に関心を持たないお客様が多いように見える。

それでも時々「いつもお宅の野菜を選んで買ってますよ」などと声をかけてくれるお客様が居ると嬉しくなって急に元気が出て来たりする。

そんな声かけをしてくれる一人であるKさんがご主人を伴って我が家の「農園」を見学に来てくれた。
事前に注文を頂いていた漬物用干し大根以外のホウレンソウ、ニンジン、紫キャベツ、ブロッコリー、蕪は実際に畑で収獲して貰った。
我々よりも少し先輩のご夫妻だったが、奥様がホウレンソウを収獲するのは初めての体験と聞いて驚かされた。

その後に日向ぼっこをしながら「漬物」をお茶菓子代わりにした「茶飲み話し」で盛り上がった。


(四号ハウスのナバナ。右側に芽を出しているのはホウレンソウ)

帰り際に、僅かばかりしか出ていない原木ナメコとシイタケの収獲体験をして貰ったら、今度はご主人が「初体験」と聞いてまた驚いた。

生きる上で必要不可欠な「食」を通じて多くの方々と交流を持てるのが農業の大きな魅力の一つだが、消費者と生産者の相互理解のためには「もっと交流の機会を多くすべき」なのかもしれない。
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アオバタ豆

2009-11-22 21:40:52 | 穀物
大豆も色々と種類があるが今年はアオバタ豆に力を入れた。
残念ながら夏前の長雨で昨年のような豊作とはならなかったが、それでも作付け面積が多かったので脱穀にも時間がかかった。



脱穀後は大きな篩いかけ殻を取り除いてから唐箕にかけるが、脱穀から唐箕までは粉塵の中での仕事となるので防塵マスクの着用が必須となる。
唐箕を経ると大豆も人間もようやくゴミや埃から解放される。
その後一週間ほど天日で乾燥してから選別し出荷となる。



自家消費用に作付けしているのを別とすれば、今時こんな手作業で大豆を生産している農家は少ないと思われる。
それでも大豆は米に続く「第二の主食」。
費用対効果を考えると機械化することは到底無理なので、日本古来の伝統的作り方を継承しながら大豆生産を続けて行くつもりでいる。
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畜舎の改築

2009-11-21 18:41:29 | 家畜
半世紀にも亘って続いていた牛の飼育を四月で止めていたが、牛舎は残ったままとなっているし牛堆肥の搬出もしていなかった。
そろそろ片付けて補修し倉庫等として活用しようかと思ってよく見てみたら建物が古過ぎとても活用できそうにないことが判った。

牛舎と鶏舎が続くこの建物は「大草原の小さな家」よりももっと貧弱で以前から気になっていたことから、この際併せて取り壊し改築する事に決めた。



新しい建物は加工室や作業場としても活用できるようにしたいと考え、早速、近所の棟梁さんに来てもらって相談したら「まず、どんなレイアウトにするかを決めるの先」とのことだった。

施主側の意図が不明瞭では検討しようが無いのも当然なので、家族で意見を出し合いながら案を検討することになった。
棟梁さんの都合で工事は来年の三月になるとのことなので、少し時間をかけて検討すればいいアイデアも出て来るのではないかと思っている。
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クンタン作り

2009-11-20 22:21:13 | 生活
遅れていたクンタン作りが始まった。
例年よりもどれぐらい遅いのかと昨年の開始日を確認してみたら、逆に昨年よりは一週間も早いスタートとなっていた。
記憶というものは所詮その程度のいい加減なものらしい。



それでも「冬場の仕事」を色々と抱えていることから早めに終わらせことに越したことはないので、明日からは二つの山を作って進行を早めるつもりでいる。

当分の間、オジサンの朝イチの仕事は小さな籾殻の山を作って火を点けることから始まる。
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