まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

手離す物

2015-04-11 | 暮らし

名義を書き換える。処分する。手離す。49日の間に、実印をもらう作業をする。

さて、婆さんは爺さんのすべてを処分し、腕時計まで捨ててあった。があーん。車庫の中はちんまりと爺さんがうずくまっているようで悲しい。93歳の爺さんは持ち物もそんなに多くない。婆さんも3月3日で結婚65周年とか言っていたので、しっかり尽くしたのだと思う。

わたしは残念ながらぐずぐずして、殿の車(インサイト)を眺め名義を替えるか売るか迷っている。携帯電話もまだ使える状態だ。大学の友達から年明けに電話があって互いにケータイの番号を教えあっていたので、お知らせするまではこのままにしておこうかと思ったりもする。かといって、わざわざお知らせもせず。時折、CMのメールが鳴ったりしてびっくりする。

鬼平犯科帳の膨大なDVDコレクション。桂枝雀の落語38巻のDVD。娘たちは「物が多すぎる」という。本も数えられない。背広もどんどん増やしたし、どちらかというと、わたしより物に執着するタイプかも。

ゴルフのバックもそのうち捨てることになる。だれか貰ってくれればよいが、そんなにいいものでもないし。

しかし、宝物はない。いちばんの宝物は小百合だったに違いない。殿はわたしのブログを毎日楽しみにしていたようだが、2月になってからは自分から見なくなった。今ではこのブログを見ることはないので、わたしは言いたい放題だ。

殿の矢を整理した。可哀そうに値打ちのある矢もなく、試合用にとはじめてミズノの矢を買って殆ど使っていない。今度道場へ持って行って皆に使ってもらおう。Y先輩から遺品としていただいた矢も使っていない。少しずつ手離していく。