池田小事件14年「安全な学校」願い、集いで冥福祈る
毎日新聞6月8日(月)10時50分配信
『大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)に包丁を持った男が乱入し、児童8人が死亡、教師を含む15人が重軽傷を負った事件は8日、発生から 14年を迎えた。同校では「祈りと誓いの集い」が開かれ、遺族や在校生、教職員らが犠牲になった8人の冥福を祈りながら、安全な学校づくりに向けて思いを 新たにした。 集いには約1400人が出席。事件発生時刻の午前10時10分過ぎ、8人の名が刻まれた「祈りと誓いの塔」の鐘が鳴らされ、全員で黙とうをささげた。 佐々木靖校長は「『行ってきます』『ただいま』『お帰りなさい』というありふれた日常がどれほど幸せなことかをかみしめなけ 佐々木靖校長は「『行ってきます』『ただいま』『お帰りなさい』というありふれた日常がどれほど幸せなことかをかみしめなければいけません。事件を決して風化させることなく、学校安全に関わる着実な取り組みとその発信を継続していく使命を改めて心に刻みたい」と述べた。 児童代表の6年生3人は「安全で安心な学校であり続けていくために、私たちのできることを世の中に向けて発信していきたいと思います」と誓った。【大森治幸、米山淳】