土砂降りの雨で山行きが中止となった。完全にお出かけ気分は萎えたのに、強行決行するご仁に同行することになった。行けども行けども雨で、ワイパーは最高速の動き。ところが、ドライブ途中に雨が小やみに。
恐れ入りました。何もかも中途半端で諦めの早いわたしに比べ、パワフルで果敢な人は山に対しても果敢である。わたしとヨーコさんは、いつの間にか山に立っていたという感じ。
とはいえ、山登りはできないので、またまた西山の「高山植物園」へ行く。ニッコウキスゲは終わりがけだが、他の花が咲いていた。
雨上がりのニッコウキスゲは、手拭いを持って風呂に入っているような感じ。びしゃびしゃですわ。
木の枝に産み付けられたモリアオガエルの卵。
オイラの出番か。
なんだか億劫だなあ。あまり呼ばないで。のんびりしていたい。
最近、人間不信なんだよね。外へ出るのは嫌だったんだ。そっとしといてほしいんだ。
生まれたときも、卵から出たと思ったら、いきなり水ん中で、心の準備も出来ていないのに泳がされちゃって。勝手に泳がされる身になってみろって。頑張って泳いだし、葉っぱで休ませてもらうわ。
オイラも葉っぱにしがみついて生きていく。このにごり水の中に戻りたくないんよ。地球のいろんな国も、水面下で何か怖いことやってるらしいぞ。にごり水くらいじゃない。汚泥だって。
地域によっては、国の天然記念物になっていますが、北陸の山では結構見かけます。
そして、この季節は雪解け水が溜まった池の上に、白い泡に包まれた卵を見かけることがよくあります。昨年は富山の僧ヶ岳、新潟の雨飾山などで見かけました。
山では15cmほどの大きさのヒキガエルにもよく出会いますが、見たことはありませんか?
おとなしいカエルですが、登山道で見かけると、ぎょっとすることがあります。
昔、友達と山中の奥の我谷へ行った時、道路の真ん中にヒキガエルがいて、友達は大声で叫びました。
カエルも小さ目がよいです。