何故東演がジブリの宣伝?
確かに僕は『ナウシカ』好きですヨ。ジブリじゃないけど巨匠・宮崎の『カリオストロ』は傑作だと思います。
いや、そういう意味じゃなく。。。
1999年12月、劇団創立40周年と東演パラータの開場20周年のW記念公演として、堀江安夫の書き下ろしで上演した劇団東演第112回公演『祖父に捧げるブルース・ハープ』(演出/鷲田照幸)。
タイトルからも解るように“ブルース・ハープ”が重要な位置を占める作品でしたが、その楽器の指導及び劇中に流れる曲の演奏をお願いした大竹英二が、冒頭のCDにて『ゲド戦記』から「テルーの唄」、『ハウルの動く城』から「人生のメリーゴーランド」など4曲を演奏しています。
「Happy Classic」の略造語と言える「Hacla」レーベルからリリースされる『GHIBLI the Best』は、久保木薫(ヴァイオリン)、D.d.M(Vn,Vc,Pnoのユニット*)、レ・フレール(ピアノデュオ)、日渡奈那(ギター)、そして大竹英二の各アルバムからのコンピュレーションアルバムなのです。
*Vn=ヴァイオリン、Vc=チェロ、Pno=ピアノ
【ここまで敬称略】
大竹君…というかエージとは、その公演で出会ったのではなく、互いに行きつけにしていたバーで意気投合し、音楽と演劇、目指す道は違っても「いつかは…」と励まし合う仲だった。
それが、たまさか東演でブルース・ハープを使う芝居が持ち上がり、それはまた、僕の単独制作の第2弾だったこともあり。
「一緒にやろうよ。じゃ、詳しくはSAMA SAMAで」と、携帯で合流の約束をした。
ちなみに「SAMA SAMA」こそがバーの名前で、今はない
オーナーのいっちゃんも芝居人で、後に東銀座に移転。本業の演出でWaT(ウエンツ瑛士、小池徹平)のステージを手掛けるなど、今注目の若手演劇人の一人として活躍の場を広げている。
閑話休題。
『祖父に~』の千秋楽には、カーテンコールでエージに登場してもらい生演奏してもらうなどという“お遊び”をしたのが本当に懐かしいが、その翌年の「国際ハーモニカコンテスト」4部門で優勝
着実にプロへの階段を上って、06年メジャーデビュー
それが『GHIBLI the Harmonica)』
収録曲は「風の谷のナウシカ」、「となりのトトロ」、「いつも何度でも(『千と千尋の神隠し』)」等ジブリサウンドにオリジナルの「Salut!」の全14曲。
是非お聴きください。・・・続く。