怒りの源泉=秋篠宮邸と統一教会宮殿<本澤二郎の「日本の風景」(4593)
<44億円超の新築豪邸建設の裏事情 紀子さまが「内装に金をく使ってほしい」(デイリー新潮)>より、転載させて頂きました。
永田町を飛び歩いていたころ、毎週長電話をしてきた週刊新潮のS君のことを思い出した。新聞は現在では、日刊ゲンダイとかすかに東京新聞(中日新聞社)が健闘する時代だ。政府・電通の情報操作に屈する大手の新聞もテレビも、国の予算(血税)にぶら下がって意気が上がらない。比例して野党も元気がない。
その結果、週刊誌が健闘する時代となる。とくに週刊文春と週刊新潮がタブーに挑戦して注目を集めている。昨夜、週刊新潮の記事に目が留まった。天皇の後継者になるかもしれない秋篠宮の屋敷が、なんとなんと44億円もかけていた‼今から50年前に、300万円を借金して建てた我が家に、いまもほぼ満足して住んでいるジャーナリストも、目の玉が飛び出るほどだ。
庶民の目に触れることなどない金(きん)をふんだんに使ったという。道理で「祖父の出自を明らかにしろ」と宮内庁に抗議した御仁が現れても不思議ではないのだろう。
「統一教会が自民党と神道と一緒になって平和憲法を排除して、戦争国家にしようとすると、反対に市民の側は天皇制廃止論が台頭する」との予言が現実化するかもしれない。天皇制は近代の平等原則に違反している。むろん、英国の王室も、である。チャールズ新国王は、日本の皇室と違って王制維持費のスリム化に賢明であるのだが。
政治を見る目は、金(かね)カネで評価する。貧困国に成り下がった日本は、特にそうである。軍国主義か天皇制廃止か?次の世代に表面化するに違いない。本ブログは50年後の日本、100年後の日本にも焦点をあてている。
<ソウルのカルト教団本部指令は「まだ300億円不足、急いで持って来い」>
安倍銃撃事件から日本政府と政治は、ちゃぶ台返しのように大混乱、混迷を深めている。A級戦犯の岸信介・児玉誉士夫・笹川良一らが、韓国の文鮮明という怪しげな人物を呼び寄せて、「統一教会」という金集め専門のカルト教団を立ち上げた。
半世紀を経てみると、それらが日本政府権力の中枢を占拠していた。彼らの目的は、平和憲法による戦後体制を転覆させようというものだった。岸の子分の福田赳夫が内閣を担当して、安倍晋太郎に引き継ごうとしたが、安倍は病に倒れた。後継者は森喜朗と小泉純一郎、そして小泉のテコ入れで安倍晋三が政権を手にした。背後の統一教会のカネと人脈・行動力が勝った。晋三も一度は倒れたが、二度目に大成功し、毎日のように憲法改正という日本軍国主義の復活に総力を挙げてきた。
3度目の政権担当に踏み出した途端、狙撃手?の銃弾に倒れた。日本軍国主義復活に国際社会もNOである。この事件が統一教会という、忘れられていた恐怖・脅威のカルト教団を浮上させた。
総本部のソウル郊外の大宮殿に圧倒させられる。日本人のか弱き貧者の金で建設した大宮殿は、皇居さえも圧倒した。しかも、教団関係者の証言によると、まだカネが不足しているという。「あと300億円送金」の厳命が、日本の教団本部に出ている。この金額だけでも秋篠宮邸を軽く上回る。21世紀の奴隷奉公を強いられる日本人を嘆くしかないのか。エジプトのピラミッドもこのようにして建設したものか。日本人は奴隷でいいのか?
「腹が立って腹が立って」と友人の法律家もため息と怒りが交差する毎日だ。
<ほとんどの日本国民はため息と怒りが爆発=血税と詐欺強奪資金>
人間の欲望は尽きないというが、カルト教団の教祖を名乗ると、これには際限がないのだ。韓国の政府が、なぜ取り締まらないのか。むしろその反対に金を横取りして満足しているのであろう。
日本では、食うや食わずの市民の群れがみられる。アメリカにも教会に集まって胃袋を温めている人たちが少なくない。日本の非正規労働者は、常に首切りの恐怖に怯えて暮らしている。痛々しい。
かくして統一教会に怒り、皇室への反発を強めている。暴走する人間が次々と生まれる土壌を用意しているのだ。この二つとも共通する点は、いうところの安倍晋三ルール。安倍は強引に天皇を交代させ、その費用に166億円を使った。もうこのことだけで「国賊」であろう。
莫大な血税が浪費されている日本と、莫大な強奪資金がソウルに送金される韓国に驚愕するだけの日本人でいいのだろうか。日本の右翼は、この事態をどう認識しているのであろうか。
<英王室は世論を配慮=質素倹約アピールの国王戴冠式>
大英帝国の末裔は、時代の流れを察知しているのであろう。質素・簡素化を賢明に宣伝している。来月の国王戴冠式の費用に注目したい。
国賊・国葬の日本は、日本の21世紀の歴史にくっきりと刻まれるであろう。何度でも安倍一族は国賊であると訴えたい。安倍の配下の清和会もまた国賊派閥である。アベノミクスの黒田日銀の暴走によって、日本は亡国へと突っ込んでいるではないか。
<日本は安倍・改憲軍拡ルールが踏襲されて「今だけ金だけ自分だけ」>
<安倍清和会の威力激減・村上誠一郎除名に失敗!>
自民党の党紀委員会(衛藤晟一委員長)は12日、7月に銃撃され死亡した安倍晋三元首相を「国賊」と表現したとされる同党の村上誠一郎元行政改革担当相について「1年間の党の役職停止」とすることを決定した。(毎日)
<森喜朗も五輪事件でSOS=橋本聖子脱会か=分裂不可避の清和会>
自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は、安倍晋三元首相の死去後、空席となっている後継会長の決定を当面先送りする方向で調整に入った。同派重鎮を中心に塩谷立会長代理の会長昇格案が有力となったが、若手議員などから異論が相次ぎ、派内の意見集約に時間がかかるとの判断に傾いた。複数の同派幹部が12日、明らかにした。(共同)