山岳ガイド 眞さんの山がいど日記

山岳ガイドが出あった自然、感動、日々の様子など綴ってみました。このブログで、のんびり"ねまらっしゃい"!

2ヶ月ぶりにブログ更新いたしました。

2011年10月26日 | ブログ

10月25日
昨日、徳本峠から戻り、久しぶりにブログを更新いたしました、覗いてください。

おかげさまで、8月、9月・10月はとても忙しく、山から山への生活をおくらせて頂きました。
その合間に蔵王の地図踏査、会の運営のこと、絆・希望プロジェクトのことなどをこなしてきました。

 あの日3・11震災をきっかけに脱化石エネルギーについて真剣に考えさせられました。結論はシンプルな薪ストーブを使うこと(田舎には薪ストーブ奨励補助金があるのです)、その薪集め、薪割り、薪棚つくりとさらに一仕事増えてしまいました。

 山形は昨日から、再び朝晩冷え込み、遠くの朝日連峰も白く輝きだしました、裏山の葉山も赤く色づいてきました、間もなく里も白くなります。

Dc102649


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乗鞍岳と徳本峠・霞沢岳

2011年10月26日 | 北・南・中央アルプス

10月21日~24日
21日富山駅で関西の皆様と合流、天気が良いのでそのまま
平湯温泉から乗鞍岳を目指しました。

Dc1026114


翌日22日は、上高地から徳本峠小屋へ連泊して、翌日霞沢岳を登り、古の道“徳本峠”から島々谷を下り、タクシーで平湯温泉へと戻ってきました。

Dc1026120


徳本峠は、大学1年、2年の時一月近い夏山合宿を終え、バス代を節約すると言う口実で、合宿の協同装備や個人装備40キロ以上を背負いこの峠を越え島々まで歩いたことがあります、もう30年も前のことです。

Dc1026119

Dc1026128

あのころは本当に自由で何でもできたよな~。今回はなぜか亡き同級生や先輩との会話などがよみがえり、“悲しみや喜び”が次々に浮かんでは消えてゆきました。

23日、長い長い霞沢岳への道のり、期待していなかった頂上からの展望にみなさん時間を忘れ見入ってしまいました。

Dc1026122

Dc1026126

Dc1026125


24日は、秋晴れの中、

Dc1026129

時折、桂の木の甘い香り漂う、紅葉彩な峠道を歩くことができました。

Dc1026145

そこで、一句
    “島々の 彩な道 香り谷”(眞)

Dc1026131


わたくしは、思い出深いこの峠道を歩く機会に恵まれ、とてもとてもうれしいガイド山行となりました。

Dc1026134

そんなことよりも、みなさまは帰りのことをあれやこれやと、お決まりの富山・キトキト寿司を堪能、大阪まで3時間半あまりズーッとおしゃべりが止まらなかったそうです。

Dc1026123


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福島の山・会津駒ケ岳と那須岳

2011年10月26日 | 東北の山

10月13日~15日
昨日、金田先生を山形駅に送りそのまま、福島県会津若松市へ移動です。
わたくしと福島のガイド二人は会津若松市で合流して、今日から香川県の㈱旅八のお仕事です。会津駒ヶ岳と那須岳登山のお客様10名と一緒に桧枝岐村へ、道中7月下旬に発生した新潟・福島豪雨の爪あとがいたるところに現れ,

3月の震災より深刻な被害を受けている地区もあるとのこと。

Dc102691

Dc102695

Dc102696


でも、そんな被害を吹き飛ばすような桧枝岐村の民宿ひのきやさんの元気とブナの森の紅葉が待っていました。

Dc102692

Dc102693


14日は、宿のご好意で朝6時に朝食を用意していただき、那須岳へ移動です。
今日は、二つ玉低気圧のような気圧配置に用心、天気読みしながら強風で運休のロープウェイを諦め、茶臼岳を往復して、

