教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

鹿児島の4私立高校も卒業証書渡さず 授業料滞納理由に

2009年03月14日 21時16分02秒 | 受験・学校

『 鹿児島県内の私立高校4校で、計6人の生徒が授業料の滞納を理由に卒業証書を渡されなかったり、回収されたりしていたことがわかった。全国の高校で同様の事例が明らかになり、県が22の私立高を調査した。 県によると4校は卒業式を実施済み。うち2校が計2人に証書を渡さず、ほかの2校は計4人に授与した後で回収した。その後、4人のうち2人は授業料を支払い、改めて証書を授与されたという。 県内私立高の授業料は1カ月2万5千~3万円ほど。6人は授業料を1~7カ月分滞納していたという。  県学事法制課の担当者は「授業料の滞卒業証書の授与は区別するよう、指導したい」と話した。 県教委は、公立高校では同様の事例がないことを確認しているという。』アサヒコム

鹿児島県教育委員会学事法制課も私立の高等学校には私学の独自性も有り指導監督が出来にくいのでしょうか。本年ほど授業料滞納による卒業証書の授与問題が話題になった年は無いと思いますが。それだけ世界同時不況の日本への経済的影響が大きく深刻な状況に有ると言えます。この私立高校4校も授業滞納をした生徒への救済として、鹿児島県の私立学校への授業料減免制度や就学援助制度への申請の斡旋をしたのでしょうか。学校教育法施行規則・第二節 入学、退学、転学、留学、休学及び卒業等『第九十六条・校長は、生徒の高等学校の全課程の修了を認めるに当たつては、高等学校学習指導要領の定めるところにより、七十四単位以上を修得した者について行わなければならない。ただし、第八十五条、第八十五条の二又は第八十六条の規定により、高等学校の教育課程に関し第八十三条又は第八十四条の規定によらない場合においては、文部科学大臣が別に定めるところにより行うものとする。』 の規程が有り、「文部科学省児童生徒課は「学校教育法施行規則に『高校の課程を修了したと認められる場合は卒業証書を授与せねばならない』と規定されており、滞納を理由に証書を渡さないのは法令違反。証書を渡した上で取り上げるのも最善の方法と言い難く、督促に努めるべきだ」としている 」又尾木直樹・法政大教授(臨床教育学)の話 公立・私立を問わず子どもが勉強してきた証しである卒業証書を、家庭の経済事情で奪ったり渡さないという権利はない。自己責任論で貧しい者を切り捨てるのは、教育機関として恥ずべき行為だ。授業料回収が困難なら、自治体や国に支援を訴える方法もある。そもそもOECD(経済協力開発機構)加盟30カ国のうち、高校で授業料を取るのは日本や韓国など4カ国だけだ。国が冷たいなら、学校が「出世払いでいいから」と生徒を送り出すくらいの人情味を持ってほしい。」毎日新聞より引用。この私立高校4校は、正当な経済的理由があるなら卒業後の滞納授業料分割返納制度を実施に滞納生徒には卒業証書を回収せずに皆の卒業生と一緒に渡すべきではないかと思います。今のような深刻な経済的不況が続けば、来年もこのようなが問題が起こると思いまし、高校の中退者や卒業出来ない高校生が増えると思います。金持ちだけが教育を受け経済的に困窮した家庭の高校生は、高校教育を受けなくても良いというのは教育的差別です。日本の民主主義教育は、どこへ行ったのか。授業料を滞納している高校生は卒業させないのでは、卒業後仕事が出来ずに生存的基本権を奪う事になります。公立高校も私立高校も各都道府県が授業料の減免制度や卒業後の授業料分割支払い制度や猶予制度を作り救済すべきでは有りませんか。今お金持ちで、経済的に裕福で有り、授業料を滞納している家庭の高校生などはさっさと高校を辞めたら良い思っている人もいると思います。今の戦後最大の不況といわれている日本で部下をリストラした人が今度は会社からリストラされる時代です。不況によりいつ人員整理が実施され会社が倒産し、会社の廃業、会社の解散になるか分かりません。明日は、あなたもそうならないとは限りません。今の政治家ですか、誰が保証してくれますか。テレビで以前放映されました新撰組血風録の主題歌、故春日八郎さんの歌いました三番の歌詞「明日はこの身が 散らば散れ 燃える命に 悔いはない」にありますように命掛けの覚悟が出来ている会社人間の人はいいですが。明日にも誰がリストラや会社倒産の憂き目に会うか分からない日本の今日のご時世です。適者生存、自然淘汰の競争原理による新自由主義経済学で、勝ち組のお金持ちは良いかも知れませんが。負け組の貧乏人は、学校でも勉強せんでええ、戦前同様切捨て御免ですか。何か今の日本、義理や人情味、人間性のない冷たい人間が増えたように思えてなりません。弱きを助け強きを挫く人はいなくなったのでしょうか。日本の社会的格差の拡大は、所得格差を増大し、貧富の格差や都市圏と地方との地域格差の拡大させた言えます。日本人の心も荒んでしまっていると言えます。弱い者いじめばかりでは、勝ち組の値打ちも有りません。学校に生じている一つの教育的経済現象といえますが、教育現場の学校の中に法律論や規則主義を持ち込んでもとても解決出来る問題とは思えません。国の実効性ある景気対策と庶民の目の高さに立った今や使われなくなりました社会政策が必要てす。文部科学省と各道府県知事と教育委員会が協力して、経済的に行き詰まり困窮している家庭の学生の救済と支援に取り組んで貰わないと全国の大學生から小学生までの学習権が保障されない状況になるのではと思います。経済大国の冠たる日本で、矛盾を感じる今日この頃です。

