カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~パンガー~

2020年10月16日 22時13分59秒 | 映画 / MOVIE

2020年1月公開の作品、タイトルは「めちゃくちゃ」。
久しぶりに新作である。

インド発祥の謎のスポーツ「カバディ」。
鬼ごっこみたいな・・・陣地争いみたいな・・・
何だか解らない(笑)ルールを知るためにも観てみたい。

過去にクリケットはルールが解らないから面白くないのかな?
と思い、自分でやってみたりしたのだが・・・
これがルールを知れば知るほど面白くなくなって行ったのだった。
カバディはどうだろう・・・・。

劇中では国鉄で仕事をしながらカバディの練習をすると言う、
日本でいう実業団チームのような感じであった。
そこから有力選手を選抜してナショナルチームを作るのだ。
日本のアマチュアも同じである。

  <ストーリー> 

マディアプラデシュ州の州都ボパール。
鉄道駅の窓口で働くジャヤ(カンガナ・ラナウート)は、
夫プラシャント(ジャシー・ギル)と小学生の息子アディティア
(ヤギャ・バシン)と暮らしている。

ジャヤは寝ている間にプラシャントの身体を蹴っている。
2010年にカバティのナショナルチームのキャプテンだった彼女は、
就寝中に無意識に身体が動いてしまうのだった。

ある日、チームメイトだったミーヌ(リチャ・チャッダ)が、
ボーパルのカバディの女子チームのコーチとしてやってくる。

ジャヤとプラシャントは同じ国鉄で働いており、
職場結婚だった。ジャヤは結婚後もカバディを続けていたが、
妊娠したために引退、出産後に復帰するつもりでいたが、
アディティアは身体が弱く一緒にいる事が必要だったため、
叶わなかったのだった。それを知ったアディティアは、
ジャヤをカムバックさせようと父親に掛け合い、
プラシャントもジャヤに勧める。

そして二人の協力により復帰のためにトレーニングをする。
最初は乗り気でなかったジャヤも身体が動くようになると、
本気でカムバックする気持ちになる。

ジャヤはミーヌと共にテストを受けるためにムンバイに行き、
経験を買われて採用されるが、チームがコルカタだったため、
家族と離れて行く事は出来ないと断ってしまう。
しかしプラシャントとアディティアにコルカタ行きを
強く勧められジャヤは単身コルカタへ向かう。

ジャヤを送り出したもののプラシャントとアディティアは、
男2人ではいかんせん女性の役回りは難しく、
ジャヤの母親や隣のおばさんの助けをかりて何とかやっていく。

ジャヤはホステルで同室のニーシャ(メグナ・ブルマン)たちと
練習に明け暮れ充実した毎日を過ごしていく。そして・・・
試合に勝った後、過去の実績を知るレポーターからインタビューを受け、
TVに出た事で家族も知人関係者も一様に安堵する。

そしてナショナルチーム・メンバーを選抜する大会で、
過去の実績とブランクを経てのカンバックが認められ、
監督推薦で最後の一人に選ばれる。

ところが現チームのキャプテンのスミタはジャヤに対して、
敵対心をむき出しにする。

 基本的にナショナルチームのキャプテンになるほど人物は、
 そじょそこらの人とは違い人間的にも優れた人物である。
 ・・・なのだが・・・・

初戦からジャヤの出番は全くなく、家族や知人たちは落胆する。
そして最終イラン戦。ジャヤは経験を買われてスターティング・
メンバーに名を連ねる。後半、同点で最終のプレイヤーはジャヤ。
残り8秒・・・脚をつかまれたジャヤは必至でラインに手を伸ばす。
指先がラインに触れた瞬間、試合終了のホイッスルが鳴る。

みんなの努力が、協力が、辛抱が、犠牲が・・・・
全てが報われた瞬間であった。

 とにかくスポーツ物に弱い私である。
 自分がスポーツに明け暮れた子供時代があるから、
 ストイックに打ち込む姿には拍手を贈りたくなる。

 肝心のルールだが、よく解らなかった。
 攻撃でも守備でも得点が入るようだ・・・。

 バングラデシュは解るとして、タイ、韓国、イランでも
 やってるし、国際大会のレベルなんだね・・・。

 カバディのナショナルチームのキャプテンであったとしても、
 結婚後の生活はごく一般的であった。子供が一人で夫婦共働き。
 職場でも特に優遇されているわけでもない。これが現実であろう。

 ジャヤとミーヌがムンバイに行った時にタクシー運転手に、
 アミターブ・バッチャンはどこに住んでいるのか?と聞くシーン、
 私もチェンナイでラジニ様の家に行って、と言うので笑えた。

 以前カンガナ・ラナーウトの事を役柄に応じて存在を見事に変える、
 カメレオンのような女優と思ったのだが、ここでも普通の主婦と
 スポーツのトップ選手と言う役柄を演じ分けていた。

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【インド映画】 ~2ステーツ~

2020年10月15日 22時18分59秒 | 映画 / MOVIE

2014年の作品、タイトルは「2つの州」。
主人公であるクリッシュが北のパンジャーブ州出身で、
アナーニャが南のタミルナドゥ州出身という設定。
インドでは結婚を始めいろんな事を出身地で決める事が多く
特に北インドと南インドでは習慣も言葉も違い過ぎるため、
お互いに(特に北インド人は)受け入れない事がある。

チェッタン・バガットのベストセラーの映画化で、
日本に住む昔の学友から絶対に面白いからと、
原作本の購入を依頼された事があった。
ちょっと期待しちゃうなぁ。

チェッタンはデリー出身で、奥さんはタミルナドゥ州出身、
IIT~IIMなどの経歴から見ても実話と言えるだろう。
また「3イデオッツ」や「カイ・ポー・チェ」などにも、
彼の作品からエピソードが採用されている。

  <ストーリー> 

パンジャーブ州出身のクリシュ(アルジュン・カプール)は、
名門IIT(インド工科大)を卒業後、グジャラート州の
主要都市アーメダバードのIIMでMBAを学んでいるが、
実は小説家を志している。

クリシュがカウンセラーに自分や周囲の人々の事を、
話していく形式で進んで行く。

クリシュはある日、学食でスタッフと言い争いをしている
タミルナドゥ州出身のアナーニャ(アーリヤ・バット)と出会う。

 南インド人にしては色が白すぎるけど・・・。

クリシュはアナーニャに勉強を教える事を買って出るが、
そうこうしているうちにクリシュに特別な感情が芽生え、
教える事が出来なくなってしまう。そして二人は
付き合い始めるが、勉強どころではなくなってしまう・・・。

アツアツのまま22ヶ月が過ぎて行き就職シーズンになる。
クリシュは銀行から内定をもらう。
そしてのアナーニャに結婚を申し込みOKをもらう。

卒業式の日、クリシュの父親はアル中で以前より
クリシュとは上手く行っていないため来なかった。
クリシュとアナーニャはお互いの家族を紹介するが、
パンジャーブ人とタミル人である事で、
お互い歩み寄る事はなくいがみ合い、席を別にする。

