『 大阪市教育委員会は2011年度から、小学校299校と中学校130校の市立小中全429校で、小中一貫教育を始める。永井哲郎教育長が3日、市議会で明らかにした。中学入学後、勉強のスピードや人間関係の変化から学校になじめなくなる「中1ギャップ」を解消するため、小中のつながりを滑らかにするのが主な狙いだ。 全小中学校での一貫教育は全国でもまだ少ない。政令指定市では横浜市が12年度から全491校での実施を決めている。 大阪市教委によると、中学校と周辺の小学校が連携し、中学校の教員が小学校で出前授業をしたり、小学6年生が中学校での授業や部活動を体験したりすることを想定している。小1~中3の9年間を通したカリキュラムをつくり、学習指導や生活指導に連続性を持たせるという。 「中1ギャップ」によるストレスなどから、中1で不登校やいじめが増えやすいと言われている。そこで、大阪市では07年度から、全24区で数校ずつ試験的に小中一貫教育を導入し、小中の教員が一緒に指導方法を研究するなどの取り組みを進めてきた。市教委の担当者は「中1でのつまずきをなくし、学力の底上げを図りたい」としている。 小中一貫教育は、大阪府寝屋川市がすでに市全域で実施しているほか、同府箕面市や広島県呉市では一部で実施。堺市も市教委が全域への導入方針を決めている。』アサヒコム
小中一貫教育で、不登校やいじめが無くなるだろうか。小学校と中学校と両方の生活指導の先生方との連携と取り組みが必要です。中学校の先生は、小学校への出前授業も担当しなければならなくなり、一つの小学校から中学校に生徒は通学していないので、通学区域の小学校に教えに行かなければならなくなると校務以外の仕事の負担も増え忙しくなると思います。私立中学校と公立中学校との学力格差と学力低下問題が有ったから小中一貫教育に踏み切ったと思われますが。公立離れが防げるか。私立中学校受験にどう影響が出るか分かりません。小中一貫校化すれば、私立小学校、私立大學付属小学校、国立大付属小学校への進学を希望する子供達は従来通り減らないと思いますが。私立中学校受験への影響で、難関国立大學への進学実績を上げている有名私立中高一貫校の受験者は減らないと思いますが。私立の上位校以外の私立中高一貫校には少なからず受験者数に影響が出るかも分かりません。小中一貫教育の導入を検討している横浜市や大阪市内の私立中高一貫校では、将来的に附属小学校の新設を余儀なくされるのではと思います。全国的に小中一貫教育が拡大すれば、少子化による生徒の減少期を生き抜くために私立中高一貫校は、 自前の私立小学校を開校するところが増えると思います。私立中学校受験に話題と波紋を投げかける大阪市の小中一貫教育のスタートになると思います。いずれにせよ小中一貫教育の成果、「中一ギャップ」や学力低下問題、いじめ、不登校への教育の効果が出るのは9年目と言うことになります。それまでは私立中学校受験の人気は下がらないのではと思います。公立校離れの経緯は、少なくともゆとり教育の導入まで遡って考えなくてはなりません。今日や明日に始まったことでは有りません。将来的には、公立校は小・中・高校の一貫教育を目指す、小中高の一貫教育や小中高の一貫校を私立に対抗する為に新設せざるを得なくなるのでは無いかと思います。
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