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<川崎の医師>講演会で「どんどん吸って早く死んで」

2009年03月14日 12時53分34秒 | 受験・学校

『川崎市立井田病院(中原区、関田恒二郎院長)の男性医師(55)が、7日に富山市で開かれた講演会の質疑応答で「禁煙が進むと医療費がかさむことは明らか。どんどん吸って早く死んでもらった方がいい」と発言していたことが分かった。禁煙推進団体は「人の命と健康を守る医師の発言とは思えない暴論」と抗議した。医師は取材に対し「真意が伝わらず誤解を生んだ」と釈明している。 病院などによると、講演会は富山県医師会主催で参加は関係者約30人。男性医師は医療と介護をテーマに講演した。質疑応答で、神奈川県が制定を目指す公共的施設受動喫煙防止条例について問われ、回答した際に発言したという。 医師は「私もたばこを吸うので、(喫煙は)自己責任だと言ったつもりだったが、誤解されてしまった」と説明。さらに「禁煙よりも、医療や介護を受けられない人たちへの対応に力を入れるべきだという思いがあった」と話した。市民団体「たばこ問題情報センター」(東京都千代田区、渡辺文学代表)は10日、関田院長と医師に発言の真意などについての公開質問状を提出した。』毎日新聞

タバコをどんどん吸ったら早く死ぬと断言出来るだろうか。私の母方のおばさんで、90歳を越えても毎日どんどんタバコを吸い寿命を全うした人間もいます。息子さんのお嫁さんがタバコ嫌いで、タバコを吸っていた部屋の襖から真でタバコ臭くなっていたと言います。 私が昔お世話になりました大阪成人病センター循環器内科の権威M先生は、肺の機能の強いや肺の丈夫な人が居てBCG を接種しなくても肺炎にならないひともいるそうです。タバコをどんどん吸ったからと言って皆肺がんになるでしょうか。リスクは高いと思います。肺がんにならなくても膀胱がんや肺気腫、心筋梗塞になる確率は高いと言えます。タバコを毎日楽しみに90才を越えても肺がんにならず元気で親戚のおじいさんは福井県で暮らしているよと知人から聞きました。どんどんタバコを吸えば、日本たばこ産業は儲かりますし、税金も入るでしょう。ただ人間の病気と寿命は、別です。 肝臓癌になってもタバコが唯一の楽しみで肝臓癌手術後4年11ヶ月生き抜いた高名な公法学者も居られます。私の知人で、タバコを吸い今尚90才で内視鏡手術に腕を振るわれている現役の外科医の先生もおられます。医者は、「患者の命を預かる責任の思い仕事」と言われました。どんどんタバコを吸う人達に早く死んで行けと言うなど人間の命を預かる医師の資格は無いと思います。もしどんどんタバコを吸う人達が死んで行ったら、日本の病院や医者は何の為に存在するのか分かりません。医学的に存在価値が有りません。日本の医学水準の低下です。患者の命を何とと思っているのでしょうか。果たして患者寿命を医師は本当に計れるでしょうか。医師は、患者の命を救うのが責務です。医学者としての目、科学者として鋭い視点で事実を研究により実証すべきです。ご自分の医学的分析や長年の研究成果とデータの上に立って皆に分かりやすく講演すべきです。このベテランの先生、今日や明日にお医者さんになられた経験の浅い若い研修医とは違います。もつとご自分の診療経験や医学的データを元に責任ある説明をすべきでは有りませんか。NHKプロジエクトX挑戦者達の「医者と言うのは、患者の為にいるわけで、医者としての地位や名誉など同でもいいことです。大切なのは、医者が患者から見捨てられないようにすることです。』奇跡の心臓手術に挑む」挑戦者達の名言集より引用。私の亡き母のお世話になった総合病院の元ベテラン看護婦さんで、今はケア・マネイジャーの仕事をされているSさんから『医者は、特権階級や」と伺いました。医師から見て、患者はまな板の上の鯉のような良いものでは無く、鰯では困ります。医者は、医師で有り、患者から尊敬される人格者であるべきです。人の命を預かる医師として自分の言動には責任を持って下さい。

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