カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ピヤール・イシュク・オール・モハバット~

2020年05月28日 20時58分59秒 | 映画 / MOVIE

タイトルはヒンディー語では「愛、愛そして愛」なんだけど、
英語のタイトルでは「愛、愛とロマンス」だった。
テンコ盛りの愛~って事だわね。

2001年公開、アルジュン・ランパールのデビュー作である。
彼の事をモデル上がりで外見はいいけど演技がイマイチ・・・
と言っていた人がいたけど、私はそうは思っていなかった。
贔屓目でなくてね。こうしてデビュー作にさかのぼって、
観てみても悪くないと思うのだが。贔屓目かしら、笑。

インド映画は恋愛物が圧倒的に多いと思うのだが、
他のジャンルが少ないのは興行的に高収益にならないからであろう。
ビジネスなので仕方のない所である、

そしてインド映画では誰が誰を好きか?は非常に解りやすい。
美女、美男が出て来てポーーっとなる一目惚れが多く、
そしていとも簡単に「愛している」と口にする。
インド人と言うのはこんなに、
「愛している」と言う回数が多い人種なのだろうか?
映画だからか・・・。

  <ストーリー> 

億万長者のヤシュ(スニル・シェッティ)は、
15年前に父が創設した大学の奨学生に選ばれた、
医学生のイーシャ(キールティ・レディ)に一目ぼれ。
ヤシュの母親は結婚を申し込みにイーシャの両親に会いに行った。
それを聞いたイーシャはヤシュに会いに行き、
結婚したいために奨学生に選んだのか?と問う。

ヤシュは愛していると言い、いつまでも待っていると伝えるが、
イーシャは自分たちは考え方も目標も違い過ぎると拒絶する。

ヤシュは望まぬ結婚を強いられた女性の婚約パーティで、
寸劇を演じ、まんまと破談にする事に成功した、
ゴーラヴ(アルジュン・ランパール)を見て、
自分の結婚のためにイーシャに一芝居打ってほしいと依頼する。
報酬は6ヶ月で1億円・・・・。
ゴーラブは孤児で養父の所で暮らしており、
ケチな役者をやって食いつないでいたので引き受ける。

イシャは2年間勉強するためにスコットランドへ旅立った。
空港ではイーシャの父親の友人である王族バラドワージ卿の息子の
タージ(アフターブ・シヴダサニ)が出迎えていた。

 タージがフェラーリで迎えに来ていたのには笑った。
 あれは荷物が乗らない。そして毎回乗ってる車が違う!
 しかも王族なのでやっぱり城に住んでる!

大学ではいろいろな国の学生が学んでいたが、
教授の娘ルビーがインド人グループを仕切っており、
バラドワージ卿とタージとも強いコネがあった。

ゴーラヴもまぎれて潜入しておりイーシャの前に現れるが、
イーシャは一目で気に入った様子・・・。

 まぁこんなハンサムボーイがいたらそりゃ気になるわな・・・。

ゴーラブは芸能プロダクションのマヤに好かれており、
マヤはスコットランドまでやって来て仕事のオファーを出すが、
ゴーラブはスイスなら引き受けると言う。

インド人グループもスイスへ行く予定になっており、
ゴーラブはタージのチケットをすり替え、イーシャ達と一緒にスイスへ。
タージは仕方なくマヤ達と一緒にスイスへ向かった。

ルビーはイーシャがゴーラブに気がある事に気づいており、
二人で行動するように言い、自分は他のメンバーと別行動。
撮影に困ったマヤはタージに代役を頼み、撮影は成功した。

ゴーラブはイーシャと一緒の写真を撮らせヤシュに送る。
完全にゴーラブの虜となったイーシャ。
しかしゴーラブはタージにマヤをGFだと紹介し、
タージがイーシャにそれを告げるように仕向ける。

実はタージもイーシャを好きになっており両親には告げていた。
しかしイーシャには恋愛の対象ではなく一番の親友だった。
タージはイーシャをマヤのホテルへ連れて行き、
ゴーラブとマヤが一緒のベッドに寝ているのを目撃させた。

失望したイーシャ・・・しかし朗報が届く。
インドで最も優秀な心臓専門の病院からのオファーだった。
話を聞きに行ったイーシャの前に現れたのは、
病院のオーナーのヤシュだった。その夜、二人はディナーに
行ったレストランで偶然ゴーラヴとマヤに会った。
イーシャは見せつけるようにヤシュを誘いダンスする。

ゴーラブはヤシュの満足を得た事で1億円を手に入れた。
小切手の現金を受け取るために銀行口座を開設しに行ったが、
タージの銀行だった。タージが尋ねた。
「ヤシュの会社に何を売って大金を得たのか?」と。
ゴーラヴは・・・・「魂。」と答えた。

あまりの大金にタージは父親に相談した。
そして真相を確かめるべくヤシュをディナーに招待した。
そこでヤシュはイーシャに結婚を申し込んでいる事を話した。
バラドワージ卿はイーシャにヤシュがゴーラブを雇い、
大金を支払った事を告げた。

ゴーラブはイーシャを本当に愛していた事に気づき、
ヤシュにお金を返すために会いに来た。
イーシャはヤシュが心をお金で買おうとしたとなじる。

ちょうどそこへバラドワージ卿に呼ばれて
インドからイーシャの両親が到着していた。
全てが嫌になり勉強を辞めてインドへ帰りたいと言うイーシャに、
父親はタージと結婚する事が両方の両親の希望であると告げた。

ゴーラブはマヤに謝罪した。
マヤはイーシャの元へ行きイーシャが目撃したのは、
ヤシュに頼まれたための演技であり、
ゴーラブはイーシャだけを愛していると話した。

タージとイーシャの婚約式が行われる日、
ゴーラブはイーシャの元へ行き自分の事は忘れて
タージと幸せになるようにと告げる。
そこへバラドワージ卿が現れ身分の低い者は、
家に入る事はまかりならぬと銃を持ち出した。

ヤシュが止めに入り、自分が悪いと許しを請うた。
バラドワージ卿はイーシャに誰を愛しているのか聞いたが、
イーシャは答えらえなかった。それが答えであった。

 短期間に3人から求愛されるってモテモテだなぁ。
 イーシャ、人生で最高のモテ期到来って感じ。

 イーシャの両親は富豪のヤシュに結婚を申し込まれ、
 いい話だと受け入れた。そしてバラドワージ卿からの
 タージとの結婚話もいい話だと受け入れた。このように、
 イーシャの気持ちよりお金である。まぁ最終的には、
 ゴーラブを愛している事を受け入れたのだが。

 マヤにしてもタージにしても自分の愛する人に
 相思相愛の人がいた場合、相手の愛が成就するように、
 協力するって偉いな。奪おうとか、意に沿わない相手を、
 自分の思い通りにしようとか、しないのは本当に愛してるんだな。 

 バラドワージ卿はゴーラブが屋敷に入る事を拒んだ。
 階級が違うと言う理由で・・・・。まぁ普通の庶民であっても、
 城や住居に入るのには許可がいるだろうけど、
 階級が違うって、実際にはまだある・・・。

コメント
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