教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

日本人初の「独立時計師」 全て手作業で1個に1年 1800万円

2016年03月21日 15時07分23秒 | 独立時計師
スポニチアネックス 3月21日(月)12時5分配信

『日本人初の「独立時計師」 全て手作業で1個に1年 1800万円
「キズミ」(専用虫眼鏡)を使って細かい作業を行う菊野昌宏さん
 ハンドメードの腕時計がはやっている。だが、その多くはクオーツ基盤を利用したものだ。ぜんまい仕掛けの機械式腕時計をゼロから設計し、部品をはじめ全て手作業で作り上げる職人は数少ない。その中の一人、菊野昌宏は「独立時計師協会正会員」の日本人第1号という肩書を持つ。まだ33歳という若さなのに。現在は1個1800万円(税別)の最新作を制作中。千葉県船橋市の工房を訪ねた。
 暗色の作務衣(さむえ)に身を包み、作業台に向かう姿からは独特の雰囲気が漂う。若き日の夏目漱石といった風姿。「完全受注で腕時計を作っています。今は“和時計・改”を制作中で、制作期間は約1年。もちろん1個で、ですけど」。気難しい職人のイメージは全くなく、その口調は果てしなく柔らかい。
和時計・改は、腕時計の国際的見本市・バーゼルワールド(スイス)で昨年春に発表された菊野の快作だ。江戸時代まで日本が採用していた不定時法で時刻を表す手巻き時計。不定時法とは1日を24等分するのではなく、日の出直前から日の入り直後までの昼間時間帯を6等分し、一刻(いっとき)とする計時法だ。秋分、春分では一刻が昼夜共にほぼ2時間だが、夏場は昼間の一刻が長くなり、夜間のそれは短くなる。冬季はその逆。だから一刻の長さは日々変化していく。この複雑な計時法を現代の機械式技術で再現したのが和時計・改だ。
作業場は2階建て自宅の1階部分。12畳ほどのリビングに作業台を設置し、主に部品をやすりで削る作業や組み立てを行う。隣接する車庫には旋盤機やバーナー作業台が置かれ、部品の切り出しや金属の鍛造などを行う。午前10時ごろから午後6時ごろまでが作業時間帯。休日は特に決めず、休みたい時には休む。「納期に間に合えばいいんです。だからかなり自由な仕事ですね」。現在進行中の和時計・改は9月ごろが締め切り。だから、まだ具体的な形にはなっていない。
菊野がこの仕事を始めたきっかけは実に興味深い。北海道・深川西高を卒業し、帯広で陸上自衛隊に入隊。時計に対する思い入れは全くなかったが、たまたま上司のオメガ(約30万円)を見て興味を抱いた。「自分のは1000円ほどのデジタル時計。それで十分なのに、世の中には大金を払って買う人がいる。しかもそれは電力ではなくぜんまいで動くなんて…」
感銘を受けた菊野は専門誌をむさぼるように読み始め、スイスに独立時計師という職人の団体があることを知る。「個人で時計を作るという仕事があるとは」。4年間在籍した自衛隊を辞し、都内の時計専門学校へ。ここで修理の基本技術を学び、さらに独自時計の制作へと歩を進めた。この時の作品を見たスイスの独立時計師があまりの独自さに驚き、菊野に協会入りを勧めたのが2010年。とんとん拍子で正会員となったのは13年のことだった。しかも日本人初の栄誉付きで。
「自分が創造した時計が完成する時の喜びが一番大きい。材料費は合計で10万円ほどですが、人の手で原始的に作り上げることに価値がある。そんな僕の時計を欲しいという方がいらっしゃるので、今はいい環境です」。和時計・改はさらに追加で注文が入った。現在進行中の作業が完了後、また一からの制作過程に入る。
収入=時計の値段。約2年間で3600万円の稼ぎになる計算だ。だが実際は、販売品を作る前に展示会で発表する新作を制作する必要がある。そのための時間は1年から1年半。せっかく新作を完成させても、注文がなければ1年以上収入ゼロとなるリスクも抱える。「でも、基本的には楽しい仕事ですね」。漱石似の表情が柔らかくほほ笑んだ。 =敬称略=
≪独立時計師協会正会員、現在は日本で2人、世界で34人≫独立時計師協会(AHCI)は機械式時計の本場・スイスのチューリヒに本拠を置き、メーカーに属さない世界中の優秀な時計師をメンバーとする団体。現在は正会員34人、準会員4人、名誉会員8人の構成となっている。昨年は日本人2人目として浅岡肇氏も正会員に加わった。あのフランク・ミュラー氏も在籍していたが、自らのブランド立ち上げに伴い退会している。入会するには独自の機械式時計を3年連続してバーゼルワールドなどの展示会に出品し、審査を仰ぐ必要がある。』
人それぞれ人にはない才能があると言うことです。
今の大学受験本位の学校教育の中では、優れた一人一人の天分を見いだせないのではないかと思います。 
長年の経験と技術、勘を若くして体得し世界に通用する独立時計師になられた菊野さん正に数少ない優れた時計職人です。
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米大統領選挙、「トランプ旋風」が巻き起こるなか、米国は進歩しているのか、劣化しているのか?

