さらば日米同盟! 平和国家日本を目指す最強の自主防衛政策 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2010-06-22 |
天木 直人
領土問題の要諦はいたずらに相手国を刺激する言動を避けて、外交力
で主権を貫き通すことだ。
ましてや軍事的対決を招くような挑発は愚の骨頂である。
石原慎太郎東京都知事と産経新聞はその二つの間違いをきょう8月13日
の新聞紙上でおかしている。
いまは竹島問題についての李明博大統領の失策を批判するときであるのに
石原氏は竹島問題についてはみょうに物分りがいい。
その一方で尖閣諸島にばかりこだわる。
ついに野田首相に尖閣諸島に行けなどと言出だした。
これでは李明博大統領の竹島訪問を非難できない。
産経新聞は一面トップで岩崎茂自衛隊幕僚長が尖閣出動に関する対処
方針の策定を命じた事がわかったとスクープ報道している。
本当か。野田首相は本当にそんな事を命じたのか。そうであるなら
真性の軍事馬鹿だ。
もし野田首相が自衛隊出動の指示を出していないにも関わらず、自衛隊
制服組トップがそのような方針を自衛隊に指示したのなら、これこそが究極
のシビリアンコントロール違反だ。
内閣が吹っ飛ぶ大事件だ。
果たして産経新聞は社運を賭ける覚悟を持ってこのようなスクープを書
いたのだろうか。
領土問題は突き詰めれば戦争でしか解決はできない。
その危険性があるからこそ領土問題は外交力で解決しなければ
ならないのだ・・・
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