教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

嫌いな友達は…水戸の男性教諭、実名あげて道徳授業

2009年03月18日 12時52分10秒 | 受験・学校

『水戸市内の市立小学校の男性教諭(55)が今年1月、「友達」をテーマにした6年生の道徳の授業で、事前のアンケートで「嫌いな人」に挙がった児童の名前を出した上に、記入した児童も明らかにしていたことが分かった。 教諭は「嫌いだと言わずに、良いところを見つけて卒業しよう」などと指導したというが、市教委は「人権に配慮を欠いた指導だった」としている。ほかにも教諭には体罰や問題指導があったとして、県教委が処分を検討している。 市教委によると、教諭は、事前アンケートで「嫌いな人」を書かせ、児童4人に対し「どうだ、××を嫌いだと思っているのか。前に言ってたよな」と次々に聞いていった。児童に嫌いな人を尋ねるアンケートは、児童間の人間関係を把握するために行われることもあるというが、市教委は「アンケートの結果を児童に言うのは不適切だ」としている。 教諭は「人を好きになること」と板書し、「悪いところばかり見てしまうから駄目だ」と児童に説いたというが、嫌いな人として名前を挙げられた児童は「みんなの前で言われてつらかった。先生を殴りたくなった」と話し、教諭に聞かれた児童の1人は「言いたくなかったが、怖かったのでうなずいた」と話している。 この教諭に関して、市教委はほかにも、体罰と人権に配慮を欠いた行為が計10件あったとしている。2007年6月に体育館で友達をからかった男子児童に「5秒以内に謝れ」と尻をけって、床に座らせて謝らせたり、今年1月には縄跳びにつかえた男子児童に「教室に行って逆立ちとか正座とかしてろ」と言って、児童に教室に戻らせて逆立ちや正座をさせるなどの体罰があった。昨年9月には、給食でお代わりした母子家庭の児童に「朝ごはん食べてきたのか」と聞くなどしていた。 教諭は1月下旬に担任を外され、2月16日から市の施設で研修を受けている。』 読売新聞

道徳教育で、友人関係や友達の有り方を取り上げるのは悪くはないと思いますが。学級担任としてアンケートで、嫌いな人に上がった児童の名前を出したり、記入した児童の名前を学級の同級生の前で明らかにするのはどうかと思います。学級内の友達関係を把握し、児童の学級内の指導に役立てる為のアンケート資料に公表すべきではないと思いますが。学級内の同級生同士の関係が悪くなったり、友達関係に皹が入りいじめの要因を先生が作ったら困ります。かなりベテランの先生なのに、学級担任として指導への思いやりや配慮が足りない耀に思います。いじめは、今尚各地の学校でいじめやいじめによる自殺が起こっています。生徒同士が起こしているいじめも有りますが、学校の先生がいじめの要因を作り、不適切な生徒への言葉や発言でいじめが起こり、助長している例も現実には有ると思います。教育現場では、児童の目の高さに立った教育が今大切です。友達をからかった児童の尻を蹴ったりするより、その場で、口で叱ったほうが児童も良く自分のした事が良く分かリ、反省すると思います。教育者としての叱り方も大事です。今年1月には縄跳びにつかえた男子児童に「教室に行って逆立ちとか正座とかしてろ」言うより上手出来るようにこの先生が教えるべきです。山本五十六海軍元帥の語録に見られる『「やってみせ 言って聞かせて させて見せ ほめてやらねば 人は動かじ」「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」や「苦しいこともあるだろう 言い度いこともあるだろう 不満なこともあるだろう 腹の立つこともあるだろう 泣き度いこともあるだろう これらをじっとこらえてゆくのが 男の修行である」の「男の修行」は格言として評価が高く、座右の銘としている経営者や指導者は多い。「やってみせて…」は上杉鷹山の「してみせて 言って聞かせて させてみる」から影響を受けているとされる。』フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より引用』の言葉を思い出さずにはいられません。口で児童を叱るより生徒に体罰を与えるほうが好きな先生かも分かりませんが。児童は見せしめや体罰による嫌な思い出となり、児童の心が萎縮するだけでは有りませんか。給食でお代わりをした母子家庭の児童に朝ご飯を食べて来たかと問うなど児童の気持ち先生として理解出来ていません。教育現場では、児童の人権を尊重し父子家庭や母子家庭の子供達を差別しないことが常識では有りませんか。この先生は、学級担任として自分勝手な思い込みと自分の主観的な考えで児童を見過ぎています。児童の置かれている家庭環境も学級担任としてて十分考え児童の目線に立った教育実践が肝要では有りませんか。子供達もこんな先生では、学校が面白くなくなり、学校嫌いや不登校の子供達を沢山作るだけでは有りませんか。この先生も反省すべきです。教育者としての「人間性」の問題です。学校の先生は、子供達に教えることは、自分自身も学ぶことになると思います。日々、子供達を通じて新しい発見がある筈です。先生は、教育現場での学び舎の精神を忘れないで欲しいと思います。

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