オオバン(大鷭[3]、学名:Fulica atra)は、ツル目クイナ科オオバン属に分類される鳥類の一種。
オオバン属の模式種。アフリカ大陸北部、ユーラシア大陸、アイスランド、イギリス、スリランカ、日本、フィリピン、夏季にヨーロッパ、シベリア、朝鮮半島などで繁殖し、冬季になると東南アジアやアラビア半島、サハラ砂漠などへ南下し越冬する。
日本では夏季に北海道(夏鳥)、本州、九州で繁殖し、冬季になると本州以南で越冬する(冬鳥もしくは留鳥)。
全長32-39cm、翼開張70-80 cm。和名はバンよりも大型であることに由来する。頭部や頸部は黒い羽毛で被われ、頭頂や後頸には光沢がある。胴体は灰黒色の羽毛で被われ、上面は青みがかる。尾羽基部下面(下尾筒)は黒い羽毛で被われる。尾羽の色彩は黒褐色。次列風切先端は白い。
オオバン