8月8日 岩手・宮城内陸地震以来気になっていた栗駒山へ出かけてきました。今も登山ルートは須川ルートのみ、先月より駐車場には登山者の車や、宿にも宿泊客の車が目立つようになりました。頂上までの登山道も刈り払いが行われていたり、危険箇所にロープが張られ、いつでも登山者を迎える準備が整っているようでした。
この日の栗駒山は下界の暑さとは違い、秋風を感じるような爽やかな風が吹き渡り、ハクサンシャジン、ノリウツギ、キンコウカ、カヤなどが静かな登山道脇でゆれているのがさびしい感じでした。昭和湖もきれいな湖面を写しだしているのですが、対岸の斜面からは地震の際に崩れだした岩塊が無残な姿を現していました。
また、頂上から岩手県側を望むといたるところで斜面が崩れ、地震の凄さを物語っているようでした。
被災された方へは何のお手伝いもできませんが、機会があればこの山に登り、山の様子を伝えることが、今の私にできるお手伝いかと思っています。
中腹で見かけたナナカマドの葉も早くも色づき始めて、『今年は良い紅葉を見せるから、人を連れてまた山へおいで』と語りかけているようでした。
冬から春は山スキー、夏は花、秋には紅葉と魅力尽きない栗駒山、また来ますと念じながら帰って来ました。
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