 会話はヒンディー語であったが、普通に考えればタミル人は、
 ほとんどヒンディー語は話せないはずである。そして、
 よほど進んだ考え方で理解のある家族同士でない限りは、
 結婚はどう考えても100%無理である。

就職前にデリーの自宅に戻ったクリシュだが、
タミル人と結婚を望むだけでなく、相当な学歴にも関わらず、
小説家になりたいと言う事は受け入れられるはずはなかった。

クリシュはアナーニャのいるチェンナイの支店へ就職する。
そして家を訪ねるが全く文化の異なる家屋や習慣に驚く。
アナーニャに頼まれて弟に勉強を教えに行くようになり、
父親から感謝されるが、結婚はダメだと言われる。

クリシュは更に努力し結婚の許しを得る事に成功し、
自分の家族を説得すべくアナーニャを連れてデリーに戻るが、
当然の如く歓迎されなかった。

クリシュの従姉妹の結婚式の当日、相手方が持参金を
吊り上げてきたのをアナーニャが上手く収めたことで、
株があがり結婚が許される。

両家はムンバイで会い話し合うがクリシュの母親は、
基本的にタミル人との結婚を良く思っていないため、
失礼な態度を取る。アナーニャも怒ってしまい、
距離を置きたいと言い出し、電話にも出なくなった。
二人はデリーとチェンナイに分かれて暮らす。

クリシュは仕事に打ち込む傍ら、二人の事を書き始める。
ある日、アナーニャからの電話でクリシュは父親が、
チェンナイに行き妻の所業を詫びた事を知る。
そして二人は晴れて結婚する事になり、クリシュ家族は、
父親を除き列車でチェンナイに向かう。

結婚式が始まった時、クリシュの父親が駆けつけ、
クリシュと和解し、妻にも長年にわたり酷い仕打ちを
していた事を詫びる。結婚後、二人には双子が生まれる。

 これは国際結婚についても言える事だと思うが、
 文化や習慣(言葉、食事も)が全く違うので、
 上手く行くはずがない、とインド人が言うのも良く解った。
 当人2人だけであれば別だが、家族がいると難しい。

 北インド人が南インド人を見下しているような所が、
 随所にみられたがこれは事実に近い。

 クリシュはIITを卒業しただけでも秀才だと思うが、
 IT系に進まずMBAを取るが小説家になると言う、
 かなりの変わり種である。IIT卒と言うだけでも、
 インド国内銀行でなく外資系企業からも高給待遇で、
 引く手あまたであるはず。 

 クリシュはアナーニャの家族に対して長い間耐え忍んで、
 凄く努力したと思うけれど、アナーニャはこらえ性がないし、
 媚びる必要はないけど、文化の勉強が足らない気がした。
 気に入られない事は初めから解っている事じゃないかな。

 家族の祝福のない結婚はあり得ない。と言う考え方だが、
 そこがインドでは難しいところで、反対を押し切り結婚しても、
 それが名誉殺人につながっては困る。

 これは映画だから別世界の事、と言うのではなく、
 現実であるとインド人は直視してもらいたい。
 結婚は当人の意思のみに従って・・・なんて事は、
 この国には無理なのかなぁ・・・。

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【インド映画】 ~3イデオッツ~を、もう一度。その③。

2020年10月14日 21時51分59秒 | 映画 / MOVIE

デリーからヒマーチャル・プラデシュ州の州都シムラーへ、
そしてジャンム・カシミール州のラダックへ・・・・。
ここでは数か所の撮影スポットを訪ねているので、
情景は鮮明に目に浮かんできた。

ランチョーがいる学校、最後のシーンのパンゴンツォ(湖)の
そしてロケ隊が宿泊したホテルの写真も公開する。

 

  <ストーリー> 

再び学生時代の回顧。

ある夜、泥酔した3人はお互いの夢に向かう勇気を出す事にする。
ランチョーはピアに告白しようと学長の家に忍び込むが
ラジューが顔を見られてしまう。既に落ちこぼれていたが、
学校を追放される事を悲観し自殺を図る。

ラジューは重体だったがランチョーやファラン達の
必死の看病で回復して行く。そして就職面接に向かい、
恐れを捨てて正直に自分をさらけ出した事で採用される。

ファランが憧れの写真家へ書いて出せなかった手紙は、
ランチョーが内緒で投函し、弟子入りを許可される。
父親に正直な気持ちを伝え写真家になる事を許される。

しかし学長がラジューを落第させるために、
試験を難しくしようとした事をピアから聞いた、
ファランとランチョーは試験問題を盗むが、
ラジューは不正を拒否する。学長は激怒するが、
学長にピアが過度のプレッシャーをかけられて、
重荷となった兄が自殺してしまった話を持ち出す。

その夜、学長の家にいた長女が産気づいてしまう。
大嵐で停電になってしまうがランチョーは
ピアから電話で指示を受け、全ての学生に指示を出し、
クリーナーを改造した機械で無事に赤ちゃんを取り上げる。

学長は功績を認め追放処分を取り消す。



現代:ランチョーに会いに行く為にピアを誘う事になったが、
ピアは自身の結婚式のためにマナリー行っていると言う。
3人はマナリーへ行き結婚式場からピアを連れ去る。

4人はラダックの学校に到着する。
そこでは子供達がランチョーのアイディアによる
様々な機械を使っていた。

チャトゥルが校舎に向かって放尿すると・・・

 

子供が割れた電球を降ろし感電させる。
それを見た3人はランチョーが間違いなくいると確信する。
ランチョーはパンゴンツォでリモコン飛行機を飛ばしていた。
そこへピアがスクーターで登場する。

 

3人はランチョーが黙っていなくなった事を怒っていた。
手荒く再会を喜んでいる所へチャトゥルが登場し、
自分の自慢話を始める。ランチョーの本名が
ワングドゥである事を知り全員が驚く。

 

 どこまでも青い空、空と地面が限りなく近い場所。
 標高4000メートル超なので空気が薄い・・・。

 この映画を最初に観た時に疑問に思った事があった。
 それはピアがランチョーと出会った時には既に婚約していた、
 にも関わらず10年以上も結婚していなかった事だ。

 インドでは結婚式ありきなので、婚約したとしても、
 数カ月後には必ず結婚する。1年以上そのままと言うのは、
 普通に考えてあり得ない。ランチョー達の入学時には、
 ピアは既に医者であったので20代半ばであろう。
 年上かどうかはおいといても、40歳近くなっている。

 まぁ映画だからいいか。名作だし。

 人生において、勇気を出して行動するかどうかで、
 成功するかどうかは大きく変わる。
 行動なくして成功なし。行動すれば道は開ける。
 オール・イズ・ウェル。全ては上手く行く。
 そう信じて前進あるのみ、である。

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【インド映画】 ~3イデオッツ~を、もう一度。その②。

2020年10月13日 22時16分59秒 | 映画 / MOVIE

在学中の出来事、思い出の回想が続き、
そして卒業・・・・。その後はそれぞれの道を進み、
卒業から10年後、舞台はデリーから
ヒマーチャル・プラデシュ州の州都シムラーへ。
もちろん私はシムラーにも行っているので、
ここの風景もまた記憶に残っている。

