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統一教会解散必至か<本澤二郎の「日本の風景」(4595)
2022/10/15 11:1213
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統一教会解散必至か<本澤二郎の「日本の風景」(4594)
<元通産相秘書の仰天体験=「秘書にも挨拶を」に脱兎のごとく退散>より、転載させて頂きました。
もう10年ぶりかもしれない、元自民党秘書で通産大臣秘書官をしたことのある人物に電話してみた。冒頭から叱られた。「なぜ今頃騒ぐのか。もっと早く退治すべきではなかったのか。新聞が悪い」と大変な剣幕である。「誰も読まない統一教会国際勝共連合の機関紙(世界日報)は、あちこちに散らばっていたではないか。知らないとは言わせない」とも。確かにそれはその通りだったが、彼らがカルト教団が莫大な金集めをして、そのカネを日本や韓国、アメリカにばら撒き、はてはラテンアメリカのウルグアイを買収していたことなど知る由もなかった。無知は犯罪だ!
「山上家の1億円強奪事件」を知らなければ、安倍銃撃事件がなければ、その後の国賊を国葬にする事件がなければ、この国の多くの市民は何も知らなかった。凡人ジャーナリストどころか、すべての新聞テレビ人は気付かなかった。安倍・清和会の背後に、どす黒い日本会議という極右組織に目を向けるのが、せいぜいだった。国家神道復活をもくろむ「神社本庁」や「神道政治連盟」が、平和憲法解体に向けて蠢動を始めてることは、彼らの機関紙のようなフジサンケイや読売報道で知る程度だった。
正直なところ、2022年7月8日に日本国民は目を覚ました。犠牲者には悪いが、その結果、被害者の多くが多少の財産を相続した婦人ら。統一教会は、彼女ら信者を地方の教会や東京の本部、さらにはソウルのカルト教団の総本部に呼び寄せて、イカサマの理屈でとことん恐怖を植え付けて、保有する私財をすべて投げ出させていた。それも半世紀にわたって、である。数兆円だろうか、もっとか。これに仰天しない人間は世界にもいまい。架空のことではない現実に起きていたことである。
人びとは今、宗教の怖さに震え上がっている。いまではカルト教団の2世までが、恐怖の実態をぶちまけている。宗教2世は、哀れ、生まれてから洗脳されてきた。同じことは、今を生きる地方の「名士」たちも、宗教法人であるカルト神社本庁の信者(氏子)として、同じような運命を歩かされている。もう理屈ではない。生まれた時から家の神棚に引きずり込まれ、近くの神社の祭りなどで、これまたとことん洗脳されてきている。赤紙一枚で300万人が死んでも反省なし、老いても氏子総代を強いられて、自由を知らない面々だろう。そこが自民党の足場だった。
森喜朗の「神の国」がそうだったし、安倍晋三も。自民党の選挙に出る候補者はみな神棚を祀って恥じない。これも恐ろしいカルトの群れである。彼らは同じようなカルト教団をいくつも受け入れているのである。ひょっとして本物の無神論者を探すことは困難かもしれない?人は何かにぶら下がるひ弱な生き物でしかないのか。
素晴らしい日本国憲法に目を向けていない。向けない戦後教育をいまも継続して「明治」という天皇制国家主義に引きずり込んでいる。靖国神社参拝を政治屋に課すことも、カルト教団の手口の一つなのだ。昨日は安倍側近の原子力ムラの西村康稔経産相が神社に一番乗りして「安倍後継は私だ」と触れ回っている?
電話の主は「親父に言われて統一教会勝共連合の会合に行った。入り口で秘書の名刺を差し出したところ、場内からOO議員の秘書が参加したとアナウンスされて動転した。挨拶を促してきたので、驚いて会場を飛び出した」と打ち明けた。カルト教団にとって政治屋は、秘書でも信者獲得の宣伝効果を狙っているのだ。議員の地元での金集めに利用価値が大きいらしい。
「宗教は怖い。どう転ぼうが統一教会解散は避けられない」と自由人となった現在、当たり前のように本心を明かした。
<国際勝共連合集会では自民党代議士秘書も一人前の異常さ>
ほとんどの政治屋は、カネと票で動く。そんな会合が重なると秘書を代理出席させる。日常茶飯事だ。元秘書が仕えた代議士の選挙は強かった。それでも?カネには目がない。
他方、受け入れる統一教会の政治部門は、会合に参加してくれれば、たとえ本人でなくても利用価値がある。会場の信者に宣伝し、それを活字に残すことで、国民の代表が評価してくれているということを信者に宣伝できる。教団としての宣伝効果は大きい。それは秘書の名刺でも、ということらしい。この異様さにまず驚く。
<「清和会だったら女性信者の罠にはまっていたかも」と>
「統一教会から女性が派遣されたのか」と聞いてみた。どこもそうだろうが、カルト教団の手口は、女性をうまく利用する点が注目される。それについて、あらかじめそのことに使命感を持たせる信者を養成する。成功すれば、教団は議員のすべてを掌握することが出来る。おそらく教団は、自民党議員のファイルを作成しているはずだ。
これらのことが、自民党が統一教会との関係を絶ち切ることが出来ない最大の理由であろう。清和会議員の古参秘書に同じ質問をしてみた。「確かにこぎれいな女性が手伝いをしてくれたが、うちは女に手を出さなかった」と聞きもしないことにも即答した?しかし、この辺のことはすべてが秘密事項なので、聞いても無駄なことだが、元通産相秘書は「来れば断ったけど」といいながらも「幸い中曽根派。清和会だったら引っかかったかもしれない」と。
<「握られているので離脱は困難。解散させるほか手はない」とも>
自由人になった元秘書の解説は、世人を納得させてくれる。女性信者をあてがわれた自民党国会議員は、秘密を握られているので動くに動けないのが実態だろう。おそらくそうに違いない。したがって、どうするか?「統一教会を解散させるしか方法はない」とも決めつけた。統一教会解散は正論であろう。
<男尊女卑の日本で活躍するNO1は女性信者か>
思うに、組織の実態は対自民党工作だと女性が先兵となって、事実上の主役?を演じる統一教会国際勝共連合ではないだろうか。自民党の国会議員事務所を歩いていた時、よく感じさせられていた点もそうである。男性のベテラン秘書よりも、むしろ実権を握っていた女性秘書の存在だった?これは本当のことである。
組織論では、腕力の強い男たちが主役を演じているが、実際は必ずしもそうでないことも少なくない。頭が混乱してしまいそうだが、永田町に限らないだろう。弱点を握られている男たちは、特に永田町に多い。
新聞記者でも、代議士を脅す威勢の良い人物もいたが、それは相手の弱点を握っている強みである。現に統一教会のボスは、女性の韓鶴子ではないか。彼女にひれ伏す自民党の国会議員?その先頭に安倍晋三が立っていた!
話は変わるが、安倍が推薦していたコロナ特効薬の「アビガン」が開発を中止した。危ないところだった。コロナ感染者は、ワクチンが災いを起こしていることが、最近では理解されている。また崩壊寸前の清和会で、原子力ムラの西村経産相が、14日に国際社会から「戦争神社」と指定されている靖国神社を参拝した。
消費者庁の有識者検討会が、統一教会を調査をする具体策を打ち出す。善は急げ、だ。岸田はこれを待っているのか!?
2022年10月15日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
[東京 14日 ロイター] - 富士フイルムと富士フイルム富山化学は14日、抗ウイルス薬「アビガン」について、新型コロナウイルス感染症を対象とした開発を中止すると発表した。
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