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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感 2024/10/10>
ティーショットをラフに入れてしまった選手は、「フェアウェイとラフでは、天国と地獄なんですよ」と、ギャラリーにぼやいた。着弾地点でボールの行方を追うフォアキャディは、「ラフに入るとボールが見つからないんです」と、困り顔。コース脇にいたレフェリーは、「ラフは、池ポチャと一緒だ」と、あきれていた。今年の日本オープンゴルフ選手権を制するためには、美しくも深すぎる東京ゴルフ倶楽部のラフを制することが必要だ。





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<スポーツ雑感+ 2024/10/9>
昨日に続いて、東京五輪汚職疑惑、角川歴彦被告の公判を傍聴した。芳原世幸KDOKAWA元取締役専務執行役員に対する検察側の証人尋問である。東京地裁104号法廷の一般傍聴券85枚に対し、傍聴希望者は30人ほど。無抽選で傍聴できるのはありがたいが、ちょっとさびしい。
芳原元専務は、角川歴彦被告の意向を受けて、KADOKAWAが東京大会のスポンサーに選定されるよう組織委の高橋元理事へ協力依頼(請託)し、違法性を認識しながら見返り金を支払ったとして、贈賄罪で懲役2年、執行猶予4年の有罪判決が確定している。
角川被告の公判の争点は、角川被告に贈賄の認識があったかどうかであり、すなわち芳原元専務が角川被告にどのような報告をしていたのか、がポイントなる。検察は、時系列にそって、都度、芳原元専務が大会スポンサー選定に関する進捗状況をどのように報告をしていたのか、それに対する角川被告の反応はどうだったのか、を尋ねた。
それに対して、芳原元専務は、自身の公判では違法性を認識していたという見返りについて、「お金の流れに違和感を覚えた」と言い、角川被告への報告の中で「お金については簡単に説明しました」と、歯切れ悪く、証言した。この「(お金については)簡単に」という言葉は、約3時間に及んだ証人尋問において、何度か出てきたキーワードだった。つまり、芳原元専務は角川被告に対して、大会スポンサーになるための活動にとってネガティブな、賄賂を認識させる、あるいは賄賂を連想させるような報告、情報提供をしっかりとしていなかったのではないか。証言全体を通して、そんな印象を受けた。
次回公判は、10月11日(金)。芳原元専務に対する弁護側の証人尋問の予定だ。無罪請負人と呼ばれる弘中惇一郎弁護士率いる角川被告の弁護団が、どのように証人にせまるのか。


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