Dc1026105

Dc1026108

三斗小屋温泉煙草屋に予定通り投宿。

Dc102698

Dc102699

Dc1026100

Dc1026101

吸い込まれるような紅葉の海の彼方に、

Dc1026102

Dc1026104

Dc1026107

昭和初期の風情残る、山峡の歴史ある温泉宿があります。

Dc1026109

Dc1026110


翌15日は、朝日岳を登り、麓の大丸温泉で汗を流し
香川県へ着いたのは日付が変わった頃とのこと。
お疲れ様でした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

出羽三山詣でと月山登山

2011年10月26日 | 日記・エッセイ・コラム

10月12日~13日

今回は、金田正樹先生と一緒に出羽三山・月山を登ってきました。

先生には、国立登山研修所(文科省登山研修所)の研修生・講師のころから折に触れお世話になり、最近は社)日本山岳ガイド協会のファーストエイド講習会や南三陸町でのボランティア活動と最近はお会いする機会が増えました。

Dc102686

Dc102682

Dc102683

深さを増した月山の紅葉と厳かな羽黒山の神殿や五重塔、一風変わった参拝方の湯殿山神社と満足の様子で帰られました。

Dc102684

わたくしは、2日間先生のお話を伺うことができとても有意義な時間を過ごすことができました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東北支援ツアー 津・中日文化センター

2011年10月26日 | 東北の山

10月8日~11日
四日市で登山用品店シャモニを経営されている濱谷先輩が講師を勤めている、中日新聞社文化センターの登山講座で
鳥海山、

Dc102651

鳥海湖の草紅葉と眼下の稲穂が黄金に輝くのをみて

一句

“田の黄金 山紅葉や 秋深し”(眞)

鳥海山頂上付近は10月3日頃に降った雪が溶けないで残ってました。軽アイゼンを持参して正解です。

Dc102653

Dc102654

Dc102661

Dc102665

大朝日岳、

Dc102667

Dc102668

Dc102672

月山と

Dc102675

Dc102674

三日間で三座を目指してはるばると
バスで山形県へ。
おかげさまで、4日間とも好天に恵まれ東北の秋山を満喫いただきました。
ありがとうございました!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

尾崎 隆さんを偲ぶ会

2011年10月26日 | 日記・エッセイ・コラム

10月1日

Dc102645

今年の春、エベレストでテレビ取材中亡くなられた、尾崎 隆さんを偲ぶ会が愛知学院大学で執り行われました。
愛知学院大学山岳部岳士山岳会特別会員として在籍、先輩方と多くのヒマラヤ遠征を共に、私たちの世代は、時折指導をいただいたり、憧れでもありました、また、大きな星が一つ消えてしまいました。

Dc102648


ご冥福をお祈りいたします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界自然遺産 白神エリアへ

2011年10月26日 | 東北の山

9月24日~26日
北アルプスアから、三週間ぶりに帰宅。2日後には、青森空港へと向かっていました。
今日から、秋田の小野さんと関西ガイド協会の梶浦さんと一緒に白神エリアです。今回は小野ガイドのアシスタントちょっとだけ気が楽です。

Dc1007193

天気にも恵まれ、

Dc1007194

Dc1007197

Dc1007204

緑豊かなぶな森、

Dc1007205

Dc1007209

Dc1007211

Dc1007219

Dc1007227


二ツ森では、頑固ブナとであったり、

Dc1007285

Dc1007267

Dc1007259

豊富な水量の滝、

Dc1007238

Dc1007246

湖、

Dc1007255

Dc1007256

日本海に沈む夕日と温泉、

Dc1007287

最後は暗門の滝と山の幸

Dc102643

Dc102641

最後まで絶えないおしゃべりと笑顔、

白神の魅力を余すことなく堪能できました。

ありがとうございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の天気は甘くない!・・・今度は台風16号?

2011年10月26日 | 北・南・中央アルプス

9月16日~19日
2日間休養をとり、今日から㈱旅八からいただいた2本目の穂高縦走の予定。今年の天気は長続きしなく朝から怪しげなすじ雲が出はじめる。ワンチャンスで西穂高から奥穂高までは縦走できると・・・。

Dc1007160


コースを変更、西穂高山荘からスタートすることに。
ところが、台風16号が沖縄付近で回りはじめ北上の気配がない、それにあわせ天気予報がころころと変わる??

