教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

天木直人のブログ自白信用性の議論の裏で切り捨てられる被害者の人権

2016年04月09日 17時01分42秒 | 国際・政治
9Apr
2016

 栃木県今市市で11年ほど前に起きた少女誘拐殺人事件の裁判がメディアを騒がせている。

 なぜこんなに騒がれるのか。

 その理由は、明白な証拠もないのに自白だけで被疑者を有罪にできるかという司法上の大問題が絡んでいるからだ。

 そして、冤罪は許されないとする人権擁護派と、犯罪者が相応の罰則を受けるのは当然だとする権力側の裁判に関する考え方の対立があるからだ。

 冤罪を防ぐために取り調べの可視化が求められ、そのために取り調べの録画が弁護士の了解の下に公開されたというのに、それでもまだ論争は続く。

 しかし、その陰で切り捨てられるのは被害者とその家族の気持ちだ。

 こんな録画を繰り返し繰り返し報道された被害者はいたたまれなかったに違いない。

 これは拷問だ。

 しかし誰もその事を指摘しない。
 裁判の方法をめぐって議論を繰り返す検察側も弁護側も、いわば知的強者だ。

 その一方で、犠牲者とその家族は不当な犯罪の被害者という弱者だ。

 強者のせめぎ合いの陰で、弱者は切り捨てられてしまっている。

 再びあの惨劇の模様が再現される。

 いつまで女の子とその家族を苦しめればいいというのか。

 いつから日本はこんな国になってしまったのだろう(了)
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宇佐高の成績名簿流出 生徒がLINEで拡散

2016年04月09日 14時04分59秒 | 受験・学校
03:01
宇佐高の成績名簿流出 生徒がLINEで拡散
(大分合同新聞)
 『県教委は8日、宇佐高校(楢崎信浩校長、宇佐市)で新年度のクラス分けを決める会議で使った生徒の成績順位などが載った名簿が流出したと発表した。流出したのは新2年生104人分。文系、理系、文理混合のクラス別に、成績の他、名前や性別、選択科目が書かれていた。会議で使った特別教室に2部置き忘れていたのを生徒が見つけ、他の生徒2人に譲渡。無料通話アプリ「LINE(ライン)」を使い、名簿を撮影した画像が生徒の間で出回っていた。
県教委によると、3月28日、保護者から「子どもが『クラス分けが決まった』と言っている」と電話連絡があった。連絡を受けた旧1年生の教員が生徒に聞き取りをしたところ、その生徒が資料を持っていたため、回収して破棄。ただ、上司や同僚には報告しなかった。4月6日未明、学校宛てに名簿を撮影した画像が匿名のメールに添付されて届き、同校が流出を把握した。
 名簿は3月14日に旧1年生の学年主任や学級担任計5人が出席した会議で使ったもの。匿名のメールを受けて同校が出席者に確認したところ、このうち1人が3月末に生徒から1部回収していたことを明かしたという。この生徒は資料を撮影し、他の生徒にLINEで送信していた。
 学校の調査で、さらに別の生徒が名簿1部を持っていたことが判明。名簿を持っていた2人の生徒は、特別教室で資料を見つけた生徒から受け取ったという。
 4月8日現在、21人の生徒が名簿を見ており、このうち5人が画像を持っていた。画像はいずれも消去され、インターネット上への拡散は確認されていないという。
 同校は名簿に載っていた生徒宅を訪問し、生徒や保護者に謝罪。8日にあった始業式でも全校生徒に説明、謝罪したという。県教委は詳細を調査した上で必要な場合は処分を検討する。また、同日付で全県立学校に個人情報の取り扱いに注意するよう通知。各校で研修をする。
 会見した県教委高校教育課の姫野秀樹課長と楢崎校長は「生徒、保護者、信頼を寄せてくれている県民に対し大変申し訳ない」と頭を下げた。楢崎校長は「名簿に載っていた生徒のケアに当たり、他に流出がないか引き続き監視していきたい」と述べた。』


高校生にもなって、インターネット時代の『個人情報保護』の意味が理解出来ていないのは情けないことです。
_思慮分別のなさが、問われた出来事です。
高等学校側もインターネット時代の個人情報保護と管理の大切さを良く認識すべきです。
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天木直人のブログトランプのおかげでオバマの広島訪問が実現する

