あっという間に1月も末日、
まだまだ西高東低の気圧配置、
強い寒気団の南下で
北海道や東北、北陸等日本海側で
降雪、積雪予報が出ているようだが
当地 今日は 快晴、
ただ 冷たい風がやや強く
出不精爺さんは、腰が引けてしまう。
いかん、いかん、
午後になって やおら重い腰を上げ
ちょこっと近くを歩いてきた。
スマホの歩数計で 約7,000歩。
朝方の西の空
ウンナンオウバイ(雲南黄梅)? かな・・、
咲き始めている。
あっという間に1月も末日、
まだまだ西高東低の気圧配置、
強い寒気団の南下で
北海道や東北、北陸等日本海側で
降雪、積雪予報が出ているようだが
当地 今日は 快晴、
ただ 冷たい風がやや強く
出不精爺さんは、腰が引けてしまう。
いかん、いかん、
午後になって やおら重い腰を上げ
ちょこっと近くを歩いてきた。
スマホの歩数計で 約7,000歩。
朝方の西の空
ウンナンオウバイ(雲南黄梅)? かな・・、
咲き始めている。
図書館から借りていた 藤沢周平著 新装版 「雪明かり」(講談社)を 読み終えた。本書には 表題の「月明かり」の他、「恐喝」、「入墨」、「潮田伝五郎置文」、「穴熊」、「冤罪」、「暁のひかり」、「遠方より来る」、の 武家物4篇、市井物3篇、全8篇の短篇が収められている。
読み進める内に気がついたことだが 「入墨」は 2020年2月2日に読み終えた「闇の梯子」に、「遠方より来る」は 2017年1月14日に読み終えた「海坂藩大全(上)」に、「雪明かり」は 2019年10月8日に読み終えた「時雨のあと」に 収められている作品だった。
主な登場人物とあらすじ
「恐喝」
竹二郎、おその、おたか、おはつ、善九郎、鍬蔵、結城屋保太郎、
履物屋備前屋の前で薄板の端切れが強風に煽られ、ちんぴらの竹二郎の脛に当たった。難癖を付けて3両せしめた竹二郎、引き上げる途中、その怪我が酷くなり、皮肉にも備前屋の娘おそのに助けられる。下屋敷で中間頭の善九郎(夜になると賭場の胴元)の指示で博打に大負けしている結城屋保太郎に金か女で支払えと脅すが その女こそ・・・・。「兄貴、今度だけは見のがしてくんねえ」。激しい痙攣が襲って・・・海老のように背を曲げた。「助けてくれ姉ちゃん」
「入墨」(再読)
お島、おりつ、卯助、牧蔵、乙次郎、
★2020年2月2日のブログ記事 藤沢周平著「闇の梯子」からコピペ。
お島、おりつ姉妹で切り盛りする「めし・酒」店に ろくでなしの父親卯助が現れるようになるが 島から帰ってきたお島のかっての情夫乙次郎が店に現れ、お島が恐喝される段になって、卯助は・・。
「何も言わないで行っちゃたよ」、お島は呟いた。雁の声がした。
「潮田伝五郎置文」
潮田伝五郎(うしおだでんごろう)、井沢勝弥、七重、希世、
霧の中でほとんど同時に刀を抜いた。潮田伝五郎は 井沢勝弥が一塊の骸になった後、ためらいも無く小刀を腹に突き立てた。果し合いの場面から物語が始まり、そこに至るまでの経緯が描かれている。
「穴熊」
浅次郎、尾州屋徳兵衛、塚本伊織、佐江、お弓、赤六、
賭場に出入りする浅次郎、以前働いていた経師屋の娘お弓を探しているが 闇の商売の赤六の紹介でお弓に似ている佐保と出会う。いかさま賭博を看破している浅次郎、賭場で浪人塚本伊織に一稼ぎさせるが・・・・。「何ぞ裏があるのか」・・・、「さらばだ・町人」、そしてお弓は?
「冤罪」
堀源次郎、堀三郎右衛門、徳江、明乃、黒瀬隼人、市川六之丞、
婿養子の口を求めている下級武士の家の三男坊(部屋済み)の堀源次郎、散歩途中、同じく下級武士相良彦兵衛の娘明乃に思いを寄せる。彦兵衛が藩金横領の罪で切腹させられるが、冤罪の可能性が大。源次郎は、中老黒瀬忠左衛門の息子御勘定組頭黒瀬隼人を追い詰め、明乃の行方を探す。裕福な百姓屋銀左衛門の養女になっていた明乃。「そなたと一緒なら少々の苦労は厭わん」、源次郎は武士を捨て、百姓の婿養子に収まろうとする。
「暁のひかり」
市蔵、おこと、おつな、富三郎、源吉、小梅の伊八、花庄、
賭場で壺振の市蔵、朝方賭場から帰る途中、足が悪く歩く練習をしているおことと出会い、鏡を作ってやると約束してしまう。おことは?、いかさまを見破られた市蔵は?、
「遠方より来る」(再読)
三崎甚平、好江、曾我平九郎、寺田弥五右衛門、
★2017年1月14日のブログ記事で、藤沢周平著「海坂藩大全(上)」に 「遠方より来る」を読み終えたことを書き込んでいるが 4年前のこと、全く記憶が無い。
大阪攻めの最中に知り合っただけの曾我平九郎が突然、海坂藩で足軽の身分の三崎甚平を訪ねてきた。居座られ、「お前さまは、お人が好いから・・」、女房の好江に尻をつねられる。その正体は?、「生来、争いごとが不得手でな・・・」「実は 解っておったのだ」
「雪明かり」(表題の作品)(再読)
菊四郎、由乃、牧尾、朋江、宮本清吾、
★2019年10月8日のブログ記事 藤沢周平著「時雨のあと」からコピペ。
部屋住みの菊四郎は芳賀家の養子となっていたが 実家の古谷家には 継母の連れ子(義妹)由乃がいる。婿入りした菊四郎は 実家とは縁が切れていたが 懐いてくれていた由乃が気になっていた。由乃は宮本家に嫁いだが 嫁ぎ先で由乃は酷い仕打ちを受け 瀕死の状態になる。菊四郎は 由乃を救出し幸せにしてやろうと決心するが・・・・。由乃は跳べと言っている。雪明かりの道があるだけだったが・・・。
心温まる、淡い恋の義兄妹の物語である。
★2020年11月24日に 録画してあった時代劇映画「隠し剣・鬼の爪」を観たことを書き込んだことがあったが その作品の原作にも 「雪明かり」も含まれていたことに気がついた。
⇨ 2020年11月24日 映画「隠し剣・鬼の爪」