  <ストーリー> 

コンノート・プレイスで買い物中のピアはランチョーを見つけ、
店を飛び出す。ランチョーはピアの婚約者がお金第一の男だと
言う事をピアに知らしめる。そこへラジューの父親が危篤との
電話が入りピアのバイクで駆けつけ病院へ運ぶ。

遅れて病院に駆け付けたラジューはランチョーに感謝し、
この一件からピアはランチョーに惹かれて行く。

大学で卒業試験の結果が発表されファランは最下位、
ラジューは下から2番目の散々たる成績だった。
頭を抱える二人の横でチャトゥルが荒れていた。
彼は2番だった・・・トップがランチョーだと知り、
ファランとラジューは驚きひどくショックを受ける。
卒業式の記念撮影の後ランチョーは姿を消してしまう。

10年後。チャトゥルがシムラーに来た目的だが、
憧れの科学者ワングドゥに会いたかったのだった。
ワングドゥの発明したシステムを使用するために、
彼の会社の秘書が契約しに来たのだが、
その時の写真に偶然ランチョーが映っていたのだった。

チャトゥルの運転する車はシムラーに到着する。
名前を手掛かりにランチョーの家を聞き込むと、
町で一番大きい屋敷だった。ランチョーに会えると
3人が急いで行くと、そこでは葬式が行われていた。

ランチョーに声をかけると・・・全くの別人だった。
家には卒業写真が飾ってあったがランチョーの場所には、
さきほどの家人の写真が合成してあった。経緯を聞くと・・・・

その家にはチョーテーと呼ばれる使用人の子供がいた。
本物のランチョーの身代わりになり学校に行っていたが、
とても優秀であった。ある日、先生に見つかり、
屋敷に連れて来られたところ、主人がこう言った。
自分は財を成し世間では旦那様と呼ばれているが、
学がない。息子も同じだ。屋敷に飾る学業の証明書が、
必要だ、勉強にかかる費用は出す・・・と。

ランチョーはランチョーではなかった・・・。

ランチョーの居場所を聞いた3人はラダックへ向かう。
教わった住所が学校であったためチャトゥルは、
自分はアメリカ大企業の副社長になり、ランチョーは教師である。
試験では負けたが立場が逆転したとほくそ笑む。

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【インド映画】 ~3イデオッツ~を、もう一度。その①。

2020年10月12日 22時18分59秒 | 映画 / MOVIE

2009年の作品、タイトルは「3人のバカ」。
日本でも上映されていて邦題は「きっとうまくいく」である。

ヒンディー語のオリジナル版も日本語字幕版も観ているが、
少しヒンディー語が理解できるようになって、
改めて観ると新しい何かが見えるかもしれない。

実は11月から始まる東京外語大のオンライン講座、
ヒンディー語の上級コースを受講する事にした。
友人が受講すると言うのでその存在を知ったのだが、
私的には(自分のレベルは知っているので)中級コースを
受けようと思っていた。そこへ友人の一声があり、
実力より上を望まなければ上達なし!と思ったので、
上級コースを受講する事にした。内容は・・・

この「3イデオッツ」のヒアリングと別の読解である。
と言うわけで、受講までに(少なくとも)もう一度、
観ておくことにしたわけである。
セリフに耳を傾け理解できるかどうか? 確認したい。

レビューはその都度書いているが、
新しい(初めての気持ちで)書いてみる。

この映画では何と言っても「全ては上手く行く」と言う
フレーズが全てである。これは元気づけられる。

じっくり観たためレヴューが長くなってしまった。
またロケ地にも行っているので、その辺も加味して、
3回に分けて記載する。

  <ストーリー> 

2009年9月5日。
飛行機に乗っているファラン(マダーヴァン)に電話が入る。
彼は心臓発作を装い離陸途中の飛行機を引き返させる。
そしてデリー市内に住むラジュー(シャルマン・ジョシ)の
家を訪ねピックアップして母校ICE(帝国工科大)へ向かう。

思い出の場所にはチャトゥル(オーミ・ヴァイディヤ)が待っていた。
卒業から10年後・・この場所で会い一番成功しているのは誰か?
を語ろうと言う約束のために召集したのだった。

3人は車でランチョー(アーミル・カーン)が住むと言う、
ヒマーチャル・プラデシュ州の州都シムラーへ向かう。

以降は10年前(1999年)の回顧・・・・。

ファランは大学の寮で同室のラジューとランチョーに会う。
遅れて来たランチョーは新入生歓迎のイベントで、
機転を利かせ上級生を懲らしめる。

ファランは写真家になりたかったが父親の意向に従い、
ラジューは貧困から抜け出すためにIT大学に進んでいた。

ランチョーは独自性を打ち出した事で学長(ボーマン・イラーニ)に、
危険分子として目をつけられ、ラジューとは一線を置かれる。

3人はラジューの家に行った帰りに空腹を満たす為、
通りがかりの結婚式に紛れ込むが、学長の長女の結婚式だった。
そこで次女のピア(カリーナ・カプール)と知り合う。

ランチョーはヒンディー語が解らないチャトゥルのスピーチ原稿を
書き替えた事でチャトゥルの怒りを買ってしまう。
チャトゥルは10年後の今日、ここで再会し、
誰が一番成功しているか競おう!と勝手に提案する。
それが冒頭のシーンにつながる。

 ここまでで大体1時間ちょい。本編の3分の1である。
 インド映画は今でこそ2時間程度になったが、
 昔は3時間を超えるのが普通だったのだ。
 脈絡もなく歌って踊ってが入るのでそうなるだ。

 抑えておくべき登場人物は、ランチョー(アーミル・カーン)、
 ファラン(マダーヴァン)、ラジュー(シャルマン・ジョシ)の
 落ちこぼれ3人組と、優等生のチャトゥル(オーミ・
 ヴァイディヤ)、ICE学長(ボーマン・イラーニ)、
 その娘ピア(カリーナ・カプール)。

 ICEはデリーにある帝国工科大と言う設定であるが、
 モデルはIIT(インド工科大)である。
 デリーロケなので見知った場所が随所に出て来て、
 それだけでも楽しめる。

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【インド映画】 ~ベージャー・フライ2~

2020年10月11日 22時08分59秒 | 映画 / MOVIE

2011年の作品、タイトルは「脳みそカレー2」。
ヴィナイ・パタク主演の2007年の「脳みそカレー」の続編で、
3部作となっており2017年に3が公開された。

前作は1998年のフランス映画「奇人たちの晩餐会」に基づいており、
低予算でヒットしたらしいが、この続編は評価がイマイチのよう。
後に2010年の同名のハリウッド映画もある。

  <ストーリー> 

経済界の大物アジート(KK・メノン)が自分が出ている
TV番組をバックに犬を撃ち殺すシーンから始まる。

TV局のプロデューサーで友人のカプール(ラフル・ヴォーラ)に
クイズ番組のファイナルにあるクルーズに誘われる。
アジートはナイナ(ラクシャル)と結婚しているが、
秘書と不適切な関係にあり、夫婦仲は最悪である。

