教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

英検不正、95年頃から…郁文館

2009年03月02日 16時41分05秒 | 受験・学校

『私立郁文館中学・高校(東京都文京区)で2002年まで「実用英語技能検定」(英検)の問題を試験前に開封し、生徒に模範解答を指南していた問題で、不正は1995年頃から年3回の試験前に恒常的に行われていたことがわかった。同校が28日に開いた保護者会で経緯を明らかにした。 同校の説明によると、当時の英語教諭だった堀切一徳前校長らは毎回、「対策講座」を開き、英検を受験する中学3年と高校1年の生徒ら計20~60人を指導していたという。日本英語検定協会(新宿区)は2日に同校から事情を聞く方針。 保護者会には約550人が出席。同校を経営する「郁文館夢学園」の渡辺美樹理事長(49)は保護者会後の記者会見で、「前校長の行為は許されないが、私は不正があったことを知らなかったし、理事長就任前なので責任はないと考えている」と述べた。保護者会に出席した在校生の母親(40)は「今は不正をやってないという説明を聞いて安心した」と話した。』; 読売新聞

何の為の英語検定か分かりません。7年間も実用英語検定試験の問題を無断開封し、生徒に模範解答していたのでは、生徒が多数実用英語検定試験に合格しても意味が有りません。 教育者としての良識の問題です。不正な手段で英検に合格しても生徒に本当の実力が有るとは言えません。教育者として、生徒に不正なことをして英検に合格させると言うことは、不正な行為をしても試験にさえ合格すれば良いという事を生徒に教育者として教えたことになり、将来社会に出ても英語の先生が不正行為したんだから自分達もしてもかまわないと目的の為には手段を選ばないと言うことを平気でするようにな大人になりますよ。生徒が、善・悪の正しい判断や公正さを失った大人にならないか心配です。教育は試験だけではなく、人間性を育てる大切さも有りますよ。今の世の中を見ても不正とそれに伴う袖の下がまかり通っている日本です。お金があれば何でも出来る風潮です。郁文館夢学園の渡辺美樹理事長は、政府の教育再生会議の委員であり、『負債30億円をかかえる郁文館学園に私財一億円を投じたほか、金融機関と支払金利の減免を交渉し、赤字体質からの脱却に成功している。 2006年10月、日本政府の教育再生会議委員に就任。大学入試廃止論者。「現在の高校生は受験を至上目標としている。大学入試は不要な競争を煽っており、子供が夢を持つことができない。好きな大学に全員が入れるようにする必要がある。」と主張している。』 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)から引用。渡辺美樹理事長の郁文館学園で起こったことはまことに残念です。学校の社会的信用と保護者の信頼を回復する為に今後このように英検検定試験の不正が学校で行われないように理事長として監督・指導すべきです。実用英語検定試験なのですから皆同じ土俵の上で、堂々と不正の無い、公正な試験を実施し、教育者として生徒を正しく指導すべきでは有りませんか。英語の先生が、英語検定試験で試験前に英検の問題を無断開封し、模範解答を教え生徒に対して不正を働くようでは正しい教育をしている高校とは言えないのでは有りませんか。不正な手段で、実用英語検定の生徒の合格者数を増やしても本当の英検の実力があるとは言えず、学校の英検合格者数の実績にはならないと思います。

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