ごちそうさんを5歳の孫と観てから、保育園へ出かける。主人公のめい子の幼馴染が戦争へ行く場面で孫は「ばぁば。赤紙ってなんや?」と、聞くので「国が戦争へ行ってくださいって言って、お知らせがくるんや。それが赤い紙やから赤紙っていうんや。」と、「ふうん」と、分かったような分からないような感じだった。
ある日、うちでご飯を食べていたら孫がぽつりと言った。「ばぁば。じぃじは、いつ赤紙がくるんや?」
今は、日本は戦争はしていないし、じぃじに赤紙は来ないよ。というと「よかった・・」という。
もし戦争があったら、じぃじの前に、おとうさんに赤紙がくるよ。と、思ったが言わなかった。この子たちのおとうさんも、孫たちも戦争へ行くような世の中にはならないと信じながらも、この頃のニュースが気になる。
特定秘密保護法や、航空自衛隊の基本ドクトリン「専守防衛」から「積極的平和主義」に転換したことなど、不安なことだ。
石垣りんの詩が新聞に載っていた。「戦争の記憶が遠ざかるとき、戦争がまた わたしたちに近づく そうでなければ良い」本当に、そうでなければ良いと思う。本当の赤紙はごめんだ。
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