大阪土産の「粟おこし」を手がける老舗菓子メーカー、戎大黒本舗(大阪府守口市)とグループ会社が大阪地裁に自己破産を申請し、破産手続きの開始決定を受けたことが24日、代理人弁護士への取材で分かった。決定は13日付。2社合計の負債総額は約3億6千万円。

 帝国データバンクによると、戎大黒本舗は1927年に創業。主力の「粟おこし」は大阪・難波の定番土産として知られたが、新型コロナウイルス禍での観光客減少が響いた。