2016年03月21日 14時43分35秒 | 国際・政治
板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
~ニュースにブログ~
米大統領選挙、「トランプ旋風」が巻き起こるなか、米国は進歩しているのか、劣化しているのか?
2016年03月21日 07時04分34秒 | 政治


◆笹川平和財団は3月15日、笹川平和財団ビル(東京都港区虎ノ門1-15-16)11階国際会議場で、米国議員経験者協会(FMC)日本研究グループ「Congressional Study Group on Japan」との共催で、「日米オピニオンリーダー交流」事業の一環として、「2016年大統領選挙と米国政治の選択」(アメリカでは今何が起きているのか?誰のための選挙か?)をテーマに、パネル講演会を開催した。出席者は、トーマス・ピートライ氏(元米国連邦下院議員、1979-2015年、共和党・ウィスコンシン州選出)、デニス・ハーテル氏(元米国連邦下院議員、1981-1993年、民主党・ミシガン州選出)、モデレーターは慶應義塾大学総合政策学部の中山俊宏教授。
 このなかで、聴講者から出された刺激的な質問「『トランプ現象』、これは、米国の民主主義の進化のプロセスなのか、それとも劣化のプロセスなのか」米国は進歩しているのか、劣化しているのか?」が、注目を浴びた。


 【トーマス・ピートライ元連邦下院議員(共和党、1979-2015)のプロフィール】
 1979年の初当選以降2015年まで、ウィスコンシン州第5区より18期、計36年間連邦下院議員を務める。
 議員時代は下院運輸インフラ整備委員会及び教育・労働委員会のシニアメンバーとして活動、学生ローン・健康保険や税制改革にも積極的に取り組む。
 また1993年の米議会日本研究グループ(CSGJ)の創設以来20年以上中心メンバーとして、米議会と国会の議員交流の中心的な役割を果たし、2014年秋、連邦政府における対日理解の促進に寄与した功績を認められ、日本政府より旭日重光章を授与される。
 現在は米議会日本研究グループが属する米国議員経験者協会(FMC)の役員を務め、頻繁に各地の大学に赴き元連邦議員としての経験を学生と懇談する活動を行っている。
 1962年にハーバード大学を卒業後、1965年に同大学法科大学院を修了。 1973 年から1979年はウィスコンシン州上院議員を務めた。


 【デニス・ハーテルテニス・パーテル元連邦下院議員(民主党、1981-1993)のプロフィール】
 1981年の初当選以降1993年まで、ミシガン州第4区より6期、計12年連邦下院議員を務める。
 議員時代は下院軍事委員会に所属、同委員会の監査小委員会の委員長を務める。民主党勉強会(Democratic Study Group)の副会長、及びミシガン州選出民主党議員団の幹事としても活動。
 議員を退任後、オックスフォード大学をはじめとする欧米の大学にて講演、現在は米国の防衛大学であるNational Defbnse Universityで教鞭をとる。 2010 年から20H年は米国議員経験者協会(FMC)の会長として年次チャリティゴルフトーナメントを設立、現在も役員の一人として学生との懇談や欧米の元議員との交流を活発に行う。
 1971年に東ミシガン大学を卒業後、ウェイン州立大学法科大学院を修了。 1975 年から1980年までミシガン州下院議員を3期務めた。


 【モデレーター=慶應義塾大学総合政策学部の中山俊宏教授のプロフィール】
 青山学院大学大学院国際政治経済学研究科博士課程修了。博士(国際政治学)。ワシントン・ポスト紙極東総局記者、日本政府国連代表部専門調査員、日本国際問題研究所主任研究員、ブルッキングス研究所招聘客員研究員、津田塾大学学芸学部国際関係学科准教授、青山学院大学国際政治経済学部教授を経て、2014年より慶庭義塾大学総合政策学部教授。専門は国際政治学、アメリカ政治・外交。主著に『ア
メリカン・イデオロギー』(勁草書房、2013年)、『介入するアメリカ』(勁草書房、2013年)など。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」