シーンは変わって税務審査官のブシャンは歌手になると言う、
長年の夢を叶えるため賞金が出るTV番組に出演し、
見事に勝ち抜き賞金250万ルピーとクルーズ旅行を得る。

クルーズ船に乗り込むと役人であるブシャンとは、
おおよそ無縁の世界が広がっていた。

乗り合わせたアジートはブシャンが税務の役人だと知って、
マークし始める。またブシャンの同僚のMT(スレシュ・メノン)は、
アジートの脱税の証拠をつかむために変装して乗り込んでいた。

ブシャンがプールで溺れたのを見たアジートは、
クルーズ船から降ろす事を決め海上警備隊の船に移すが、
ブシャンを海に突き落とそうとして自分が落ちてしまう。
アジ―トの部下もブシャンを海に突き落とす。

二人は無人島に流れ着く。いがみ合いながらも、
助けを求めるためにアイディアを出し合う。
そこへ(何故か?)ブシャンの叔父が外国人の女性と、
ジェットスキーでやって来るが、不貞に怒ったブシャンは、
追い返してしまう。

その夜、無人島だと思っていた島に民家があった。
忍び込んだ二人だが誤って非常信号を発射してしまい、
家主に見つかり追い出される。

非常信号を見たMTが無人島にやって来る。
そしてアジートに脱税の件を聞かせる。突然停電し、
MTは誤って爆弾に点火してしまい家が吹き飛ぶ。

翌朝、カプールとアジートの部下がボートで救出にやって来る。
そして妻ナイナがアジートを解任した事を知り呆然となる。
ブシャンはアジートに謝罪を求めアジートが応じると、
アジートを許してしまう。気がついたMTとブシャンは、
日常的に言い合っていたジョークを交わす。

15日後、帰宅したブシャンに叔父が謝る。

 無人島に流れ着いてからのやり取りが間延びして、
 退屈に感じられたし、エンディングが強引・・・。
 歌手になりたかったブシャンがいちいち歌を聞かせるのも、
 インド人ならお馴染の曲だろうけれど、
 日本人の私には全く知らない歌ばかりで楽しめなかった。
 アジートではないけど、歌を止めろ!と言いたくなった。

 2007年の1作目がヒットしたようなので、
 見つけたら観ようと思うが、これは酷かった。
 コメディとしてもあまり笑えなかった。

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【インド映画】 ~ブレット・ラージャ~

2020年10月10日 22時01分59秒 | 映画 / MOVIE

2013年の作品、タイトルはヒンディー語で「弾丸ラージャ」。
ラージャは主人公の名前。

全体的に大きく盛り上がるわけでもなかったが、
まぁまぁ安心して観られる普通の作品。

  <ストーリー> 

ラージャ(サイフ・アリ・カーン)は追われている途中に、
結婚式に紛れ込んでしまう。花嫁の従兄弟ルドラ(ジミー・
シールギル)に事情を話しそのまま参列者になりすます。

すると闇に紛れてララン(チャンキー・パンデー)と
アカンド(ヴィシュワジート・プラダン)が結託し、
ルドラの叔父の土地を麻薬栽培に利用するために取り上げ、
結婚式の参加者を殺そうとたくらんでいる事を知り、
ルドラと協力して戦う。

ルドラとラージャは仕返しを恐れ刑務所に避難するが、
その間にルドラの叔父は殺されてしまう。
刑務所でラージャとルドラは、ウッタル・プラデーシュ州の政治に
詳しいシリバスタ(ヴィピン・シャルマ)の手配で、
刑務所を抜け出して叔父の復讐をする。

二人は政治家シュクラ(ラージ・バブバール)のために
邪魔ものを消す仕事を始め、政界で信頼と支持を得る。
ある会議でバジャジ(グルシャン・グローバー)に侮辱された事で、
二人はバジャジを一緒にいた女優志望のミタリ(ソナクシー・
シンハ)と共に誘拐し身代金を奪いほとぼりが冷めるまでムンバイに飛ぶ。

ラージャとミタリはいい関係になる。ラージャの妹の婚約式の時、
バジャジはシュメール(ラヴィ・キシャン)と共に
ミタリを奪い返す為に隠れ家を襲いルドラを殺してしまう。
ミタリは隠れていて助かる。

バジャジを始末したラージャはミタリの故郷であるコルカタへ向かう。
ミタリの家族の前で銀行員だと嘘をつき結婚を許してもらおうとするが、
最初はベンガル人でないと言う理由で許してもらえなかったが、
最終的に祖母の一声で許される。

シュクラは政治活動の為にシリバスタが保管している
バジャジのお金を得ようとする。そして邪魔になった
ラージャを始末するためにラクノウに呼び戻す。

ラージャはシュメールを殺すためにラクノウに戻る。
警察はアルン(ヴィドゥート・ジャムワル)をシュメールと組ませ、
ラージャを抹殺しようとたくらむ。

ラージャはシュメールを殺し、アルンと戦うが命を助ける。
シュクラはラージャに外国に逃げるように告げるが、
ラージャの子分を抱き込みラージャを抹殺しようとする。
空港へ向かう途中、アルンがラージャの車を停め、
ラージャを撃ち車を炎上させる。

デリーへ向かう飛行機の中には、ミタリとアルン、
そしてラージャの姿があった。

ラージャは子分の裏切りに気づいており、
アルンにラージャをエンカウンター・キリングで始末させた後、
アルンをも始末する計画だった事を知る。
そしてアルンに計画を知らせ芝居を打ったのだった。

 アクション・スターのヴィドゥート・ジャムワルを起用しているが、
 相手役がサイフ・アリ・カーンのため、
 それほど派手な格闘シーンはなし。相手役がタイガー・シェロフや
 リティク・ローシャンあたりであれば盛り上がっただろう。

 あとはやっぱりソーナム・カプールを起用した割には、 
 役柄が小さく無理にロマンスを入れなくても・・・。
 と、いつもながらに思うのだった。

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【インド映画】 ~ファットソ~

2020年10月09日 21時59分59秒 | 映画 / MOVIE

2012年の作品、タイトルは恐らく「太っちょ」。
FATとSOだと思われるが・・・?

