たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

「中学生日記より」その4(再)

2021年01月14日 12時55分22秒 | M男のあの日あの頃(the good old days)

「中学生日記より」

「gooブログ」に引っ越してくる前、「OCNブログ人」時代に 一度書き込んだことの有る「中学生日記より」を 改めてリメイクしてみようと思っているところだ。
「中学生日記」とは 中学生だった頃のM男が ほんの一時期付けていた日記のことだが まさか 数十年後になって ブログで第三者の目に晒されるとは 当時のM男は想像もしていなかったはずで 下手な文章、下手な文字、誤字脱字多しの日記である。


その4 「冬季五輪と猪谷千春」


昭和31年2月1日(水)、天気 雨、起床 5時40分、

1、午前5時55分のニュースで 猪谷千春選手が スキー 大回転(回転)で 第2位になったそうだ。第1回目の出場では 11位、それから 今(回)の2位、宮尾選手が 28位、
日本も 大ぶ(大変) よい成績だ。
日本は これまで 5回、冬季オリンピックに出場したけれど 第3位までにはいって 日の丸の旗を ささげた(あげた)のは (初)めてだ。
猪谷選手、ばんざい。
第7回 冬季オリンピックで 日本出場5回目に 日章旗をあげた

日記帳の前後のページをみると どうも 1月29日~2月6日までは 「冬休み」だったようだ。記憶定かでないが 当時は 年末年始の休みを 「正月休み」、積雪の多い1月末~2月月初にかけて1週間程度の休みが有り、それを「冬休み」と呼んで区別していたような気がする。

1956年(昭和31年)1月26日から2月5日まで イタリアのコルチナ・ダンペッツオで開催された 第7回冬季オリンピック、よほど関心、興味が有ったのだろうか、早朝、ラジオのニュースを聞いたようだ。
「回転」で 猪谷千春が 銀メダルを獲得、冬季五輪日本人初のメダリストになったことを 書いている。

当然 ビッグニュースだったはずだが 当時はまだ ラジオのニュースや新聞で知る程度で 昨今のような大盛り上がりは無かったような気がする。
冬季オリンピック、日本初のメダリストであり、未だに日本人唯一のアルペンスキーメダリストの猪谷千春氏、引退後は AIU保険会社での実業家として活躍、さらに国際オリンピック委員会(IOC)副会長等 様々な要職を歴任、冬季五輪の特集等の度に語られる人物であるが、銀メダル獲得したのが、M男の中学生の時の出来事だったこと等すっかり忘れていたため、「へー!そうだったのか」、目から鱗が落ちたものだ。

因みに その大会では 当時のアルペンスキー種目 「回転」、「大回転」、「滑降」、全てで 金メダルを獲得、史上初、3冠に輝いた オーストリアのトニー・ザイラーがいたが、当時のM男は 猪谷千春の銀メダル獲得ニュース程度しか 掴んでいなかったようだ。
その後 トニー・ザイラーは その美男子ぶりを買われて 映画界に入り 「白銀は 招くよ」等の映画に出演、一世を風靡したものである。
M男にとっては 未だに 「冬季五輪」と言えば 「猪谷千春」と「トニー・ザイラー」が 先ず 脳裏に浮かんでしまうから 困ったものだ。

ネットから拝借画像
(中央が トニー・ザイラー、右が 猪谷千春)

昨今の冬季五輪では、日本も スキージャンプ(男女)、複合スキー、スピードスケート(男女)、フィギュアスケート(男女)、ショートトラック、カーリング等々、メダル獲得数を予想する時代、隔世の感有りだ。

 

 

 

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「一を聞いて十を知る」

2021年01月14日 08時46分23秒 | つぶやき・うんちく・小ネタ・暇つぶし・脳トレ

「一を聞いて十を知る」という 誰でも知っている故事・ことわざが有る。

今更になって ネットで調べてみた。
「一を聞いて十を知る」の出典は、中国の思想家孔子の「論語三巻公冶長第五」。
ある日、孔子が 弟子の子貢に 「お前と顔回では どちらの方が賢いと思うか?」と尋ねたところ、子貢は 「それは顔回です」と答えた上で その理由として 「自分は一つ聞いただけでは 二つくらいしか想像(理解、知ること)出来ないが 顔回の方は 一つ聞いただけで 十を想像(理解出来る、知る)出来る」と述べた。それに対して、孔子も 「そうだね、及ばないね。私もお前と同様及ばないよ」と言ったというエピソードが有り、
その故事に基づいているのだそうだ。

「一を聞いて十を知る」なんてことは 凡人には到底無理なことだが 古来から日本人は 直接的な言葉を聞かなくても 二つ、三つを 推量して対処してしまう国民性があったのではないかと思っている。イエス、ノーの言葉が無くても、相手の表情や態度をうかがって 答えを探してしまったり、悪く言えば「忖度」、「暗黙の了解」、親しい間柄では 「あ・うんの呼吸」、良きにつけ悪しきにつけ 存在していた。
西欧人は いちいち言葉を発しないと お互い理解しないし、確信しない。日本人は その場の空気で 明確な言葉無しでも理解してしまう傾向があり、そこに大きな掛け違いを生ずる場合が有る。これからの日本人、西欧人と渡り合っていく上では 明確な言葉で理解し合わなければいけない。・・等と 昔 良く講演会等で聞いた覚えが有る。
例えば 西欧人は 夫婦の間でも いちいち 「愛してる」「愛してる」と言葉を発しないと 愛を確信しないらしいが 日本人には そんな夫婦 滅多にいないような気がする。決して愛していない分けではない。黙っていても 理解し合っている。もっとも 「愛してる」等と言葉を発しない夫に対して 不満を持つ妻もいないではないが、照れくさくて 言えたものではない。
「一を聞いて十を知る」に話を戻すが
各地に緊急事態宣言が発出され、「午後8時以降の不要不急の外出を自粛して下さい」と要請が出されているが、おえらいさん達が わざわざ 「昼夜を問わず 不要不急の外出を自粛して下さい」等と言い換える記者会見をしており 苦笑してしまっている。
賢明なる多くの日本国民は 緊急事態宣言が出される状況を把握しているし、「午後8時・・」云々にかかわらず 不要不急の外出を自粛しているはずであるが 一部の若者の中には 「緊急事態宣言発出前だったらいいんだろう・・」、「午後8時前だったらいいんだろう・・」、「3人だったらいいんだろう・・・」等と 「一を聞いて 一を知る」ような発言をする人いるようで これからは 母親が幼児に教えるごとく 噛んで含めて聞かせるようにしないと本意が伝わらない世の中になっているのかも知れない。せめて 「一つを聞いたら 二つくらいは想像(理解、知ること)出来る日本人」でいたいものだ。

(ネットから拝借イラスト)


 

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