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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<ブラジルW杯雑感2014/7/9>
こんなかたちで64年前の「マラカナンの悲劇」の記憶が払しょくされることになるとは。「ベロオリゾンテの悪夢」。エースと主将を欠くブラジルが1対7でドイツに完敗した。自国開催のW杯の準決勝戦である。ブラジルの敗戦は想定内だったが、試合展開はあるはずのない、あってはならないものだった。日本時間の早朝5時30分ごろに起きたドイツのゴールラッシュを見ながら、サッカーの恐ろしさを感じたのは、ぼくだけだろうか。

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<ブラジルW杯雑感2014/7/7>
7月7日と言えば、ふつうは「七夕」だ。でも、もはやオールド・サッカーファンという表現がふさわしくなりつつあるぼくらにとっては、何と言っても1974年西ドイツW杯の決勝だ。東京12チャンネルが、日本で初めてW杯の決勝戦を衛星生中継してくれた。そのW杯のテレビ中継に奮闘された白石剛達さんが、W杯の最中の6月に亡くなられた。日本サッカー史にとって貴重な出来事の裏話などを聞いておきたかった。ご冥福を祈る。

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<ブラジルW杯雑感2014/7/5-3>
ブラジル中が大騒ぎになっていることだろう。ブラジル対コロンビア戦は、朝早く出かけなければならなかったので、コロンビアのハメス・ロドリゲスがPKを決めて1対2になったところまでしか見ていなかった。まさか、その後、ネイマールが重傷を負い、以後の試合を欠場することになってしまうとは…。前半終了したところで早々にネイマールとユニフォームを交換していたコロンビア選手は、こうなることを予感していたのだろうか。

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<ブラジルW杯雑感2014/7/5-2>
決勝トーナメント1回戦は、優勝を狙う(まだピークにない)チームとグループリーグを勝ち上がった勢いをもったチームによる熱戦、接戦ばかりだった。しかし、8強が争う準々決勝になると、さらにワン・ランク上の成熟した試合内容になる。優勝するチームはその完成形を見せ始める。フランス対ドイツ戦も、そんな戦いだった。堅守のGKノイアーと多彩なゴールゲッターを擁するドイツが、頂点にふさわしい雰囲気を醸し出してきた。

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<ブラジルW杯雑感 2014/7/5>
追加時間のベンゼマ(フランス)のゴールが決まり延長へ、というのが、今大会の流れのはずだった。しかし、ドイツは、そんな傾向を打ち消すかのように、きっちりと1点を守り切った。またも、フランスはドイツの牙城を崩せなかった。1982年スペイン、1986年メキシコと2大会続けて見た、試合後のうなだれたプラティニの姿。あれから28年。最後のシュートを阻まれたベンゼマの苦笑いが、新たな記憶に加わることになった。


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<ブラジルW杯雑感 2014/7/2>
決勝トーナメントの4日間は、とても楽しく、あまりにつらい日々だった。ベスト8を決めるすべての試合が見応え十分だった。結局、各組1位通過国が勝ち上がったが、印象に残ったのは敗者の勇姿ばかりだ。まさに、試合終了まで何が起こるかわからない展開は、深夜1時と早朝5時からのテレビ観戦で、「試合の目途がついたら寝ること」を許してくれなかった。地球の裏側での過去最高に面白いW杯を見るつらさも、また楽しからずや。

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