withnews 9月20日(火)7時0分配信
投棄されていた塩鮭=知床自然センターのツイッターより
世界自然遺産に登録されている北海道の知床。そこにある「フレペの滝」に向かう道路脇に塩鮭6匹が投棄されていました。知床にはヒグマも生息しており、今年に入って斜里町だけでも目撃件数はすでに800件を超えています。人を襲う可能性を高めるこうした行為を、誰が何のために行ったのか? ネット上では「ヒグマ見たさに観光客がやったのでは」といった見方もありますが、現地を確認した知床財団では違う見方をしています。発見時の塩鮭の拡大画像。ヒグマが破ったリュックや、自転車のサドルを壊す様子、知床の自然や生物も紹介今月17日に6匹見つかる 今月17日、公益財団法人・知床財団が運営する「知床自然センター」のツイッターアカウントが、投棄された塩鮭の画像とともに、こうつぶやきました。/ ◇ ◇ ◇
【なぜこんなことを!許せません】 知床国立公園、世界自然遺産内フレペの滝遊歩道にもほど近い道道沿いに投棄された塩鮭。ヒグマが見つける前に回収できたのが不幸中の幸いでした。一人の行為で全てが台無しになる。悲しくなります。
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センターによると17日朝、投棄された鮭を見つけた人から通報があり、職員が現地を確認したところ塩鮭6匹と、それらが入っていたとみられる木箱がありました。観光客ではない可能性 ネット上では「熊に餌付けがしたかったのかも」「わざわざ熊をおびき寄せるような物を置くとは許せない」といった声が上がっています。 こうした投棄は、熊が近づくようになって、人を襲う可能性が高まる危険な行為ですが、過去にもたびたび確認されています。 「道外から来た知識のない人がヒグマ見たさに捨てた」との見方もありますが、センターでは違う可能性を指摘します。知床財団の事務局次長・寺山元さんはこう話します。「おそらく観光で来られた方ではないと思います。生鮭でなく塩鮭であることなどから、古くなった自宅にあったものを捨てた可能性が高いと考えられます」 ヒグマは塩鮭を好むとは限らないし、保存食として加工された塩鮭をわざわざ観光客が捨てたとは考えにくい、というのが理由です。「人間のにおいがついた食べ物が捨てられることで、それを食べたクマが『人間のにおいがするところにいけばおいしい食べ物がある』と、人間と食べ物を関連づけるようになります。こうなると人を襲う危険性も高くなります。知床の自然の中で共存し、それぞれ折り合いをつけるためには、クマを食べ物から遠ざけるしかないんです」
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今回に限らず、センターでは知床を訪れた人たちによるゴミ投棄や、野生生物への餌付けについて、随時注意を呼びかけています。また、ヒグマ出没に関する情報を毎朝公開しているので、知床を訪れる際は確認してほしいとしています。』
野生のヒグマは、賢いので、新鮮な川で泳ぐ鮭しか食べないのではありませんか。何か企みが、あるように思います。