大軍拡と統一教会<本澤二郎の「日本の風景」(4610)

<米謀略機関CIAが育てたA級戦犯の軍拡・原発・核兵器開発路線>より、転載させて頂きました。

 政治とは、正しい文化で治めるという意味である。国民の生活・命を守る政治をいい政治という。指導者の出自は無関係だが、日本の悲劇は戦争責任者を政権につけたCIAの目的が、日本を反共の砦にすることだった。したがって国民生活のことよりも、軍備増強・軍拡を宿命づけられていた。

 半世紀前にCIAの操り人形は、文鮮明の統一教会を配下にすると、か弱い日本人女性から収奪した莫大な資金を使って、日米の政治屋を操ってきた。発覚した統一教会と自民党議員との間で取り交わされた政策協定は、大軍拡のための憲法改正が真っ先に掲げられている。岸田文雄の側近である官房副長官・木原誠二さえも、宏池会の原点である護憲リベラルの立場を忘れ、首相を軍拡へとワル知恵を進言しているようだ。

 CIAの野望を日本会議と統一教会の支援で、ほぼ忠実に果たしてきた安倍晋三の最期は、改憲と大軍拡の叫びだった。その追随者の高市早苗・西村康稔・松野博一が今も閣内から、萩生田光一が自民党内から、現在も岸田を羽交い絞めしている。岸田の統一教会退治が虚しく響く。

 

 数年前の宏池会の集いで岸田は「9条改憲はしない」と公約していたが、いまや安倍とほぼ同様の主張をしている。311の教訓も忘れて、原発の再稼働にも必死である。ロシアのプーチン戦争を悪用して、日本の専守防衛を投げ捨てて、ミサイルによる攻撃準備に熱心である。目の前に核兵器がぶら下がっている危ない日本は、安倍時代と変わらない。

 要するに、首相は岸信介らA級戦犯の悲願を、池田勇人や大平正芳・宮澤喜一らの宏池会の思想的原点・護憲リベラル(経済重視軽武装論)を日本海に投げ捨て、重武装の軍国主義の復活にかけて、国民生活を台無しにして、財閥を喜ばせている。

 

<島津洋一レポートが暴いた麻原彰晃のオウム核兵器開発計画と安倍の最期の因果関係>

 岸の野望というと、日本国憲法の平和体制を破壊することだった。その悲願に直進してきたであろう安倍晋太郎と晋三の隠れた恐ろしい策略の一つが、オウム真理教を操ることだった。サリンどころか核兵器開発だったことが、日系アメリカ人のジャーナリスト・島津洋一が見事に暴いた。

 彼は安倍を21世紀のA級戦犯と断じた。筆者の憶測だが、その先に7・8銃撃事件が起きたと考えられる。麻原彰晃の豪州でのウラン開発を、TBS特集をYoutube動画で確認した。島津洋一レポートの信ぴょう性に脱帽するほかなかった。

 日本独自の秘密の核兵器開発計画を、いまやワシントンの中枢は、詳細に把握していると見たい。それを黙認することが出来るのか否か?見方が分かれるだろうが、むろん日本独自の核開発を容認しないだろう。安倍や菅義偉の会話はすべて盗聴されていただろう。今の岸田も同様の立場かもしれない。

 プーチン戦争に狂奔するような日本の大軍拡は、比例して国民生活を疲弊させていく。北朝鮮の二の舞いとなろう。

 

<専守防衛放棄で隣国と対決!国民生活は疲弊し、戦争を誘発させる!>

 大軍拡・軍国主義の復活で喜んでいるのは、間違いなく死の商人・清和会と統一教会・日本会議だとみたい。靖国神社など神社本庁のカルト天皇教である。神社は戦争向けのカルト教団にすぎない。金儲けのカルト教団から目を覚ます人間でありたい。いい政治もないが、いい宗教もない、あるのは金集めの教団ばかりではないか、との識者の認識は正しいのではないか。

 思うに、安倍は大軍拡のための準備として、平和主義者の平成天皇を引退させ、自ら「令和」と名付けた新天皇を作り出した?違うだろうか。

 筆者は「核の時代において、戦争放棄の9条は正しい。光り輝やいてきた」と叫んだ宮澤喜一を高く評価している。8・15敗戦を「今夜から家々に電灯がつく」と喜んだ宮澤が大好きである。庶民の思いである。

 宮澤の薫陶を受けた岸田は、統一教会と清和会によって、頭が狂ってしまったのか。清和会に汚染されてしまった岸田に明日はないのではないか。

 

 我が家の台所の窓から一匹のミツバチが飛んで、紫の小さな花々の周りを飛び回りながら蜜を集めている様子が見える。春先からだ。農家で使用する農薬から逃げてきたものか。黙々と一心不乱に花から花へと飛び回って、蜜を女王バチに運んでいるのだろうか。

 間もなく冬になると凍死するだろう。近所の山林所有者が「ハチに刺された」といってきた。ハチも怖い。集団で人間を刺すと死に至る、と初めて聞かされた。普段は、ただひたすらに蜜を吸いながら賢明に生きる様子は、人に例えると無数のか弱き大衆かもしれない。しかし悪政と悪党にいじめられると、無力の大衆も怒りだすだろう。

 統一教会・自民党・清和会に小さなハチが襲い掛かる今なのか。

2022年10月30日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

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