『 東京都中野区の区立中野富士見中学校で、86年に起きたいじめ自殺事件がきっかけで生まれた「おやじの会」が22日、活動を終える。少子化で学校が統廃合されるのを機に、解散を決めたためだ。事件から23年。学校を立て直そうと、取り組んできた地域の父親たちの活動は、全国に広がっている。 「このままじゃ『生きジゴク』になっちゃうよ」 遺書を残し、同中2年の鹿川裕史君が命を絶ったのは86年2月のことだった。生前に級友が「葬式ごっこ」をし、その際使った追悼の色紙に担任ら4教諭が署名していたことも分かった。 学校に「廃校にしろ」などという抗議、批判が殺到した。学校の中はもちろん、保護者も疲れ切った。当時、PTA会長だったのは矢口正行さん(67)。「学校は地域の核。学校を守りたい」と、矢口さんが、周囲の父親たちに「おやじの会」の立ち上げを呼びかけた。事件の翌月には会ができた。 もちろん会の目的は、生徒との交流だ。そのために、多くの行事を主催した。 最初に始めたのは、夏休みに都内を一晩中歩き続けるナイトウオーク。親、先生公認の「夜間はいかい」だった。ツッパリがいた。途中で、たばこを吸う生徒もいたが、遠慮なく、おやじたちがしかりつけた。 そのほか、年明けのもちつき大会や、新入生を歓迎するグリーンウオーク。商店街の祭りには、先生と一緒に夜店を出した。次第に、子どもたちの顔と名前が一致するようになった。わざわざ見回りをしなくても、夜遅くに姿を見かければ、「もう帰れ」と注意できる。おやじ、先生、子どもたちが顔見知りになるとともに、荒れていた学校が落ち着いていった。 学校との距離にも気を使った。「学校に土足で踏み込まない」が会の大原則。学校の方針に口は出さず、支える姿勢を貫く。牧井直文校長は「学校を見守ってくれているので教職員も信頼感をもっている。会のおかげで、今の時代に忘れられているような地域のふれあいが根づいている」と話した。 同中のいじめ自殺事件の後も、全国でたびたび、いじめ事件が起きた。その中の一つ、91年に大阪府豊中市の中学校で起きたいじめ死亡事件。直後に矢口さんは、この中学校に「私たちも大変だったが、おやじの会ができて、学校もよくなりつつある」と手紙を書いた。 この学校も、中野富士見中事件の後と同じように、批判の嵐の中にあった。すぐに教頭とPTA会長が、矢口さんのもとを訪れた。数少ない励ましの声に勇気づけられたからだ。同校にも「お父ちゃんの会」ができ、今では豊中市のほとんどの中学校に会がつくられた。 そして今、800団体以上が登録する全国連絡会ができるほど、おやじの会は各地に広がった。 現在の中野富士見中おやじの会の会員は35人ほど。ただ、現役中学生の父親は少なくなり、解散するきっかけの一つにもなった。矢口さんは「新しい中学校で会を作るなら、若い人たちが中心になってほしい。バックアップはする」と話す。 22日の「感謝の集い」で、在校生や卒業生に特製の豚汁とポップコーンを振る舞うのが、最後の活動になる。』アサヒコム
中野富士見中親父の会の皆さん解散は本当に残念ですが、中学生を持つ新しい中野富士見中学の親父の会を作って下さい。長い間子供達の為に頑張って頂きお疲れ様でございました。今後は親父の会、中野富士見中の若いお父さんの皆さんにに是非バトンタツチして下さい。男のお父さんですと子供達も良く言うことを聞くと思います。いじめによる自殺やいじめ問題もまだまだ無くなっていません。子供達の登下校時に通り魔や傷害事件も起こっています。子供達の通学の安全や非行防止今後もPTAや全国の親父の会をサーボトして下さい。いじめ問題や未成年者喫煙、非行問題も学校の先生だけでは解決出来ないと思います。地域住民の方々やPTAや保護者の皆さんの一致協力も必要です。親父の会の皆さん方の活動も学校と役割を分担して行く必要性が有ると思います。
人間疎外の時代です。日本の安全神話が崩壊し、子供達の通学時安全が問題になっています。今までの日本では考えられない事が起こっています。学校に刃物を持って乱入したり、学校は安全な所では無くなってしまったのです。子供達の通学時の安全性を考えて学校選択性が見直されて来ています。又今問題になっていますモンスター・ペアレントの保護者も問題になって化し、学校も各教育委員会も頭を痛めています。中学生ですら大麻や覚せい剤中毒になる恐れもある時代になりました。これからは、子供達と地域の住民の方々やPTAの保護者の皆さんや親父の会皆さんの今後の協力が大切な時期に来ています。
学校の校務に忙しい中学校の先生だけは、親父の会の皆さんや地域住民の方々協力が無いと校外での生活指導に目が行き届かないのでは無いでしょうか。地域に置ける学校の存在意義を皆で考え、地域住民の方々と子供達の交流が、親父の会を通じて出来るのではないでしょうか。人間疎外が叫ばれている今日です。地域の中心の中学校から、子供達や保護者、中学校の先生、地域の住民の方々との親父の会の活動を通じての交流が深められれば、対話のある人間関係が生まれ、安心して中学校に通学出来る明るい地域になるのではないでしょうか。これからは、学校の先生や保護者、地域住民の方々の三位一体の協力の輪、人間の輪が大切なのでは無いでしょうか。
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