◆韓国の歴代大統領の末路は、以下のように大概、哀れである。
①
初代~3代=1 1 李承晩(イ・スンマン)、韓国民主党→自由党(1948年7月20日~ 1952年8月15日、1952年8月15日~1956年8月15日、憲法改正により3選禁止を撤廃、1956年8月15日~1960年4月26日、再選のために大規模な不正選挙を強行。4・19革命で失脚し、亡命)⇒ 4・19革命の後、許政が大統領権限を臨時代行(1960年4月27日 ~1960年8月12日)
②
4代=尹潽善(ユン・ボソン)、韓国民主党→新民党(1960年8月13日~1961年5月19日、1961年5月19日~1962年3月22日)⇒ 5・16軍事クーデターで国家再建最高会議が政権掌握。憲法停止。軍政-国家再建最高会議議長・朴正煕(???)による軍政(1962年3月22日 ~1963年12月16日)
③
5、6、7、8、9代=朴正煕(パク・チョンヒ)、民主共和党(1963年12月17日~1967年7月1日 新憲法の下で民政に復帰、直接選挙により選出、第3共和国6 1967年7月1日~1971年7月1日、直接選挙により選出(1971年7月1日~1972年12月26日 1972年10月17日に非常戒厳令、[十月維新〕1972年12月27日~1978年12月26日 〔維新体制〕を標榜し独裁を強化、統一主体国民会議による間接選挙、維新体制、1978年12月27日~1979年10月26日、統一主体国民会議による間接選挙、在任中に暗殺[朴正煕暗殺事件]⇒朴正煕暗殺の後、崔圭夏が大統領権限を臨時代行(1979年10月26日 ~1979年12月7日)第4共和国。
④
10代=崔圭夏(チェ・ギュハ)無所属(1979年12月8日~1980年8月16日 粛軍クーデターで軍内部の実権を奪取した全斗煥・盧泰愚らによる5・17クーデターによって、軍部に政権を掌握され、辞任)⇒崔圭夏の辞任後、朴忠勳(???)が大統領権限を臨時代行(1980年8月16日 - 1980年9月1日) 軍政。
⑤
11、12代=全斗煥(チョン・ドゥファン)民主正義党(1980年9月1日~1981年3月2日 統一主体国民会議による間接選挙)第5共和国憲法制定。
1981年3月3日~1988年2月24日)大統領選挙人団による間接選挙にて選出。第六共和国憲法制定。粛軍クーデターや光州事件などにより、退任後に死刑判決(高裁で無期懲役に減刑され、後に特赦)。第5共和国。
⑥
13代=盧泰愚(ノ・テウ)民主正義党→民主自由党(1988年2月25日~1993年2月24日)粛軍クーデター・光州事件及び大統領在任中の不正蓄財により、退任後に軍刑法違反で懲役刑(後に特赦)。 第6共和国。
⑦
14代=金泳三(キム・ヨンサム)新韓国党(1993年2月25日~1998年2月24日)直接選挙により選出。
⑧
15代=金大中(キム・デジュン)新政治国民会議→新千年民主党(1998年2月25日~2003年2月24日)、太陽政策を推し進め、2000年6月に北朝鮮の金正日との南北首脳会談を実現。在任中にノーベル平和賞を受賞。
⑨
16代=盧武鉉(ノ・ムヒョン)新千年民主党→開かれたウリ党(2003年2月25日~2004年3月12日)国会の弾劾訴追により、大統領権限停止。権限停止期間(3月12日~5月14日) 国務総理(首相)の高建が、大統領権限を臨時代行。2004年5月14日~2008年2月24日)弾劾訴追の棄却により、職務に復帰。在任中の収賄疑惑により退任後に捜査を受け、自殺(公式発表による)。
⑩
17代=李明博(イ・ミョンバク)ハンナラ党(2008年2月25日~在任中~2013年2月24日任期満了) 直接選挙により選出。
◆このように韓国の歴代大統領は、9人のうち、7人が不幸な末路(亡命、失脚、死刑判決、懲役刑判決、自殺)に落ちている。
いままた李明博大統領も、実兄があっせん収賄罪で検察当局に逮捕起訴されており、また大統領周辺では、側近が不正で相次いで摘発されているので、司直の手が自分にも及ぶのではないかと末路に極度の不安を抱いていると言われている。
中央日報/中央日報日本語版は7月27日午前8時38分、「李明博大統領の実兄を逮捕起訴」という見出しをつけて、以下のように配信している。