けっこういろんな過去の映画に似ているようで・・・
1941年のアメリカ映画「幽霊紐育を歩く」、
1978年の「天国から来たチャンピオン」、
2001年の「愛しのローズマリー」。

まぁ安心して楽しめる作品って事で。

  <ストーリー> 

ナンディニ(グル・パナグ)とナヴィーン(プナブ・コーリー)、
タヌー(グンジャン・バクシ)とヤシュ(ネイル・ブーパラム)の
カップルと太っちょのスディープ(ランヴィール・ショーレイ)の
5人の物語。ナンディニとナヴィーンは結婚しようと思っている。

ある日、ナヴィーンの運転する車が事故る。ヤシュとスディープが、
同乗していたがナヴィーンは死んでしまう。

天国へ行ったナヴィーンは、ヴィジェイと言う名の天使のミスで、
本当はスディープが死ぬはずだったが自分が間違って、
死んでしまった事を知り地上に戻して欲しいと頼む。
しかし既に火葬が終わっており戻る身体がない。

地上に降りたナヴィーンの魂は、ヤシュがタヌーではなく、
ナンディとの結婚を考えている事を知り、
阻止するためにスディープの身体に戻る事になる。

スディープの身体に戻ったナヴィーンはナンディニに逢いに行くが、
ヤシュも来ていた。そして自分はスディープでしかない事に悩む。
ヤシュはタヌーと話をつけないままナンディニにアプローチし、
傷ついたタヌーは死のうとするがスディープが止める。

この一件の後、ナンディニはスディープが以前とは違った
人間になっている事に気づき始め、
いつしか一緒にいる事で安堵している自分を知る。

ナンディニがスディープに告白しスディープは受け入れる。
ヤシュとタヌーも元のさやに戻る。

 こう言う場合、魂と身体が違う人間になってしまった場合、
 僕はスディープではくナヴィーンだと言っても、
 すぐには信じてもらえないとは思うけど、
 やっぱり信じてもらえないのかなぁ?
 例えばナヴィーンしか知りえない事を知ってるとかが、
 たくさんあれば信じるしかないと思うけど。

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【インド映画】 ~ゴール・ハリ・ダスターン~

2020年10月08日 21時57分59秒 | 映画 / MOVIE

2015年の作品、タイトルはこの映画の主人公、
実在するインド独立の戦士ゴール・ハリ・ダスの名前。

ゴール・ハリ・ダスは1931年オディッシャ州生まれ、
10代の頃からマハトマ・ガンディーに影響を受け、
独立運動へ入って行く。しかし証明書を得るまで32年かかり、
この映画が制作されるに至った。

<フリーダム・ファイター(独立の戦士)>

インドの独立のために、自らの命を犠牲にして戦った人の事を、
フリーダム・ファイターと呼び称えている。
彼らはフリーダム・ファイターの証明書を持ち、
州によって異なるが月2万~3万円ほどの
フリーダム・ファイター・ペンション(恩給)を支給される。
証明書があると周りの人の見る目が変わるのである。

有名どころでは、サルダール・パテル、
ジャワハルラール・ネルー、マハトマ・ガンディー、
スバシュ・チャンドラ・ボース、バガット・シン・・・

娯楽映画ではないので退屈かもしれないが、
インドの独立に関わった人々の人生が淡々と進んで行く。

  <ストーリー> 

1945年オディッシャ州バラソール、
列車の横を走る14歳のグール。

2002年ムンバイ、ゴール・ハリ・ダース(ヴィネイ・パタック)
が通勤列車から降り売店で新聞を買いチェックする。

新聞記者のラジーヴ(ランヴィール・ショーレイ)は、
アニータ(タニシュタ・チャッテルジー)と共に、
ゴール・ハリ・ダースの取材を進めている。

ゴールの話で物語りは進んで行く。
1975年ムンバイ、息子アロクの大学入学に際し、
フリーダム・ファイターの証明書がないため、
入学が許可されなかった。ゴールは自分で記事を集め、
証明書を得る為に根気強く役所に通い続ける。

ゴールの人生は証明書を得るためだけになっていき、
妻ラクシュミ(コンコナ・セン・シャルマ)は応援するでもなく、
なんとなく疎ましそうに毎日を送っていく。

ラジーヴとアニータはゴールと共にオディッシャ州へ行き、
ゴールが独立運動に加わり投獄された証拠を探す。
古い資料は残っていなかったが警察署長の祖父の日記から、
投獄の記載が見つかる。それが決め手となり政府は、
ゴールに証明書を発行する決定を下す。

2007年、ゴールは証明書を手にする。

エンディング、80歳のゴール本人の日常を映した、
モノクロのフィルムが流れる。

 実在する一人の男が証明書を手にするまでの、
 32年間と言う長い戦いである。
 インドのお役所の仕事が遅いところとか、
 全くやる気のないような所も垣間見える。

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【インド映画】 ~ディル・ベチャラー~

2020年10月07日 22時01分59秒 | 映画 / MOVIE

2020年の作品、タイトルはヒンディー語で「無力な心」。
2014年のアメリカ映画「きっと、星のせいじゃない」、
2012年に出版されたジョン・グリーンの小説
「さよならを待つふたりのために」に基づいている。
末期癌患者同士のラブストーリー。

5月公開予定だったがコロナで延期になり、
6月に自殺したスシャントの遺作となってしまった。

舞台はジャールカンド州、インド全29州の中でも、
あまり聞かない州だと思うが、元々ビハール州から別れた州で、
スシャントはビハール州出身なので、
そう言う理由でのキャスティングかもしれない。

  <ストーリー> 

ジャールカンド州の主要都市ジャムシェッドプルに住む
キジー(サンジャナ・サンギ)は甲状腺癌でプシュペンドラと
名付けた酸素吸入器を持ち歩いてる。
大学祭でラジニカーントを愛する骨肉腫で右足を失った、
マニー(スシャント・シン・ラージプート)と出会う。
障害があっても明るく周囲を盛り上げるマニーとキジーは
親しくなっていく。

マニーは友人で緑内障のJP(サヒール・バイド)と一緒に、
映画を撮影しており、そこにキジーも加わって行く。
キジーはアビマニューと言う引退した歌手のファンで、
マニーはアビマニューを調べ本人と連絡を取った事を告げる。

マニーはキジーをダンスパーティーに誘うが、
自宅でキジーの父親がダンスの練習相手をするシーン、
実際にダンスパーティーで踊るシーン、
手術で両目の視力を失ってしまったJPを挟んで、
3人で踊るシーン、ここはジーンと来る。

マニーはパリにいるアビマニューに会いに行こうとキジーを誘い、
キジーの母親が同行する事を条件に医師の許可が下りたが、
キジ―の容体が悪化してしまう。キジーの回復を待ち、
3人はパリに飛ぶ。そしてアビマニュー(サイフ・アリ・カーン)に
未完成の曲の理由を聞くが納得のいく話は聞けなかった。

それでも二人はパリを楽しみ想い出を作るが、
マニーは自分の癌が終末期にある事を伝える。

帰国後マニーは入院する。そして急いで映画を撮り進める。
そして教会でJPと三人で模擬葬儀を行う。JPはマニーに、
賛辞を贈り、キジ―も短くも美しい二人の想い出を語る。
2日後・・・・マニーはこの世を去った。
キジ―への手紙と映画を残して・・・・。

 ジャールカンド州の風景として火力発電所が映っていたが、
 インドではかなり多い。私も友人の結婚式でビハール州へ行った時、
 かなり大きな火力発電所があり、空気が汚染されているせいで、
 目が痛くて開けられなくなった事があった。
 あれは絶対に身体に悪い。癌の原因はそれだけではないと思うが。

 この映画で救われたのは主人公の2人もそうだが、
 障害のある人達や周りの人々が暗くなかった事である。
 悲壮感がある演技をしていたら物凄く暗い映画になっていただろう。

