教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

<家庭科テスト>まつり縫い、中3で半分以上できず

2009年03月26日 14時36分53秒 | 受験・学校

『 文部科学省国立教育政策研究所は25日、中学3年を対象にした技術・家庭科テスト(特定課題調査)の結果を公表した。実技テストでは、9割がのこぎりで木材を適切に切断できたが、ほつれたズボンのすそなどを縫うまつり縫いは半分以下しかできなかった。食生活などについて知識を尋ねる問題では、一部で課題も浮かんだ。 調査は07年10~11月、無作為抽出した全国497校の約1万6000人を対象に実施。技術・家庭科の全国規模のテストは41年ぶり、実技テストは初めて。 木材を指定された線に沿って2種類ののこぎりで切るテストには約3000人が挑戦し、誤差が2ミリ以内におさまるなど適切に切った生徒は92~93%だった。まつり縫いには別の約3000人が挑戦し、適切に縫うことができたのは46%だった。大根のいちょう切りには約1000人が挑戦。厚さ5ミリ以下という指定通りに切ることができた生徒は77%だったが、輪切りにしてから4等分した生徒が半数を超え、同研究所は「先に縦4等分するのが望ましい。効率的で安全な切り方を考えさせる指導が必要」とした。 キャベツ、ブロッコリー、ピーマン、トマトから緑黄色野菜でないものを選ぶ問題で、正解のキャベツを選んだ生徒は28%で、58%はトマトを選んだ。クーリングオフ制度について「契約を結んだ後でも期間内であれば解約可能」と正しい説明を選んだ生徒は61%。「通信販売で契約した場合に取り消すことができる」と誤答した生徒が16%いた。』毎日新聞

全国学力テストの成績結果も大切ですが、日常生活を送るに当たって必要なことを学び出来ることも学校教育では大事では有りませんか。 教科書の中だけではなく、実際に自分で奴いてみて体験する学習がおろそかになったら困ります。電動ドライバー電気鋸や電動カンナなが合っても、基本はのこぎりとカンナで、今でも大工さんも使っています。宮大工の人達は、昔ながらの道具を使い分けています。木の癖を知り、木と話すと言われています。木の目を見て、力の入れ方も工夫してこそ鋸が正しく使えるのです。鋸やかなづちの使い方は、基本ですが、日常生活でも必ず役に立ちます。家庭科で習う糸と針を使ったまつり縫いも、半分しか出来なかったそうですが。カッターシャツのボタンが突然取れたり、ズボンの裾の糸がほつれたり、学生服のポタンが取れた時には役立ちますよ。皆さんやってみて上手になって下さい。ミシン縫いの時代ですが、ちょっとしたことは針仕事の方が速いのではないでしょうか。昔から手縫いの方が機械縫いより着物でも強いと言われています。機械縫いより、手縫いのほうがほつれにくいそうです。京都西陣の染物加工業を営んでいた89才の おじいちゃんから聞きました。伝統産業の日本の製品は。手作りの良さで支えられて来たと言えます。そのおじいちゃん、昔の人はいちいち手取り足取り教えてくれませんでした。どうしたかと言うたら、職人さんの作業の仕方を見て覚えたそうです。中学校の技術家庭科で学んだことは、家でも男子、女子中学生を問わず自分でやって見ることも大切です。

男の子も下宿生活を送ったり、急にお母さんが病気になり、家事を手伝わなくてならなくなったりすることも有ると思います。将来家庭を持っても夫婦共稼ぎで家事を分担しなくてはならないことも有ると思います。男性は外で仕事、女性は、家事の時代は済みました。包丁は危ないから小さい時から使わないと、上手く包丁も使えなくなります。家庭でもお母さんが包丁の正しい使い方教えるべきです。テレビの料理番組で大人になっても危なっかしい包丁の使い方をする女性タレントさんもいますね。小さい時からお母さんの手伝いをしていなかったのですね。指や手を切ってもいいじや有りませんか。何事も小さい時からの経験と体験です。家庭科担当の先生も一人一人に料理実習中は、男女を問わず上手く包丁で切れるように指導をして下さい。この技術科・家庭科の実技テストの結果を見ますとあまり家庭では、お母さんの料理のお手伝いをしていないのではないしょうか。家では、受験勉強をすることも大切ですが家庭学習や将来役に立つ料理や家事、身の回りのことが自分で出来るように子供のうちからお母さんやお父さんからから学んでおくことも大切ではないでしょうか。