2016年04月09日 13時09分44秒 | 国際・政治
天木直人のブログトランプのおかげでオバマの広島訪問が実現する
8Apr
2016
トランプのおかげでオバマの広島訪問が実現する

 オバマ大統領の広島訪問の可能性につき、いよいよメディアが書き始めた。

 きょう4月8日の朝日、日経、毎日が書いた。

 発売中の週刊文春(4月14日号)が書いた。

 いずれも可能性があると書いているが訪問するとは書いていない。

 しかし、それらの記事を読めば、オバマ広島訪問実現のシナリオが浮き上がって見える。

 ひとつは、日本政府(外務省)が実現に向けて細心の注意を払っているということだ。

 日本がそれを強く求めると米国世論を刺激して実現が危うくなる。だから日本政府は腫れ物に触るように静かにしている。その裏でホワイトハウスを通じて実現に向けてのシナリオ作りをしている。

 もうひとつは、オバマの広島訪問を、決して謝罪を目的にするのではなく、核不拡散と言う名の核テロ防止に焦点を当てるシナリオだ。

 そうすることによって、核廃絶を唱えたオバマの花道を用意することがでる。

 日本政府、つまり安倍首相と外務省にとっては、米国大統領の広島訪問を実現することこそが、最大の目的であり、成果なのだ。

 松井一美広島市長もすでに7日の定例記者会見で、その本音を見事に次のように語っている(4月8日毎日)。

 「(謝罪より)未来志向で核兵器廃絶の決意をすることが重要だ」と。

 きわめつけは、きょう4月8日の日経新聞の「真相深層」に書かれているオバマとトランプの核武装に関する批判合戦だ。

 すなわち、トランプが大統領選の中で日韓の核武装論に言及したのは、オバマに対する痛烈な批判だという。

 就任早々「核なき世界」を呼びかけノーベル平和賞をもらったオバマにとって、核軍縮(核不拡散)は一丁目一番地の政策である。

 その核軍縮(核不拡散)が脚光をあびる核サミット直前に、あえて日韓の核武装を容認する発言をトランプはした。

 これはトランプの弱腰オバマの否定だ。

 だからこそ、オバマは頭にきて、トランプを、外交に無知な大統領失格者だと口を極めて批判したのだ。

 賢明な読者ならもうお分かりだろう。

 トランプのおかげでオバマは広島を訪問することになる。

 そして、そこで自らの「核なき世界」の演説を繰り返す。

 漁夫の利を得た安倍首相は、そのオバマの広島訪問を歴史的成功だと喧伝し、同日選になだれ込む。

 そのシナリオが手に取るように見える(了)
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若者59%が車購入意向なし 自工会調査、堅実志向が浮き彫り

2016年04月09日 13時07分16秒 | 社会・経済
SankeiBiz 4月9日(土)8時15分配信
『日本自動車工業会が8日発表した2015年度の乗用車市場動向調査によると、車を保有していない10~20代の社会人のうち購入の意向がない層が59%に上った。理由は「買わなくても生活できる」のほか、「駐車場代などお金がかかる」「お金はクルマ以外に使いたい」と経済的な回答が多かった。
 調査は2年ごとで、今回は昨年8~9月に全国の運転免許保有者らを対象に訪問面接やウェブサイトなどで実施した。車を保有していない10~20代のうち「クルマに関心がない」は69%に達した。これから増やしていきたいものとしては「貯蓄」が50%を占めて最多となり、若年層の堅実志向が改めて浮き彫りになった。 一方、全世代を対象に直近に購入した2台の種類を調べたところ軽自動車が35%を占め、前回調査から2ポイント増えた。大衆車や小型車は前回と変わらなかったが、大・中型車は1ポイント減の2%と減少傾向が続いている。
 メーカー各社が開発を加速している自動運転について「関心がある」は42%となり、安全性向上に期待が大きかった。「関心がない」は29%で、理由として「安全面で不安」「自分で運転したい」が多くの回答を集めた。』

長い間若者のステイタスだった自動車は、今や車離れを起こしています。「買わなくても生活できる」のほか、「駐車場代などお金がかかる」「お金はクルマ以外に使いたい」と経済的な原因もあると思います。今に自動運転が、実現し、安全運転システムが完備されれば、すれば運転免許証不要の時代が来ると思います.
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