それらを垂れ流すだけのメディア。
これが竹島・尖閣問題に対する今の日本の現状だ。
なぜこのような混乱が起きるのか。
正しい解決策は何か。
それについての私の結論は何度も書いてきたから繰り返さないが、
ここでは論点だけを整理して読者の考えの参考に供したいと思う。
それは決して私の考えを押しつけるというのではない。
読者が自分の頭で考えて自らの答えを出せばいいのだ。
しかしそのためには歴史をよく学ばなければいけない。
知識の裏づけのないままに思い込みや感情論で断言することほど
無責任なことはない。
私の言う論点とは何か。
一つは李明博大統領の天皇謝罪発言問題と竹島領土問題を切り
離して論じなければならないということだ。
天皇謝罪発言問題は看過してはいけない日本にとっての大問題で
ある。
二つは領土問題と歴史認識問題を混同してはいけないということだ。
歴史認識問題こそ国論を二分する問題であり、この問題を日本の政治
が日本の問題として解決しないかぎり正しく力強いアジア外交はいつまで
たってもできない。
三番目には我が国の領土問題は日米同盟関係と切り離して考えては
いけないということだ。我が国の領土問題はすべて対米従属外交の故に、
米国に振り回されているのだ。
そして最後にメディアの無責任さである。
メディアは自らの立場を明確にせずに、いや、出来ないまま、領土問題
や歴史認識問題を報じ続ける。識者の意見を並べ立てる。無責任の極みだ。
かくして尖閣諸島問題や竹島問題は内なる議論ばかりが繰り返され、
中国や韓国に対する明確で力強い外交が打ち出せないまま国の威信を
失っていくことになる・・・
この続きはきょうの「天木直人のメールマガジン」で書いています。
ほかにも次のテーマで書いています。
1. 我が国の原発推進政策にとどめを刺すことになる米原子力規制
委員会の決定
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了
引用元<label>//www.amakiblog.com/</label>