安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
「日本一稼ぐ弁護士の仕事術」を書いた福永活也氏によると、仕事の対価は「報酬と経験」と捉え、
雇われ弁護士時代は「給料は変わらないのに同僚の倍以上働いて経験を積んだ」とのこと。
備蓄している薪は十分過ぎるほど有るにも関わらす、耕作放棄地からの薪材の搬入に精力を注ぐのは
「如何なものか?」との疑問が無きにしも非ずだが、色々と「経験を積む」ことによって間違いなく
ノウハウは蓄積される。
・チェンソウは、刃研ぎに時間を掛けた方が効率的
・運搬車による薪運搬のコツ
・細い木と太い木を裁断する際の伐り方の違い 等々
色々とノウハウを蓄積出来ている。
また、長らく使われていなかった農道も運搬車が何度も往復することによって「道」らしくなって
来た。
上段の農道に置いてあった僅かな量を搬入するだけで6往復も要してしまった。
三日ぐらいで全部終わらせるつもりだったが、予想を三倍ぐらい上回る分量なので、長期戦覚悟で
農作業と並行して進めることに変更した。
そして、一号ハウスに置き切れなくなった時点で、今年の搬入を諦めることにする。
植菌を終えた原木は、一旦仮置き場に重ねて潅水後に防風ネットを厚く掛け、数カ月置く。
ホダ場に並べるのはその後のこととなる。
(シイタケ)
(ナメコ)
10年以上のブランクがあったので、ネットで調べながらの作業となった。
但し、防風ネットを利用するのは独自の判断。
(双方とも防風ネットで覆った)
マニュアルによると時々潅水が必要とのことだが、そんな時間は確保できないので、
時々雨が降ることを期待する「お天気任せ」とした。
一見すると運搬車よりも軽トラの方が多く積めるように錯覚してしまうが、
運搬車の最大積載量は850kg、一方ダンプも含めて軽トラは350kgしか積めない。
耕作放棄地の伐採木を家まで搬入するのにどちらを使うか迷ったが、移動スピードでは
軽トラには及ばないが
・荷台が低く積み下ろしが楽なこと。
・悪路(山道)に強いこと。
・積載量に倍以上の差があること。
の三点で運搬車を使うことにした。
それでも全部の搬入を終えるためには十往復以上を要するかもしれない。
原発は「危険極まりない」と思っているので、関連する新聞記事やTV報道には関心を
持っているつもりだ。
しかし、今朝の「風知草」を読んで愕然とした。
記載されているような事実を、国民は知っているのだろうか。
「政府や電力会社の不都合な事実は覆い隠されているのではないか」という不安から
全文を紹介することにした。
(シイタケとナメコの植菌、用意した原木は全部使い切った)
毎日新聞「風知草」 2020.3.23 コントロールについて=山田孝男
未知のウイルスも、原発メルトダウンも、制御するのは至難の業である。
6年半前、安倍晋三相は、「アンダーコントロール」(原発事故は制御されている)と訴え、
オリンピック・パラリンピック大会を東京へ導いた。
終わりが見えない事態をコントロールするには、制御できていない現実を直視する必要があろう。
◇
1月31日、有識者による政府の小委員会が、東京電力福島第1原発敷地内の、放射能汚染水の
処理法をめぐる見解を公表した。
放射性物質を除去し、海洋へ放出する――ことを推奨する内容で、沿岸の漁業関係者が反発した。
結局、漁業補償して海に流すのか――という連想が働くが、仮にそう決まるにせよ、1回流して
終わりという問題ではない。
福島第1では、溶けた核燃料に放水して冷やす作業が今も続いている。核燃料に触れた水から、
できるだけ放射性物質を除いた「処理水」が現在、敷地内の約1000基のタンクに110万トン
ある。
しかし、放射性物質のうちトリチウムは除去できない。トリチウムは放射線が微弱だから問題なし
―というのが海洋放出論の前提だが、それでも、流す以上は、法定排出基準に従って濃度を27分
の1まで下げなければならない。
しかも、大量の水を注いで薄め、少しずつ海へ流して数十年かかるという。放出せず、タンク内で
放射線量の低下を待つなら、規制値以下に収まるまで123年かかるそうだ。
トリチウム以外除去したはずの処理水をよく調べたら、全体の8割に他の放射性物質の残留があり、
ストロンチウムは排出基準濃度の2万倍超――という東電の発表もあった(2018年9月28日)。
「再処理する」と説明れたが、そんな経緯も既に忘れ去られている。
事故直後、政府・東電による<大本営発表>を疑った人々が注目したのは小出裕章・京都大原子炉
実験所助教(当時)だった。
原発事故の状況をめぐる発信が明快、的確であり、各地で開かれた講演会はどこも超満員の盛況だった。
15年に退職、信州へ移住し、いま70歳の小出が、近著「フクシマ事故と東京オリンピック」
(径(こみち)書房、昨年12月刊)で、事故炉のコントロールについて、こう言っている。
「燃料デブリ(残骸)を取り出し、30~40年で廃炉という政府・東電の計画は不可能。チェルノブイリ
のように石棺で覆い、それも数十年ごとに造り替え、半永久的に管理せねば」
なぜなら、高線量で人が近づけず、ロボットも放射線が強過ぎて故障し、現状把握さえできないから。
にもかかわらず、「そのうち、なんとかなる」という官民もたれ合いの無責任体制に陥っている――と
小出は見ている。
◇
汚染水を含め、原発事故はコントロールできていない。できたつもりで首相は五輪を誘致した。ベトナムや
ヨルダン、トルコ、英国への企業の原発輸出を支援した。が、輸出はすべて頓挫。五輪はウイルスに追い
詰められている。
汚染水はタンクに閉じ込めてある。廃炉計画は工程表に書いてある。だから制御可能――と錯覚しがちだが、
福島第1は手に負えないのが実情だろう。
コントロールできないものを、できると過信して進めば破局に至る。ウイルスまたしかり。
(敬称略)(特別編集委員)=毎週月曜日に掲載
登山家に「なぜ山に登るのか」と聞いたら「そこに山があるから」と答えたという。
最近、友人に「お前は喧嘩好きだな」と言われたことがある。
しかし、好き好んで喧嘩している訳ではない。
喧嘩はストレスが溜まるし、多大なエネルギーも必要とする。
しかも、周囲からは非難されこそすれ褒められることはない。
それでも「巨悪に闘いを挑むのは何故か」と聞かれたら、「そこに不正があるから」と
答えたい。
暖冬で畑に残っていた赤カブが固くなって来たので、先月末で収獲を打ち切った。
春を迎えて再び葉が茂り始めたので、時間が有れば、収獲して鶏に与えたいと思っている。