 我が母は末期癌で自分の誕生日の1カ月前に、
 誕生日までの余命は残っていないと宣告されたが、
 本人が諦めなかったのが良かったのか生命力が強かったのか、
 2回の誕生日を迎える事ができた。
 最後は眠るように逝ってしまったが、すいぶんと頑張った。

 私も癌サバイバーであるが(末期ではなかったが)、
 余命宣告されたら・・・明日死んでもいいように計画し、
 会いたい人に会い、やりたい事をやり、食べたい物を食べ、
 飲みたい物を飲むだろう。悔いのない人生をおくろう。

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【インド映画】 ~フォース~

2020年10月06日 22時05分59秒 | 映画 / MOVIE

2011年の作品、タイトルは「力」。2003年のタミル語映画
「カーカ・カーカ」(保護)のリメイク。

マッチョなジョン・アブラハムの敵役のアクション・スター
ヴィデュット・ジャムワルのデビュー作品。
どこかインド人らしからぬ東洋人っぽい風貌は、
カシミール出身と言う事だからか。
南インドの武術カラリパヤットとマーシャルアーツの達人。

  <ストーリー> 

断崖絶壁から落ちる男、途中の岩に手をかけ、
上まで登り切ったところで倒れる。
そこへ二人の男が乗った車が来て、男を病院に運ぶ。
重傷を負った男ヤシュ(ジョン・アブラハム)の回顧。

麻薬捜査官ヤシュは町でマヤ(ジェネリア・デソーザ)を
見かける。刺青を入れたイカツイ風貌のヤシュは警察官には見えず、
最初は敬遠されるが職務質問されている所を助ける。

ヤシュが他の捜査官達とインドの各地にある麻薬製造所を摘発し、
手柄を立てて行くとマヤはヤシュに謝罪する。

何度か顔を合わせ、お互いに意識し始めたころ、
マヤはヤシュの目の前で交通事故に遭う。
この事故をきっかけに二人は心通わせて行くが、
マヤの告白にヤシュは仕事がら弱みとなる関係を持つ事は、
できないと一度は拒絶するが、結婚する事にする。

ヤシュ、アトゥル、マヘーシュ、カムレーシュの4人は、
麻薬取引でアンナー(ムケシュ・リシ)を殺してしまい、
定職をくらう。兄を殺されたヴィシュヌ(ヴィデュット・
ジャムワル)は警察への復讐を計画する。

ヴィシュヌはまずマヘーシュと妻を惨殺する。
ヤシュとマヤの結婚式の日、アトゥルの妻を誘拐し、
アトゥルにヤシュとマヤの居場所を聞き出し襲う。
結婚式の翌朝、襲撃されたヤシュは2発撃たれた後、
断崖絶壁から落ちてしまう。(冒頭のシーン)

ヴィシュヌはアトゥルにヤシュを殺すように言うが、
アトゥルは絶壁から這い上がったヤシュを助け病院へ運んだ。
ヴィシュヌは再度アトゥルにヤシュを始末したら、
妻を解放すると伝えるがアトゥルはヤシュを殺せない。

気が付いたヤシュはアトゥルとカムレーシュと共に、
ヴィシュヌの隠れ家へ向かうがアトゥルの妻は殺されたいた。
それを見たアトゥルは自殺する。ヤシュとカムレーシュは、
マヤを救出すべくヴィシュヌに指定された場所へ向かう。
ヴィシュヌはマヤを射殺する。
ヤシュは死闘の末ヴィシュヌを倒す。

ヤシュの自宅。カムレーシュからの電話を受けたヤシュは、
マヤの写真に今日は遅くなると告げて出かける。

 ジョン・アブラハム・・・スーパーマンだった。
 2発撃たれただけでも重傷なのに、絶壁から落ちて、
 途中の岩をつかんで上までよじ登るって凄い。
 その後、100%の相手と死闘だから・・・・・。
 しかも勝っちゃうし。笑。

 結婚式の翌朝に襲撃されるって・・・・
 かわいそうすぎる・・・・殺されちゃうし・・・・。

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オーガニック・コーヒーを買ってみた。その②。

2020年10月05日 22時01分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR

10月になり、気温も若干下がって来た今日この頃、
ホットでコーヒーが飲みたくなったのでマーケットに行った。
前回買ったコーヒーも1袋買ったのだが、
別の物も見つけたので買ってみた。

カルナータカ州の州都ベンガルールのブラック・バザと言うブランド。
鳥の絵が描いてある青いラベルが「口笛を吹く男子学生」と言う、
名前でアラビカ種とロブスタ種のチコリ種20%のミックス。

コーヒーに詳しい人なら知ってると思うが、
アラビカ種とロブスタ種とリベリカ種が3大原種である。
通常飲んでいるコーヒーはほとんどがアラビカ種で、
次いで生産量が多いのがロブスタ種。
ベトナムではロブスタ種が主流、カフェイン含有量が多く、
安いためミックスして飲まれているそうだ。

チコリはキク科の多年草の根っこでカフェインレス、
インドではけっこう混ぜてる事が多いが、
好みの問題だけど・・・あまり美味しくない、笑。
これが100gで130Rs(約200円)。

黒いラベルのライオン?みたいな絵がアラビカ100%。
100gで150Rs(約230円)

外装は紙袋だったが中はビニル袋だった。
左側がアラビカ100%、右側がミックスで若干色が濃い。

味は色と同じでアラビカの方はマイルドで薄く感じた。
ミックスの方は苦みが強い。
当然アラビカの方が美味しく感じるんだけど、
濃いのが飲みたい時はミックスかな。

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「バーチャル旅行」のご案内。

2020年10月04日 21時40分59秒 | インド / INDIA

2020年はコロナウィルスによって世界が大きく変わってしまった。

私が住んでいるインドでは3月25日からロックダウンが始まり、
諸外国との交流が閉ざされてしまっている。
10月も臨時便の運航以外は入出国できない状態が続いている。

私は主に日本から来る旅行者の皆様に対しての、
インド旅行の企画立案から訪問先のご案内を仕事としている。
この状態では全く仕事がない・・・・のである。
そこで現在は・・・・バーチャル旅行を催行している。

「バーチャル旅行」とは?

オンラインのzoomなどの機能を使用し、
実際に私が訪れたインド各地で撮影した写真をお見せしながら、
見所をダイジェストで解説しご案内するツアーです。
その場でご質問にお答えする事も可能です。

現在、既存のツアーは下記の7つのコースをご用意しています。

① デリー世界遺産・満喫コース

   デリーにある世界遺産3か所を1時間でご案内。   
   (クトゥブ・ミナール、フマユーン廟、ラール・キラー)
   首都デリーに世界遺産が3ヶ所ある事はあまり知られていません。
   他の観光地へ行ってデリーを見逃している方も多いです。

 インド門です。

② アグラ世界遺産・満喫コース

   アグラにある世界遺産3か所を1時間でご案内。
   (アグラ城、ファテープル・シクリ、タージ・マハル)
   時間のない方はタージ・マハルしか行かれませんし、
   郊外にあるファテープル・シクリはほとんど知られていません。
   実際にこの3ヶ所を1日で回るのは厳しいです。