「大検察庁中央捜査部の貯蓄銀行不正合同捜査団(団長チェ・ウンシク)は26日、複数の貯蓄銀行とコーロングループから7億5750万ウォン(約5200万円)の不正資金を受け取った疑い(政治資金法違反および特定犯罪加重処罰法上のあっせん収賄)で李相得(イ・サンドゥク、77)前セヌリ党議員を逮捕・起訴した。合同捜査団の関係者は『今後、李前議員が受け取った金品の使用先を確認していく』とし『大統領の選挙資金への使用の是非も確認する予定』と述べた。検察によると、李前議員は大統領選挙を控えた2007年10月、鄭斗彦(チョン・ドゥオン、55)セヌリ党議員の紹介で知り合った林錫(イム・ソク、50、逮捕起訴済み)ソロモン貯蓄銀行会長から政治資金名目で現金3億ウォンを受け取った疑いだ。また李前議員は2007年12月中旬に、キム・チャンギョン(56、逮捕起訴済み)未来貯蓄銀行会長から貯蓄銀行経営関連請託とともに3億ウォンを受け取った疑いももたれている。検察は林会長から受け取った金については、政治資金法違反容疑を、キム会長から受け取った金については政治資金法違反および特定犯罪加重処罰法上のあっせん収賄違反容疑をそれぞれ適用した。李前議員は2007年7月から2011年12月、コーロングループで国会議員室運営経費の名目で毎月250万から300万ウォン、総額1億5750万ウォンの不正政治資金を受け取っていたことが明らかになった。検察は林会長から不正資金として約4億ウォンを受け取った鄭斗彦議員については、国会会期が終了する来月3日以降に事前拘束令状を再請求する方針であることを明らかにした。一方、検察は3800億ウォン規模の不法貸出の容疑で逮捕・起訴されたキム・チャンギョン会長が、4300億ウォン台の不正貸出をしていた容疑も明かして追加起訴した。キム会長は2010年3月、借名で保有していた“アルムダウンCC”のゴルフ場建設と運営資金を捻出するために、未来貯金銀行から借名で約1493億ウォンを借りた疑い(相互貯蓄銀行法上の大株主信用供与)などがもたれている。崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長に約150億ウォンなど個別借主貸出限度規定を超過して約1885億ウォンの不正貸出をした疑い(相互貯蓄銀行法上の貸出限度超過)もある」
朝鮮には昔から権腐十年という言葉がある。10年経れば権力は腐敗するという意味である。しかし、韓国では、「権腐5年」という状況にある。だからこそ、大統領の任期を1期5年に決めているのであろう。
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小沢一郎代表と橋下徹市長が密約通り、合流を決定、鳩山由紀夫元首相の側近・松野頼久元官房副長官の裏工作が効を奏した ◆〔特別情報①〕
小沢一郎代表にごく近い筋からの情報によると、お盆明けに合わせて、「国民の生活が第一党」の小沢一郎代表と「大阪維新の会」を率いる橋下徹市長、その周辺の動きが、俄かに慌しくなってきたという。かねてから密約していた通り、「近いうちに」行われる次期総選挙と2013年7月28日任期満了選挙となる参院議員選挙に向けて合流し、本格的に選挙態勢を組む具体的な作業に入ったという。
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『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日 共栄書房刊) 目次『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日 共栄書房刊) 第4章 民主党は政権政党となり得るか ― 選挙で勝てるか ④
●選挙は、辻説法にはじまって辻説法に終わる
「十ケ条」の第九条「得票は一票一票、足でかせぐこと。一票一票が積って山をなし、当選となる。(千里の道も一歩から)」について。
小沢一郎は、選挙の名人である。平成一九(二〇〇七)年七月二九日の参議院議員選挙でこのことを見事に実証してみせた。今度は、次期総選挙でその選挙のプロとしての腕前を国民の目に再現しなくてはならない。
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『民主党政変 政界大再編』2010年5月6日 ごま書房刊 『国際金融資本の罠に嵌った日本』1999年6月25日刊 『政治家の交渉術』2006年5月刊 『カルロス・ゴーンの言葉』2006年11月刊「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」2007年7月刊
第8回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成24年8月25日(土)
核戦争時代
『集団的自衛権を問う』
~武器輸出3原則、PKO武器携行、オスプレイ
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