タイトルは英語とヒンディー語の単語のミックスで、
「愛、今と昔」。2009年の公開で、
2020年に同名の映画が公開されたが、
主人公は2009年度版で主演したサイフ・アリ・カーンの娘。
今(2009年)と昔(1965年)の恋愛の違いを語りながら、
物語は進行して行く。
サイフ・アリ・カーンの出演する映画は、
2001年「ディル・チャハター・ヘー」アーミル・カーン主演、
2003年「カル・ホ・ナ・ホー」シャールク・カーン主演、
くらいしか観た事がなかったので新鮮だった。
相手役がディーピカ・パドゥコーンだったので、
合うのだろうか?と思っていたが、
設定がお互い軽やかなキャラクターだった事もあり、
まったく違和感がなかった。
先日、亡くなったリシ・カプールも出演している。
ご冥福をお祈りいたします。
<ストーリー>
2009年、ロンドンに住む建築家のジャイ(サイフ・アリー・カーン)と
壁画修復を学ぶミーラ(ディーピカ・パドゥコーン)は
出会ったその日に一夜を共にし、付き合い始める。
しかしお互いに結婚する気はなく、ミーラがインドで仕事が決まると、
あっさりと別れる事に同意し、なんとお別れパーティーを開く。
ヴィール・シン(リシ・カプール)は、
そんな現代の若者の恋愛観が理解できない。そして、
ジャイに自分が若かった頃の恋物語を語り始める。
時は1965年・・・・デリーに住むヴィール・シン
(サイフの2役)は街で見かけたハーリーン
(ジセリ・モンテヤロー)に一目ぼれし結婚しようと決心する。
しかしナンパするわけでもなく、
偶然を装って自転車で横を走ったり、
行きつけの甘味屋に行ってみたりする程度だった。
ところがハーリーン家族はカルカッタに引っ越してしまう。
ハーリーンを忘れられないヴィール・シンはカルカッタに行き、
ハーリーンの家を探し出し彼女が好きだったお菓子を手渡す。
ハーリーンはヴィール・シンがよく飲んでいた、
ブラック・ティーを差し出した。
昔は純情だった。一目ぼれして結婚を決意って凄い。
限られた行動だけでも心が通じ合ったのも凄い。
その後、ハーリーンの結婚が決まった事を知り、
ヴィール・シンは家に行くが家族の怒りを買ってしまう。
殴られ蹴られてもヴィール・シンは
二人が愛し合っている事を訴え家族を説得する。
ロンドンに残ったジャイは新しいGFができ、
ミーラもデリーの職場の上司と付き合う事になり、
別れた後もお互いに状況を報告し合っていた。
ジャイはGFと一緒にインドにやって来たが、
ミーラに逢っていた事がバレていたのか、
ロンドンに帰った際に別れを切り出された。
そして時は過ぎミーラはBFからプロポーズされ、
ジャイに相談したが祝福されただけだった。
結婚したミーラはジャイの事が忘れられず家を飛び出し、
ジャイに電話をかけたが・・・・
ちょうどサンフランシスコに就職が決まった所だった。
ジャイは夢が叶いサンフランシスコに移住した。
最初は楽しかったのだが、だんだんと上手くいかなくなり、
ある夜、強盗に遭った事でロンドンに戻る事にした。
ロンドンに戻ったジャイはミーラに逢いたくなり、
デリーに行くが結婚したはずのミーラは家にいなかった。
仕事場だと直感したジャイはプラナー・キーラーへ向かう。
プラナー・キーラーで再会した二人は、
お互いを必要としている事を確信する。