③ アジャンタ石窟群(世界遺産)・満喫コース

   アジャンタにある仏教石窟遺跡を1時間でご案内。
   550mに渡る川原の岸壁に30の石窟があり
   内部の仏教壁画や彫刻、仏像などが見所です。



④ ラジャスタン丘陵砦群(世界遺産)・満喫コース

   ラジャスタン州にある6つのお城を1時間でご案内。
   (ジャイプル、ジャイサルメール、ランタンボール、
    チットールガル、ジャラワール、メワール)の
   6ヶ所の城が世界遺産に登録されていますが、
   一番有名なジャイプルのアンベール城には行かれても、
   他の場所はアクセスが悪いため、なかなか行けません。
   このうち2ヵ所は私的「死ぬまでに見たいインドの絶景」
   としてお勧めします。

⑤ 山岳鉄道群(世界遺産)・満喫コース

   トイトレイン3ヵ所を1時間でご案内。
   (ダージリン・ヒマラヤ、シムラ・カルカ、ニルギリ)の
   3ヶ所が世界遺産に登録されていますが、
   一番有名なダージリン・ヒマラヤ鉄道以外は知られていませんし、
   行かれる方はほとんどいらっしゃいません。また人気があるため、
   乗車チケットの確保はかなり難しいです。

⑥ インドの働く人々コース

   インドには日本では見た事もない職業の方がいます。
   私がインド全国を回って撮影した秘蔵写真を公開しながら、
   クイズ形式でご説明して進めます。大人でも楽しめますが、
   お子様と一緒でもご参加ください。

⑦ インパール作戦戦没者慰霊コース

   このツアーは通常の観光ツアーとは違い、慰霊地を訪ね、
   戦没者の方に手を合わせご冥福をお祈りすると共に、
   今の生活に感謝するツアーです。

   第二次世界大戦の「インパール作戦」はご存知でしょうか?
   史上最悪の作戦と言われていますが、
   インドの東北地方、ミャンマーとの国境に位置する、
   マニプル州の州都インパールとナガランド州の州都コヒマにおいて、
   約9万人もの方が亡くなっています。

   この辺りは険しい山岳地帯であると共に、政治的な問題もあり、
   未だに立ち入りが困難な場所も多く、交通も不便であり、
   戦没者の方の遺品や遺骨の収集作業も進んでいません。

⑧ ラダック天空のコース
  
   標高3000mを超える地上と空とが近い所、
   この世の物とは思えないる天空の世界をご案内。
   チベット仏教の僧院(ゴンパ)と世界で2番目に高い峠を
   越えて行く、中国との国境に位置するパンゴンツォを中心に   
   レー王宮などをご紹介します。

⑨ 仏教の八大聖地巡礼コース

   生誕の地ルンビニ(ネパール)からブッダガヤ、サールナート、
   ラージギル、シュラヴァスティ、ヴァイシャリ、
   入滅の地クシナガル、サンキッサの8ヵ所をご案内。

   8ヶ所それぞれが離れており、アクセスも悪いため、
   1回で行こうとすると効率も悪く、日数も費用も掛かり、
   なによりも非常に疲れます。バーチャルツアーなら、
   1時間で8ヵ所を疲れもなく回る事ができます。

定番は上記9コースですが、上記以外の場所も、
ご希望に合わせてご案内する事が可能です。
まずはお問い合わせください。よろしくお願いします。

個人の方を始め、学校関係、福祉施設などからも、
引き合いを頂いています。団体、グループも歓迎いたします。

お申し込みはこのブログへのメッセージ、コメント、
知人関係者の方はメール、電話、SNSなどでご連絡ください。
また下記の「ロコタビ」でもお申込みいただけます。

① デリー世界遺産・満喫コース
    https://locotabi.jp/delhi/services/28085

② アグラ世界遺産・満喫コース
    https://locotabi.jp/delhi/services/28362

③ アジャンタ石窟群(世界遺産)・満喫コース
    https://locotabi.jp/delhi/services/28474

④ ラジャスタン丘陵砦群(世界遺産)・満喫コース
    https://locotabi.jp/delhi/services/28519

⑤ 山岳鉄道群(世界遺産)・満喫コース
    https://locotabi.jp/delhi/services/28478

⑥ インドの働く人々・学習コース
    https://locotabi.jp/delhi/services/28363

⑦ インパール作戦戦没者・慰霊コース
    https://locotabi.jp/delhi/services/28776

⑧ ラダック天空のコース
    https://locotabi.jp/delhi/services/28864

⑨ 仏教の八大聖地巡礼コース
    https://locotabi.jp/delhi/services/28888

⑩ オンライン雑談(旅のご相談、インドの質問などお受けします。)
    https://locotabi.jp/delhi/services/28090   

その他、購入代行もお受けしています。
インドで買いたい雑貨、小物、服飾品、書籍などが
ございましたらお問い合わせください。

本日はこのブログの趣旨とは異なる宣伝になってしまいましたが、
厳しい世界情勢を踏まえ、なにとぞご容赦くださいませ。

今後ともよろしくお願いいたします。

コメント (6)
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【インド映画】 ~ノー・ワン・キルド・ジェシカ~

2020年10月03日 22時18分59秒 | 映画 / MOVIE

2011年の作品、タイトルは「誰もジェシカを殺していない」。

1999年4月30日にデリーのレストラン・バーで起きた、
ジェシカ・ラール殺害事件に基づいている。

ハリヤナ州知事の側近で元国務大臣ヴィドッド・シャルマの
息子マヌがレストランのバーが閉店した後で酒の提供を要求し、
拒否された事で激怒しスタッフのジェシカを射殺したもの。
その後、目撃者に賄賂を贈ったり脅迫したりし、
2006年2月に証拠不十分で一旦は釈放された。
大規模な国民の抗議運動により再審となり、
12月に終身刑が言い渡された。

インド映画に良く出て来る政治家や権力者による、
事件のもみ消しであるが現実も大して変わらない。

名前で判る通り被害者はキリスト教徒であるので、
その辺りの力関係もあったと思われる。

  <ストーリー> 

1999年のデリー、ディスコに友人達と訪れていた、
マニッシュ(モハメッド・ジーシャン・アユーブ・カーン)は、
酒販売の終了後に酒を要求したが断られた。そこで高額紙幣を出し、
要求したが再び断られたため、酒のストックをあさり始めた。
そこへジェシカが現れ退出を告げたため、激高し拳銃を抜き威嚇、
それでも断られたため天井に向かって1発発射、
さらにジェシカが拒絶したため頭部を撃ち殺害した。

所変わってジャンム・カシミール州のカルギル。
パキスタンとの戦闘に就く兵士を取材するミーラ
(ラーニー・ムカルジー)は、デリーへ戻る飛行機の中で、
ジェシカ殺害事件の犯人マニッシュが無罪となった事を
新聞で知りショックを受ける。

警察はマニッシュを逮捕し事情聴取を進め、同時に
現場に居合わせた顧客や従業員から目撃者証言を集める。
しかしマニッシュが政治家の息子であると言う事で、
同時刻に店内には多数の顧客がいたはずだったが、
報復を恐れたり、情報を高値で売りたいと言う人が多く、
警察に協力を申し出たのは7人だけだった。

