穴村久の書評ブログ

漫才哲学師(非国家資格)による小説と哲学書の書評ならびに試小説。新連載「失われし時を求めて」

私小説文庫四冊で五千円

2012-07-07 08:55:33 | 書評

お金のことをいうのは賤しいと母に言われたものですが、、

四谷の西というとおいらには外国なんですが、八王子なんていうと地の果てという感じで。

とにかく、先日東京西郊に旅行したとおぼしめせ。

本屋で、講談社文芸文庫で珍しい本を見た。戦前戦後の私小説作家の文庫四冊、並んでいる。なぜ並んでいるのだろうと不思議の思ったらみんなか行なんですね。嘉村磯多、川崎長太郎、葛西善蔵です。

みんな、か行なんだと変なことに感心したんですが、別に買う気も起きなかった。それが四谷の東に無事帰りついて日課の本屋めぐり(目的は一日一万歩達成)をしていると、か行を思い出すんですね。気になるから見るが相当大きな書店でも置いていない。

そうなると、それだけの他愛のない理由で気になってしょうがない。そこである書店で四冊そろっているのを見つけた時には、気患いを消散させる目的買いやした。文芸文庫は単価がたかい。四冊で5千円ですよ。

目方でいうと(賤しいですね)新潮文庫なら一冊500円、合計二千円てところでしょう。

つづく