ランビール・カプールとディーピカ・パドゥコーン、
ゴールデン・コンビによる恋愛映画である。
タイトルはヒンディー語で「劇、見世物」と言う意味。
最初のコルシカ島シーンかと思いきや・・・・
それだけでは終わらなかった。
<ストーリー>
寸劇が行われている舞台のシーンから始まる。
最初の舞台はシムラー。
少年時代のヴェド(ランビール・カプール)の楽しみは、
お金を払って老人にラームリーラの話を聞かせてもらう事だった。
いきなり舞台は変わって現代、フランス領のコルシカ島。
パスポートもお金も失くしてしまい困っているタラ
(ディーピカ・パドゥコーン)を見かけたヴェドが声をかけ助ける。
そしてタラが帰国できるようになるまで、
一緒に行動する事にする。ただし、お互いの個人情報は教えない。
お互いが映画の主人公ドンとモナになって旅を楽しむ。
「全て嘘を言う。嘘以外言わない。
コルシカ島で起きた事はコルシカ島に置いていく。」
ところが最終日になりタラは名前も知らない、
ドン=ヴェドに恋をしている事に気がつく。
旅行が終わってタラはコルカタに戻り、
父親から茶園を引き継ぐことになる。
4年後、タラは仕事でデリーに行きヴェドに会いたいがために、
ヴェドが借りた本に押してあったスタンプの店へ行き再会する。
ヴェドは通信会社のエンジニアになっていた。
そして今度はお互いの素性を明かし、付き合い始めるが、
タラはヴェドが以前とは違うと感じていた。
タラはコルシカ島での明るく軽やかなキャラクターの
ヴェドが好きだったため、プロポーズを断る。
恐らくこの出来事が引き金となり、
ヴェドは子供の頃から悩んでいた人格的な障害が出始める。
今の自分が本当の自分なのか?
それともコルシカ島での芝居がかった自分が本当の自分なのか?
そして仕事中でも発作を抑える事ができなくなり、
会社を辞めてシムラーへ戻る。
ヴェドは子供の頃に話を聞かせてくれていた老人を探し出し、
自分に関する話をして欲しいと頼む。老人の話を聞き、
演じている時の自分が本当の自分である事が解り、
家族に語り始める。
デリーに戻ったヴェドは仕事で日本に行っているタラを追いかけ、
コルシカ島でのキャラクターに戻り突然タラの前に現れる。
寸劇が行われている舞台・・・・。
役を演じ終わったヴェドとタラがキスを交わす。
最後の最後で日本ロケのシーンがあるが、
日本で行う必要性があったのか?と思った。
ちなみに新宿の東京モード学園と、
有楽町の国際フォーラムである。
最初と最後に寸劇のシーンがあるが、
始まりの所は意味が不明であったが、
最後はそうかと解った。
この二人の恋愛映画となると何かエッセンスが必要だし、
普通のドラマではつまらないだろう。
今回は二人で役を演じる事、そしてランビールは、
普通ではない人格の青年を演じる事だった。
後半のディーピカは物足りないかなぁ。
ランビール中心の映画だな。
デリーのロケ地はハウス・カーズ・ヴィレッジと、
コンノートプレイス。この映画の後、コンノートプレイスには、
同名の店が出来ている。入った事はないけれど。