1月25~26日
10年前の冬、
北海道雪崩事故防止研究会の樋口和生氏と
”雪崩行脚”と称し8回ほど
北海道から岩手、山形、福島、富山、岐阜と
各地で雪崩事故防止活動に奔走したことがありました。
このたびは、
その時”白川郷”受講、その後ガイド資格を取得、
”白山白川郷トレイルクラブ”を立ち上げた・蟻原ガイドより提案いただき
10年ぶりにトヨタ白川郷自然學校を会場に
雪崩事故防止講習会が実現することになりました。
前夜は、蟻原ガイドが運営しているゲストハウス”Ant Hut”で
自炊のできるキッチンで鍋を囲んで講師打ち合わせ!
翌日はトヨタ自然學校セミナーハウスで
雪氷の専門家・飯田肇先生、山岳医・千島康稔先生、山岳ガイド
それぞれの立場から
事故に遭わないためにはどうすればよいのかをテーマに
理論と実践を交え
「雪を見る、観る、看る!」の2日間。
山に入ることを想定して、早朝から気象データ、積雪データの収集
皆さんの真摯な姿、
夜も雪の話で盛り上がり、
雪崩事故現場を想定した地形でのコンパニオンレスキュートレーニング
2日目のレスキュートレーニング
丁寧な堀出し
山岳医のアドバイスを頂ながら、要救助者の発見、丁寧な掘り出し、意識の確認などFAへ
ツエルトを使って要救助者を梱包、
要救助者の搬送へ
生身の人を包んでの初搬送体験
その重さに戸惑いながらも
お互いを気づきあう、
温かみのあるチームワークが自然と生まれ
緊張感もありましたが
とてもいい雰囲気の中での講習会となりました。
15年前”北海道雪崩事故防止研究会”からいただいた種が
月山へ、白川郷へと繋がった2日間になりました!
10年前の”出会い”から長い時を経て実現された講習会、
お招きいただき、感動をいただき、ありがとうございました!!