まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

ソロモンの偽証

2015-02-24 | 映画

宮部みゆきの「ソロモンの偽証」が映画になる。この本が映画になるということは衝撃だ。

この本は友達が入院中に貸してくれた。単行本で3冊。それもすごく分厚く、夜も昼も止められないほどのめり込んだ。

複雑な人間関係と、生徒たちのそれぞれのドラマ。大人たちとの関わりが膨大なページ数に及んだ。どうしてこんなに克明に人間の描写をできるのか、すごいと思った。そして、この本に書かれた問題に向き合うのは結構きついと思った。なので、これを映画にするには無理があるのではないか、端折らなければ描ききれないのではないかと心配したが、やはり1回では無理なので「前篇」と出ていた。

面白い小説を読むと、これが映画になったらどうなるだろうとか、これは大変な作業になるだろうと思うので、製作者や脚本家というのは、すごい才能だと感心する。

わたしなどは、身の回りの小さなイベントごとにも四苦八苦し、よいアイディアも浮かばない。

それにしても、日々のニュースは観るに堪えない報道を、何回も繰り返すので、闘病中の殿には観せたくない。元気な者でも気が滅入る。「ソロモンの偽証」も、少し覚悟して観ないと辛いかもしれない。