ジェシカの妹サブリナ(ヴィディヤ・バラン)は、
裁判で証言してくれる人を求めリストを当たり始める。
証言を約束したヴィクラム(ネイル・ブーパー)も、
政治的な圧力によりコルカタへ行ってしまう。
サブリナはTVに出演し協力者を求める。

裁判では、記憶がないの一点張りの者、証言を翻す者、
証言をすると警察書類にサインをしたヴィクラムはなんと、
ヒンディー語が解らないと言い出し、自分がサインをした、
書類はヒンディー語で書いてあったので理解していない、
とまさかの展開になる。そして警察内にも裏切者がおり、
天井を撃った拳銃とジェシカを撃った拳銃は別の物で、
ジェシカを撃った拳銃はマニッシュの物ではないと言い出す。

これと言った確証がないまま7年後の2006年、
マニッシュは無罪釈放となった。
ジェシカの母親はショックで心臓発作を起こし死んでしまう。

新聞記事を見たミーラはTV局に掛け合い、
ジェシカの事件を取り上げる事にする。そして証人尋問で、
偽証したヴィクラムがヒンディー語に堪能である事を録画し、
TVで放送する。そして他の偽証した証人達にも、
罠をしかけ本当の証言を引き出そうとする。ヴィクラムは、
自分の過ちを認めマニッシュが自分のした事を話しているテープを、
ミーラに送る。ミーラはTVで大衆に向けてメッセージを送る。

インド全土の大衆がミーラの呼びかけに反応し、
至る所で正義を求める運動が始まる。

サブリナは7年間の努力が実を結ばなかった事で、
全てを諦めてしまっていたが、
ミーラは今こそ政府をも動かす事ができると諭す。

民衆の動きが政府を動かしマニッシュの父親は職を辞任し
最高裁で再審が開始される事になる。
最高裁の判決でマニッシュは終身刑に処せられた。
その後・・・サブリナは広告代理店を経営し、
ミーラは自分らしい人生を生きている。

 こう言う民衆運動は2012年のレイプ事件でも起きたが、
 最近9月14日にウッタル・プラデシュ州で19歳の女性が、
 レイプ被害に遭って命を落とした事件でも起きつつある。
 ニュース報道では「カースト最下層」と記載されているが、
 正しくはダリットは「カースト外」になる。
 社会科で習った4つのカーストの外(下)に当たる。
 報道は正確にして欲しい。

 この映画を観て感じたのだが、一人の力は小さいが、
 同じ意思を持った人が集まれば社会を動かす事もできる。
 と言う事だ。インドに多数いる弱者も一つになって、
 国を動かして欲しいものだ。

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【インド映画】 ~エク・ヴィラン~

2020年10月02日 22時03分59秒 | 映画 / MOVIE

2014年の作品、タイトルはヒンディー語で「悪党」。
ハリウッド映画のパクリは結構あるがこれは・・・
2010年の韓国映画「悪魔を見た」のパクリらしい。

  <ストーリー> 

電話中に家に侵入してきた何者かに殺害されるアイーシャ
(シュラッダー・カプール)。

2年前のゴア、グル(シッダールト・マルホートラ)は、
マフィアのボス・シーザーの元で殺し屋をしていた。8歳の時、
目の前で両親を殺されたグルはシーザーの世話になっていた。
アイーシャは偶然、警察署で拘留中のグルを見かけ声をかける。

アイーシャは病気で余命いくばくもないため、
生きているうちに誰かの為になる事をしたり、
夢を叶える事を書き写真を貼ったアルバムを作っていた。
グルが手伝っているうちに二人は惹かれあって行く。
グルはアイーシのために足を洗い、
アイーシャの治療のためにムンバイに行き結婚する。

所変わってムンバイで電話工事をしているラケーシュ(リテーシュ・
デーシュムク)はいつも妻に馬鹿にされている。職場でも蔑まされ、
訪問先でも怒鳴られたため、マダムを殺してしまう。
ラケーシュは妻を愛していたため、それから訪問先の女性を
殺しては金品を奪って妻に与ええるようになっていった。

ゴアでグルを担当した警官アディッティア(シャード・ランダワ)は、
凶器がドライバーである事をグルに告げる。

ラケーシュは自分が馬鹿にされていると思い込み、
町ですれ違った女性の後を付けて襲うが、グルが現れる。
そしてアイーシャの復讐の為に一度で殺さず、
何度も何度も繰り返し殴り続ける事を告げる。

治療費をラケーシュのポケットに入れてグルは立ち去る。
ラケーシュが入院している病院でグルは死んだアイーシャが
妊娠していた事を医師から聞きショックを受ける。
ラケーシュは妻が看護師から注意を受けた事で、
その看護師を殺そうとするがグルが見つけラケーシュを殴り、
危うく殺してしまうところだったが助ける。

あの日、通りで電話工事をしているラケーシュに
アイーシャが些細な注意をした事が引き金になり、
ラケーシュはアイーシャを襲ってしまったのだった。
アイーシャは妊娠しているので命を助けて欲しいと告げたが、
ラケーシュはアイーシャを窓から突き落としてしまった。

一方、警察もラケーシュを容疑者としており、
事情聴取のために妻を連行する。ラケーシュは、
自分が殺したアイーシャの夫グルが復讐のために、
自分を繰り返し襲っている事に気がつく。
そしてアイーシャの父親を殺しアイーシャの家に行く。
警察のアディッティアはグルにラケーシュの居場所を教え、
殺すように言う。

グルの到着を待っていたラケーシュは自分の妻と息子の
ヒーローになるためにグルに殺されようとする。そこへ
グルのボスであったシーザーが電話をかけてくる。
ラケーシュの妻と息子を誘拐し殺されたアイーシャの為に
ラケーシュの妻を殺し、息子をグルに殺すように言う。
それを聞いたラケーシュはグルを刺して逃げようとするが、
通りかかった車に轢かれて死んでしまう。

グルはラケーシュの息子を殺さず自分の養子にし、
アイーシャとの思い出の場所に行く。

 秀逸だったのは、エンディング。アイーシャのアルバムの
 写真の部分に映像を入れ、ページをめくるたびに、
 想い出のリプレイをした所。通常、映画館では本編が終わると、
 照明が付いてしまい、観客も足早に帰ってしまう。
 余韻を楽しむ・・・なんて事をインド人はしない。

 シッダールトの顔が端正で、正統派の二枚目すぎて
 全く凄みが感じられなかった。演技うんぬんではなく、
 悪党の顔ではないと言う意味である。
 複数の人間を殺めていると言う感じがしなかった。
 逆にリテーシュの方はいつも善人役が多いのだが、
 内に秘めた狂気と言うか変質的な物が表情に出ており、
 かなり好演だった。奥さんが驚いたと言うのも解る。

 例えば私の好きなアルジュン・ランパールだが、
 初めて凄いと認識したのは「オーム・シャンティ・オーム」。
 平気で人を傷つけ利用する冷酷な悪役だった。
 シッダールトは爽やかな二枚目路線で決まっちゃうのかな。

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