7月27日~8月4日
北海道・道東、知床エリア羅臼岳、斜里岳、雌阿寒岳に出かけててきました。この間、クルマで走った距離約4500㌔北海道の大きさをあらためて感じた山旅でもありました。
前半は、曇りがちな天候でしたが雨具を着ることも無く、
天候と登山時間に合わせ
7/28 斜里岳
7/29 雌阿寒岳
後半
8/2 羅臼岳
8/3 斜里岳・知床五湖巡り
8/4 知床クルージングと
アイヌ部族間争いの伝説を秘め、花の宝庫でもあるオロンコ岩に登りと
各々、知床エリアを充分楽しまれた様子でした。
北海道の地名はアイヌ語から由来するものが多く、発音に漢字を当てたり、意味を日本語に解釈して名付けられたものが多く占めています。また、明治以降開拓者が増加するとともに、願望や開拓にちなんだ新しい地名も沢山生まれました。
知床もシレトク(シリエトク)〈sir-etu〉には「大地行きづまり」(地の涯)「第一岬」 などの意味もあるそうです。
岩尾別温泉にあるホテル地の涯という奇妙な名も知床の意味から来たのでしょう。
標高1,547mの斜里岳は、千島火山帯に属し知床連山と阿寒・摩 周火山群をつなぐ位置にあって、斜里川(「シャリ」は、アイヌ語の「サル(葦のある湿原)」が訛ったもの)の水源を持つため斜里岳と呼ばれていますが、昔 は遠音別岳、海別岳とともに、アイヌ語のオンネヌプリ(オンネ=親、ヌプリ=岳、山の意)と呼ばれていたようです。
標高1,661mの羅臼岳はアイヌ民族はカムイ(神)が住むと考え、畏敬の意を込めて爺々岳(チャチャヌプリ)と呼んでいました。 海(オホーツク海・根室海峡)、山(知床連山)、島(国後島)が一望できる山は国内ではここだけと言えます。 日本アルプスなどに比べると標高そのものは低く見られますが、登山口から山頂まで標高差は1400~1500mあります。
このエリアの山々は高緯度に位置するため真夏でも山頂付近は5℃以下になることがあり、
本州3000m級の山に匹敵する登山となります。
東北も含め北方民族が豊かに暮らしていた、縄文時代を
彷彿とする地名はとても魅力な響きに聞こえました。