山岳ガイド 眞さんの山がいど日記

山岳ガイドが出あった自然、感動、日々の様子など綴ってみました。このブログで、のんびり"ねまらっしゃい"!

陀羅佛な人たちと鳥海山へ

2012年05月22日 | スキー登山

5月12日~14日
今の“国立登山研修所”やヒマラヤ登山などを通じてお世話になった石川県、富山県、長野県、岐阜県、栃木県から見えた“だらぶつ”な山の先輩方と鳥海山を滑ってきました。

Dc051531



だらぶつ=富山弁で“賢くない人”などの意味があります。
わたくしも、その一人であります。

Dc051533


一緒に滑ったみなさんとのもう一つの共通は“陀羅佛小屋”にゆかりのある人たちです。

Dc051534


わたくしは小屋設立当時、学生で何度か小屋つくりのお手伝いをさせていただきました。

あれから30年の歳月が流れました。いろいろな方とのお付き合い、敬愛する方々が相次いで亡くなりと様々な出来事がありました。

山スキーという共通の行為を通じて、年代を超えてお付き合いできることの素晴らしさをあらためて感じました。
おかげさまで、皆様とお付き合いさせていただき感謝です。

Dc051535


陀羅佛小屋の経緯
 昭和61年、元文部省登山研修所所長柳澤昭夫氏と山本一夫氏ら同研修所講師5名が発起出資者となり、白馬村近く木崎湖付近の国道から林道を800m入った落葉樹林の中に、20余人が宿泊できる電気の通う 『陀羅佛小屋』を建てた。しかし近い将来、利用しなくなり管理できなくなるであろうと判断、小屋が良好な間に縁ある人に譲渡したいと日本山岳会京都支部に依頼があり、平成19年に日本山岳会京都支部員を中心とする会員で組織される『京都陀羅佛会』が運営を引き継ぐことになった。
http://darabutu.web.fc2.com/

1988年・エベレストベースキャンプで亡くなられた水越英隆ドクターがわたくしの顔を見るたびによく言われていた

「しんちゃん、山はたのしいっちゃ!」そんあ声が懐かしく思い出された3日間の鳥海山でした。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八年目の東北春山スキー

2012年05月15日 | スキー登山

5月9日~11日
9日夕方鳥海山を滑り終え、月山ポレポレファームへと向かいました。

Dc051523

Dc051528

今回のみなさまは、8年前京都、関西から鳥海山、月山を
滑って以来、毎年山スキーで東北の名峰を登りに見えているお二人です。

Dc051524

昨年は震災の影響で中止、「今年は、足を故障して無理かな~」と連絡をいただいていたのですが・・・
突然、「滑りに来たい!」とうれしい連絡をいただき、月山ポレポレファームで8年前から一緒に滑っている地元の方と一緒に思い出話やら今年の夏山計画と年齢を感じさせないお話にただただ頭が下がる思いで聞かせていただいていました。
翌朝は、ポレポレファームの美味しい朝食と

Dc051527_2

サルナシ、スモモの手作りジャムで

Dc051526

元気をいただき、

雨の月山スキー場、ブナ林を滑り、温泉、そば、観光と休むことなく山形を満喫いただきました。

Dc051518

Dc051519

Dc051522

来年は、岩木山、栗駒山でしょうか?
お待ちしてます!

Dc051529




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たのしい春山スキー!

2012年05月15日 | スキー登山

5月8日~9日
「来年も来る!」と
昨年の五月
~会心の鳥海山~を滑った後話されていた山岳部OBの皆さんと
今年は刈谷の“穂高”の皆さんも一緒に鳥海山を滑ってきました。

Dc051505


1日目は鳥海ブルーラインから鳥海湖を目指して、軽く
足慣らしです。

Dc051501

Dc051502

2日目は天気を心配して
早朝朝弁当を食べながら、宿を出発。
払川コースを満喫していただきました。

Dc051510

Dc051511

頂上です!

Dc051513

Dc051514

思い思いのシュプールに“たのしい春山スキー”を表現!

Dc051515

Dc051516

Dc051517


今年も、“天候に恵まれ”というか“天候の良い日を選んで”
訪ねていただきありがとうございました。

Dc051507

山ではスキー、里は新緑と山菜、そして温泉と春の鳥海山は
魅力いっぱいです。
愛知県、三重県から遠路ありがとう
来年も、お待ちしてます!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨の岩木山、八甲田山 春山スキー

2012年05月07日 | スキー登山

5月4日~6日
連休後半は、八甲田山・岩木山で春山スキーの予定で、3日夕方から青森へクルマを走らせました。

Dc050714

ところが、動きの遅い低気圧、寒気の南下で季節外れの“大雨”、“寒気”、“融雪”、“雪崩”注意報、おまけに“洪水”、“土砂災害”という文字まで飛び出すような気象情報、ツアー中止が無難な条件が揃い、「あ~あ??」と思わずため息が出てしまいました。

Dc050715

久しぶりに山形から参加いただいた方、横浜からクルマで800キロ走ってきた方、少しでも滑っていただきたいなという気持ちと安全を掛け合わせて選んだのが、岩木山の春山スキーバスを利用しての百沢、嶽温泉コース。

Dc050721

Dc050722

6日は午前中晴れマークが点燈、その後に控えている雷雨予報を睨みながら八甲田山・銅像コースを選んでみました。
1本滑り、もう1本滑れるかなと急いでロープウェイ乗り場へ駆け込むと「強風のため運休」の看板、しばらく運転再開を待っていましたが・・・。予報通り昼近くからダメ押しのような強雨と雷鳴、最後の最後まで天気に泣かされた連休後半となりました。

Dc050727

こんなときもあります、懲りずにまたの参加をお待ちしています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロケーションのよいコース

2012年05月07日 | スキー登山

5月2日~3日
三重県からわざわざ訪ねていただいた方から長いコースではなく、ロケーションのよいコースを滑りたいというリクエストをいたき、鳥海ブルーラインから鳥海湖を往復するコースを選んで見ました。

Dc050705

一番の心配は天気でしたが、北上中の低気圧が気がかりでしたが何とか眼下に広がる日本海を背に鳥海湖を目指し、海へ飛び込むような雄大な斜面に思い思いのシュプールを描いていただくことができました。

Dc050709

Dc050712

夕方から酒田市内の本間美術館などを巡り、美味しい地料理と、月山、鳥海山と庄内平野、食材の地産地消をPRしている山形県庄内地方を楽しんでいただいた様子でした。

Dsc_0087


翌3日は、新緑のブナ森を滑ろうと月山へ向かいましたが、
大雨のため断念、羽黒山観光となりました。

Dsc_0088

また、来年5月にお待ちしています、
ありがとうございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岩木山 春山スキー!そしてお花見

2012年05月01日 | スキー登山

4月29日~30日
今年は、豊富な残雪のお陰で4月21日~5月6日まで岩木山・春山スキーバスが例年になく長期間の運行中です。あわせて4月23日~5月5日まで弘前さくらまつりも開催中です。

Dc050127

雪解けが早く春山スキー期間が短い岩木山ですが、今年は4コース中、7Kmの弥生コース、5.5kmの百沢コース、10kmの長平コースの3本を滑ることができました。

Dc050123

29日、いつもは雪解けが早くて中々弥生地区まで滑り込めないこの弥生コースですが、今回は頂上直下から標高差1200mを一気に滑りる事ができました。お陰さまで、のどかなリンゴ畑の歩きも40分ほどで済み、早めに弥生臨時バス停へたどり着いてしまいました。

岩木山頂上

Dc050130

頂上まで雪が残っていたので弥生コースは頂上神社からスタートできました。指定されているスタート地点ははもう少し下です。
 


 Dc050135

Dc050136

 

Dc050141

Dc050145

時間もあり、もう1コース滑れるのですが・・・。

昨日から気温が急に上がりはじめ、弘前城の桜も気になり“お花見”に変更です。

Dc050112_2

Dc050120

Dc050146

翌30日、地元の人も“岩木山のスキーコースの中でも一番よ!”と話されていた、百沢コースともう一つのロングコース・長平コースを滑ってみました。
どちらも標高差1000mを越えるロングコースです。
百沢コースのスターと地点です。

Dc050150

すぐに広がる広大な斜面がこのコースの人気の理由でしょう。

Dc050156

Dc050162

ちょとスピードオーバーでバス待ち時間が長くなってしまいました。

バス待ちの間に近くの“野風パン”で美味しいパンをいただいてきました。

Dc050164


2本目は、長平コースです。コースは長いのですがコース半分がスキー場内コースとなります。リフトからスタート地点まで30分ほど歩き、西法寺森への登り返し、トラバースありと他のコースと違いちょっと地味な感じです。

Dc050167

Dc050168

Dc050169

今回は、どちらのコースも駐車場まで滑ることができました。

Dc050133

最近、岩木山の春山スキーに出かける機会が増えたような気がします。バスやリフトが使える手軽さ、年齢も関係あるのでしょうか。

広大な裾野で人と山が隔たれているような鳥海山や他の東北の山スキーエリアなどと比べると、山と人間の生活を身近に感じられるところが魅力なのではないでしょうか。

この時期の岩木山は集落近くまでスキーで滑ることができます、時にはリンゴ畑の中をスキーを背負って歩く事もあります。また、移動中のバスの車窓からは、果樹農家の方の忙しい時期と重なりにぎやかな農村風景を楽しむことも、わたしたちが道を歩いていると軽トラックが止まり農家の方が“山の雪はどうだ~!”などと気軽に声をかけていただきます。

そんな“のどかさ”がよくて何度か足が向いてしまうのかもしれません。

同じ東北に住んでいても、青森県の山を訪れるたびに、自然、風土、温泉、食などを通じて豊かさを感じることが度々あります。

 

東北の山スキーシーズンはこれからが本番です。

他にも・・・八甲田山、八幡平、森吉山、秋田駒ヶ岳、乳頭山、栗駒山、鳥海山、月山、蔵王・・・と、東北の春山スキーは温泉、山菜有りと魅力溢れるエリアばかりです。

訪ねてみてはいかがでしょうか。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森吉山 春山スキー!

2012年05月01日 | スキー登山

4月28日
今年、ゴールデンウィーク期間限定で、森吉阿仁スキー場のゴンドラ運行のHPを見て、さっそく、森吉山へ山スキーへ出かけてきました。

Dc050101

ゴンドラのお陰で頂上までは1時間で到着です。途中、神社の除雪に行くというおじさんから、地元名物“バター餅”をご馳走になりと、春の日差しを浴びて春スキーを満喫してきました。

Dc050103

Dc050107

Dc050110_2

Dc050112

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪がたっぷり

2012年04月27日 | スキー登山

4月20日~23日
月山、蔵王でバックカントリースキー、はじめての方の
スキーガイドです。

Dc042606


蔵王・熊野岳の斜面も冬はシュカブラでとても滑る気が起きません。この時期ほんの数週間だけですが、快適な斜面になります。

Dc042607

Dc042609

今年は、鳥海山、月山、長くスキーが楽しめそうです。

Dc042616


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再び、八甲田山へ

2012年03月20日 | スキー登山

3月18日~19日
食欲、元気も戻り網張温泉スキー場から八甲田山へと移動。“さあー、滑りましょう!”と気合は充分なのですが??

Dc032041

悪天気とドボドボの湿雪に気分も消沈。

Dc032042

翌日は、冬型が一時的に強まり強風の予報、早々に八甲田山で滑るのをあきらめ秋田県の森吉山へ移動。

Dsc_00671

こちらも天候悪く、誰もいないスキー場脇のブナ林の中を気持ち良く滑っていたら・・・??

Dsc_00681


Dsc_0070

強風のためゴンドラが運休。

Dsc_0071

森吉山阿仁スキー場情報

今シーズンは3月25日で一旦営業を休止、ゴールデンウィークの4月28日から5月6日まで春山スキーを再開予定、森吉山の春山登山・スキーが楽しめそうです!

Dsc_0072

寒さが戻り、タイヤのホイールにもこの通りです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パウダースノーの聖地 

2012年02月09日 | スキー登山

2月4日~6日
ガイド研修、講習会と堅苦しい事業が続いた北海道滞在7日目、今日から本来のガイド業です。

Dsc_0027

Dsc_0026

4日は旭川空港でお客様と合流、午後から旭岳スキー場で足慣らし、

Dc020994

5日はパウダースノーの聖地と紹介されている十勝岳エリアの三段山(1748m)へ、

Dc0209104

6日は三段山と同じ登山口・吹上温泉白銀荘から前十勝岳(1790m)を滑ってきました。

Dc020995

Dc0209106

連日の寒さのお陰で最高の雪に出会うことができました。

Dc0209102

感謝、感謝!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏山の打ち合わせ??

2012年01月24日 | スキー登山

1月19日~20日
夏山の打ち合わせを兼ねて夏油高原スキー場へ、今シーズン初めての好天となり遠くに早池峰山が遠望でき、快適なスキーとなりました??

Dc012404

節電の影響からでしょうか?ゴンドラが一基運休、ナイターも土、日、祝日のみとちょっと残念。積雪は少ないといえ山麓で
2m30cm近く、頂上は3m越えと積雪量はダントツです。

Dc012402

ゴンドラ終点には、“チョイパウ”、“スネパウ”、“極パウ”“パウダー指数”やらと書かれたプレートとスキー場案内がありました、次回に期待しましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

会心  ~鳥海山~   エピソード

2011年05月11日 | スキー登山

今回一緒に鳥海山に登ったのは、
愛知県刈谷市で登山とスキーの店を経営している“穂高”の鈴木さんと
http://www.hodaka-ski-mountain.co.jp/

四日市で登山用品店を経営している“シャモニ”の
浜谷さんでした。
http://www.chamonix-web.com/

穂高のHPにはわたくしのブログをリンクいただいています。

Dc041476


シャモニ山行動画に今回の鳥海山の様子がとても楽しそうにUP中です!!

http://www.youtube.com/user/aiko0191

Dc042727


 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

会心  ~鳥海山~

2011年05月11日 | スキー登山

5月9日
3日間の滞在中唯一の晴れの日に大学山岳部の先輩と3人で鳥海山を山スキーでトライできた。

Dc051002


3人揃って一つの山を目指すのは、1994年のヒマラヤ登山以来18年ぶりになる。

Dc051004


何年経ても一緒に山に登れるのは、うれしい!

Dc051008


天気、雪質、仲間に恵まれ“会心”のスキー登山となった。

Dc051012

遠路おいでいただき、ありがとうございました!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

栗駒山も大丈夫!!

2011年04月24日 | スキー登山

4月16日
天気が良いので、栗駒山へスキー登山に出かてきました。
イワカガミ平までの除雪は、例年通り4月28日にまでには終わり、開通の予定です。
この度は、“いこいの村”からシール付けて頂上を目指してみました。

Dc0424146



栗駒山も、例年にない大雪、そして3月の大雪とで快適なスキー登山が楽しめました。

Dc0424147


いつもなら、口を明けている沢筋もしっかりと雪がつまり快適に滑り込むことができました。

Dc0424149

頂上からは、

Dc0424156


春霞のなか凛とした鳥海山の姿、

Dc0424155


にぎやかな焼石連峰、いつもと変わらぬ景色と南三陸町の姿が重なり、夢なら早く覚めて欲しいと思わずにはいられませんでした。

Dc0424154

頂上まで、のんびり3時間、滑降はアッという間の50分の滑りでいこいの村へ到着です。

Dc0424157


山麓のブナの森もようやく芽が膨らみ、鳥のドラミングの音が木霊していました、春です!!

Dc0424161



みなさん、
ぜひ、東北の山スキーを楽しみにきてください!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大先輩と・・・月山・鳥海山 快速登山!

2010年05月15日 | スキー登山

5月12日~14日 飛騨山岳ガイド協会の島田 靖さんと月山・鳥海山を山スキー山行で楽しんでました。島田さんとは、文部科学省登山研修所、研修生、講師時代,通じ、お世話になった方です。
あいにくの天候でしたが、12日は当会ガイド仲間の経営する月山山麓のペンション“月山ポレポレファーム”に宿泊。
13日、月山では霧中のブナ森を滑り、そのまま鳥海山北面へ移動、祓川ヒュッテに泊まりました。

Dc051502


14日は蔵王、月山、鳥海山の山岳道路が降雪の為各地で通行止めという情報がながれているような天候でした。

Dc051503

でも、祓川登山口は時折視界が開け、“登れるところまで・・・”とその雲間を縫うように、2時間30分超の快速登山で頂上にたつ事ができました。

Dc051505

Dc051506

頂上からは、二人で“標高差1000mの滑降”と“やま酔い”も含め35分楽しみ、無事の下山となりました。

Dc051507

おかげさんで、島田さんも体で月山、鳥海山の雪、空気、大きさを感じ取られた様子、わたくしも何とか目的を達成することができホッと胸をなで下ろすことができました。

Dc051508


また、時折いただいたアドバイスは、程よい緊張感となりいい研修となりました、遠路、お越しいただきありがとうございました。

Dc051510

ちなみに、麓の町に降りてみると土砂降りの雨でした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする