子供のころお盆を過ぎると黄色いトンボが少し高いところをすいすいと飛んでおり、それを捕まえようとしても網が届かず捕まえられなかった記憶があります。
今回このトンボを撮影して調べて見てその生態がわかりました。ウスバキトンボと言い、昼間は、滅多にとまらず、常に滑空しているので子供には捕まえるのが難しかったのでしょう!!
ウスバキトンボは全世界に分布していまが、熱帯性なので寒さには弱い、幼虫は海外の暖かいところで越冬、海を渡って日本に飛んでくきて北上し、お盆のころに多く見られるようになります。そのため、精霊トンボ(ショウリョウトンボや、盆トンボ等)と呼ばれてることもあります。ところが寒さに弱いので冬には死に絶えてしまうそうです。
このトンボの特徴は、寒さに弱い(九州南部や南西諸島では幼虫が越冬すると思われるが、詳しいことはわかっていない)
飛翔力があり海を越えられる(体が軽く、滑空が得意、その分筋肉質ではない。研究者が7100kmの飛翔を確認)
多くの卵を産み、成虫になるのが早いので短期で分布を広げられる(普通のトンボは卵から成虫になるまでに約1~3年かかりますが、このトンボは4日間で卵からヤゴに、その後ヤゴは1ヶ月で成虫になります)
今日は涼しい朝でした。やっと秋らしい天気になるのでしょうか??
ウスバキトンボ
ヒメジョオン
ママコノシリヌグイ