6月8日
翌日の朝4時待ち合わせの五葉山ガイドに備え、大船渡市へ前泊です。宿は、発災後すぐに営業を再開した、ホテル福富。
大船渡の街は、海に養殖いかだが浮かび、大きな船が湾内を航行する様子を見ると、いくらか活気が出てきたような気がします。
ホテルの周囲はガレキが片付いたとはいえ、何もありません。
駅周辺には、仮設のドラッグストアー、ホームセンター、屋台村、復興居酒屋などが立ちはじめた。昨年秋に泊まったときは
夕食はホテルで注文する弁当だけ、これからは、外で食事もできるようになった。
真っ暗だったかつての繁華街にも、少しだけ街の灯りが戻ってきたようだ。
大船渡市に向かう途中陸前高田市を通った、かつての街の賑わいを知らない人が今見ると、“造成を終えた新興住宅のような光景が広がっている”そんな錯覚さえ感じてしうくらいにおいも消え、津波の爪あとも少しずつ消えて行くような気がする。