産経新聞22:04
東京・明治神宮外苑のアートイベントで木製展示物が燃え、幼稚園児の佐伯健仁(けんと)君(5)=東京都港区港南=が死亡した火災で、展示物の近くに消火器が設置されていなかったことが8日、捜査関係者への取材でわかった。展示物には燃えやすい木くずが大量に使われており、警視庁は安全管理体制に不備がなかったか調べている。捜査関係者によると、出火後、現場にいた健仁君の父親や、制作者の日本工業大(埼玉県宮代町)の学生らが火を消し止めたが、展示物そばに消火器がなかったため、消火活動の遅れを招いた可能性がある。白熱電球の熱で木くずが燃えたとみられるが、同大の男子生徒の1人は警視庁に「あたりが暗くなったので、午後4時半ごろ白熱電球を点灯させた」と説明。「展示物が燃えた」という110番通報は約45分後だったことから、短時間で出火したことがうかがえる。また、学生は「火災のあった6日に初めて、展示物の内部で白熱電球をつけた」とも話している。当時4人の学生が輪番で展示物の安全管理に当たっており、警視庁は発火の危険性が共有されていたかについても調べる。現場検証の結果、展示物の中心部分が最も激しく燃えていたことが判明。亡くなった健仁君は焼け跡の中心部分で見つかった。」
工学部の学生なのに火事の危険性を想定していなかったのでしょうか。工学部でいろいろ実験し経験を積んでいた筈です。消火器の設備がなかったのは、安全対策上不備でしたね。