家庭では勉強以外のことも親御さんは積極的に子供達に教える事が家庭教育の中で忘れられているのではないでしょうか。家庭での親子のコミニュケーションと対話が生まれ家庭崩壊や家庭内暴力も無くなるのではないでしょうか。たまには、お母さんの代わりにスーバーマケツトに買い物行き野菜や果物を見て実際に学んで下さい。この頃魚も料理に便利なように切り分けられ、販売されていますので、魚の種類も分からない子供達が増えています。食育教育の観点から、昔から日本人の食卓に上っている魚のことを学ぶ事も忘れては成りません。魚業、水産資源の確保と海の環境の保護は、深い関連性を持っています。日本の今の教育は、小さい時から受験中心の勉強に傾き、知識を重んじ、暗記中心主義に陥り、子供の頃から自然に触れたり、自然を観察したり、物を自分で作ったりする体験学習が忘れられ、いろいろ失敗しても怪我をしてもその経験を通して学ぶ事の積み重ねも軽視した結果と思います。

日本の子供達の知識偏重と学力主義による学習方法にも問題が有るのではと思います。これからは、アメリカの物まねではなく、創造力豊かな発想力と問題解決能力のある人材が要求されている時代です。資源の乏しい日本で、新しい物作りや発明は産業立国日本に取って一番大切なことです。日本の科学技術の進歩と発展が無ければ、高齢化による労働人口減少に伴い日本は斜陽化するだけです。教科書の学ぶ内容を多くしたりや理科離れを言う前に日頃の日常生活の中から生まれる体験学習や自然観察、実学実習教育を重視して行くこともこれからの日本の教育には大事と思います。昔の子供達が出来て、今の子供達が出来ない筈は有りません。

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飲酒>小6男女含む5人補導 沖縄県警

2009年03月26日 11時34分19秒 | 受験・学校

 『沖縄県警うるま署は24日、泡盛を飲んだとしてうるま市内の小学6年の女児と男児(いずれも12歳)、中学3年女子生徒3人(同15歳)を補導した。女児が自分の小遣いで泡盛1本(720ミリリットル)を買っており、同署は購入店を特定し、未成年者飲酒禁止法違反容疑で書類送検する方針。 同署によると、5人は24日午前11時半ごろから、女児の自宅で泡盛を飲み始めた。午後1時半ごろ、5人が酔って大騒ぎしているのを訪ねて来た女児の母の知人が見つけ、同署に通報。署員が駆けつけた時には、泡盛の瓶は既に空だった。署員の注意に5人とも「もうしません」と反省していたという。 沖縄県は07年1年間で3284人の少年が飲酒で補導されており、2位の千葉の2817人を大きく引き離して全国トップ。』毎日新聞

泡盛は、沖縄県で流通しているものはアルコール度数は30%で、沖縄県外への販売や飲みやすさを考慮して25%にしたものもあるそうですが、日本酒よりアルコール度数が強くて焼酎並みの強さですね。のこの五人の子供達は、急性アルコール中毒にならなくて本当に良かったですね。ひょつとするといつも親の目を盗んで飲んでいたのでしょうか。泡盛に強い体質だったのでしょうね。なぜ沖縄県は、未成年者の飲酒が多いのか原因を調査する必要が有ると思います。これから花シーズンが訪れますし、春休みで、気分も緩みがちで未成年者の飲酒事件や飲酒運転事故が増えると思います。周囲の大人が、子供達に注意すべきです。家庭で親がきっちり未成年の内は、お酒を飲まないように子供に教えて置くべきです。お酒に弱い体質で、体に合わない無い場合は、お酒を飲まないように断り方も教えて置くべきです。お酒に強くない体質の人は、一生変わらないと思います。アルコールに弱い体質の人は、強くすることは出来ません。お酒の弱い体質の人にお酒を無理に勧めると危険です。慌てて子供の時から、大人の真似をしてお酒を飲む事は無いと思います。これからの人生は、長いのですから。成人になってからでもお酒を飲むのは遅くは、有りません。長寿を真っ当された泉竹千代さんのように深酒をせずに、ゆっくり、ゆったり気分で人生とともに楽しんで下さい。子供達の身体の発達と健康を考えて身近なところにいる大人が、未成年者がお酒を飲み無いように目配りすることが大切なのではないでしょうか。

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