Dc1007162


結局、西穂山荘に1泊して下山。同じように天気に翻弄された登山者でどこの宿も一杯、ようやく宿をみつけ、飛騨高山見学、翌日は恨めしい限りの好天。

Dc1007168

やけで、焼岳へ登り、中ノ湯に泊まり。

Dc1007176

最終日は、早朝2時半出発で乗鞍岳ご来光ツアー。

Dc1007178

Dc1007185

天気のせいとはいえ、
なんとなく後味の悪い、迷走登山となりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

快晴・快歩 北穂高~西穂高縦走 山登りに年齢制限はないようです

2011年10月26日 | 北・南・中央アルプス

9月11日~13日
平湯で1日半ほど休養と洗濯を済ませ、
四国・香川県にある小さいけれど元気一杯の旅行会社・㈱旅八のお仕事をいただき、北穂高から西穂高を歩いてきました。

Dc1007133

お客様の元気と天気がリンクして最高の縦走となりました。

Dc1007124

Dc1007130

Dc1007131

Dc1007142

Dc1007144

Dc1007149

Dc1007154_2

快晴・快歩で11時過ぎに西穂高岳に到着。

 

Dc1007155

午後3時には中尾高原温泉・うちのペンションに到着、

オーナーも
70歳代で・・・と、舌を巻くほどの快歩のようでした。
この宿の食事は絶品です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒部源流をぐるり!

2011年10月26日 | 北・南・中央アルプス

9月5日~9日
太郎平から黒部源流の楽園・雲ノ平・水晶岳・鷲羽岳・黒部五郎岳と黒部源流を眼下に5日間歩いてきました。

Dc100718


9月5日
迷走台風12号の影響で、9月1日出発が、3日に延び、そして5日に待ちに待っての縦走のはずが、朝から土砂降りの雨太郎平へ。途中で、山岳警備隊の“金ちゃん”こと金山さんと4月の丸さんを送る会でお会いして以来です。やっぱり、山で会えるのがうれしいです。


9月6日
太郎平周辺は濃いガスと時折強く降る雨、相変わらず天気が読めないです。“台風一過”はもう過去の言葉なのでしょうか?大事をとって予定を変更、今日は雲ノ平山荘までです。

Dc100706

登山届をも書き直して、金ちゃんへ提出。小屋を出て薬師沢へ着く頃には天気も回復してきました。

Dc100703_2

Dc100708

Dc100719

早めに、新装なった木の香り漂う、雲ノ平山荘に到着。

Dc102602

Dc102605

Dc100724

夕食は、見知らぬ登山者同士でサケ粕汁を囲んで。

Dc102607

9月7日

いつもの事ながら、ヘッドランプを点け小屋を出発。

Dc100742

今日は
水晶岳を往復、鷲羽岳、三俣蓮華山荘を経由して黒部五郎岳まで12時間近く歩く予定です。

Dc100744

7日はいきなり今秋一番の冷え込み,木道には霜が下り、道端には大きな霜柱。

Dc102616

Dc102615

Dc102617

順調に、水晶岳、

Dc102618

鷲羽岳、

Dc102621

Dc102622

Dc102623

黒部五郎小舎へ
途中ちょっとだけ??もありでしたが、無事歩きとおしました。
9月8日
黒部五郎小屋を早めに出発。

Dc102624

黒部五郎岳、

Dc102626

名残惜しそうに、何度も何度も景色を・・・

Dc102627

秋空の広がる稜線歩きを楽しみ、

Dc102628

Dc102629

3日ぶりに太郎平へ。

Dc102632

Dc102631

お疲れ様でした。
わたくしも、夕食までのほんのひと時
空と雲を眺めていました。

Dc102635


Dc1007101

きれいな夕空、明日からまた雨模様です。

Dc1007114

5日間、台風が通り過ぎるのをじっと待った甲斐があった楽しい縦走だったのでは!

Dc1007120


9月9日 下山
雨の降る中、折立へ。3人でキトキト寿司をほおばり
富山駅で笑顔でお別れです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする