まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

夏休みの100冊

2015-08-02 | 読書

新潮文庫の100冊の中、これだけは買っておかなくてはならないと思った。全国の山男、山ガールが崇拝する「日本百名山」だ。加賀市の誇りである「深田久弥」である。

風格をそなえた名峰。全てのことがらに品格は必要だ。貧しく育ったわたしは、生まれながらに品格が備わっている人に憧れる。

さて、新潮文庫だけでなく、角川文庫も100冊並べて「カドフェス」というコーナーがある。夏休みには必ず出てくる「人間失格」「こころ」「坊ちゃん」などは、新潮文庫プレミアムカバーに対抗し「スペシャルカバー」と銘打って並んでいる。

何故だか「人間失格」(太宰治)と、「春琴抄」(谷崎潤一郎)が、残りわずかとなっていた。若いころに読んだ本を、今読み返すとどうだろう。感性が研ぎ澄まされていたころの気持ちとは違い、もう少し深く感じることが出来るか、あるいは、不感症状態になるのか。怖いので読み返さないことにした。というとかっこいいが、読み返す力が無くなっている。忙しさに逃げている。また、読むスピードと集中力が落ちている。新しく出た本を読みたいとも思う。

ちなみに、新潮文庫TOP20は、「こころ」「人間失格」「老人と海」「坊ちゃん」「異邦人」「友情」「雪国」「破戒」「斜陽」「悲しみよこんにちは」「金閣寺」「潮騒」「塩狩峠」「伊豆の踊子」「変身」「車輪の下」「点と線」「黒い雨」「三四郎」「あすなろ物語」

さて、半分読んだかどうか?この際、クリアしてみたい気もする。夏休みの学生ではないが。


夏のお菓子

2015-08-01 | 料理

墓が出来て、今日は納骨をした。住職に初盆のお参りと納骨のお参りをしていただく。

お供えのお菓子は「なつきらり」(山海堂)である。

友達が「ガイヤの夜明け」の放送のDVDを持ってきてくれた。そこには、同窓生のお菓子屋「山海堂」のK君の菓子が紹介されていたので、娘や妹に今日の納骨に来てくれたお礼に一箱ずつ持ち帰って貰うことにした。朝、山中まで出かけて、香典を頂いたお礼を述べながら、近況も報告した。また、放映された内容の頑張りを称えた。同級生は良いものだとおもう。「また、なにかあったら呼んでねーー。」と、言いながら帰った。

夏にふさわしく、また炎天下にめげない可愛い干菓子である。K君ががひとつずつ手作りしている。

手がかかっている分、楽しませてくれる。最中の中は夏。すいかも入っている。

納骨が終わり、暑くてぐったりしているところへ「ついたち菓子」と、言ってTちゃんがお菓子を持ってきてくれた。お供えをして、手を合わせ、殿には悪いがすぐに冷蔵庫へ入れて冷やして食べた。絶品だ。葛きりの中にスイカが入っている。絶妙な甘さと、葛きりの触感が上品な小百合の口に合う。本物の果物を使った菓子は美味しい。香料だけで出来た菓子とは比べ物にならない。

明日はメロンを食べよう。実は好きなものは後で食べるタイプなのでとっておいた。スイカが絶妙だったので、メロンは超がつくかもしれない。食欲は生きる力。お菓子はひとときの幸せ。

先日いただいた梅に金箔の菓子も、夏にふさわしいほんのり酸味もあり大人の味だ。これは雅子妃殿下の口に合う味である。

お菓子屋の友達と、お菓子屋に勤めている友達を持っている私は幸せ者だ。くうーーーー、旨っつ。

同意を得られないかもしれないが、ビールにも合うのである。