ジョージ・ソロス氏、ニューヨークのジュリアーニ元市長が「トランプ氏」支持、プーチン大統領も声援

◆〔特別情報1〕
 米大統領選挙(11月)に向けた予備選挙で「大旋風」を巻き起こして、指名獲得へ快進撃している不動産王のドナルド・トランプ氏(共和党)が、意外にも世界を股にかけた投資家・投機家であるジョージ・ソロス氏(ハンガリー・ブダペスト生まれのハンガリー系・ユダヤ系米国人の慈善家)やニューヨークのジュリアーニ元市長(共和党)ら「幅広いセレブ人脈」から支持されているのをはじめ、海外では、ロシアのプーチン大統領から力強い声援を送られているという。これに対して、日本の外務省は、トランプ氏が仮に大統領に就任した場合に備えて、国務長官、国防長官など閣僚や政権幹部に登用される可能性のある有力者について情報収集と分析を急いでいる。トランプ氏の地元・ニューヨークの中心部で3月19日、市民団体の呼びかけで大規模な抗議デモ(参加者約2000人)が行われたのとは、まったく好対照の「トランプ人気の秘密」とは、何なのか?

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話からのアクセスはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)






第52回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成28年4月9日 (土)
なぜ、今、田中角栄ブームなのか
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【公衆衛生統合】 府市ともに見識欠く

2016年03月21日 14時16分29秒 | 日記・エッセイ・コラム
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連載・特集 » 浅野秀弥の未来創案

浅野秀弥の未来創案


【公衆衛生統合】
2016年3月21日大阪日々新聞
府市ともに見識欠く

 大阪市議会で審議されている大阪市立環境科学研究所と大阪府立公衆衛生所の統合。自公共の反対で否決されるはずが、どうも公明党の動向がはっきりしない。同党の府議・市議の結束を乱すような横やりを党中央の国会議員が画策しているようで、最大支持組織の創価学会からの不信感がジワジワと広がっている。

 「なぜこの問題が重要なのか?」をあらためて再検証をした。府市とも公衆衛生・保健分野に見識がなさすぎる。外国人観光客数の増加に対し、ジカ熱など多様化する感染症に対する予防対策があまりにもおざなりだ。

 公衆衛生の「衛生」とは、明治政府内務省の初代衛生局長だった長与専斎(ながよせんさい)が広く国民の健康保護を担当する政府部局を名付ける際に「荘子」から取った熟語だ。昨今よく使う「健康」「保健」という言葉とほぼ同じ意味とされる。思いもかけぬ感染症が突然流行し多くの生命が危険にさらされる当時の公衆衛生とは、まさに「生」(命)を「衛る」仕事だった。現代社会の環境汚染の中には、多くの健康阻害要因が複雑多岐に存在しており、これらに対し公衆衛生とは人々の健康生活を守り増進させる学問であり、技術であり、今こそ必要な概念である。

 公衆衛生とはその時代、その社会とともにある。人々の健康意識を高め望ましい行動を促すことを社会全体で実施、その評価についても研究するなど実に実践的な学問であり技術なのだ。

 思い付くだけでも、母子保健、学校保健、成人・老人保健、産業保健、感染症、生活習慣病、精神保健福祉、食品衛生、栄養改善、環境衛生・環境保健、国際保健など多い。

 従事者は保健医療福祉領域の専門職や教育研究者をはじめとして、現職の行政官や社会学、教育学、心理学、統計学、あるいは環境科学等、きわめて多種多様な関係者で構成されており、さらに現実社会での実践的領域では、当事者や地域の人々との連携・協力も必要となる。時代と社会とに直結した極めてダイナミックで、私たちの健康・福祉と生活の質(QOL)に直結する諸課題を扱っている。事の推移を徹底的に調べ上げなければならない。

 あさの・ひでや(フリーマーケット=FM=社社長、関西学生発イノベーション創出協議会=KSIA=理事長)1954年大阪市生まれ。わが国のFM創始者で日本FM協会理事長。関西経済連合会幹事。数々の博覧会等イベントプロデュースを手掛ける。
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