昭和20年代から30年代前半、幼少期を北陸の山村で過ごした爺さん、当時 聞いたり、話したりしていた言葉(方言)も、ほとんど思い出せなくなっている。根っからの地元民ではなかった家族の中で育ったこともあり、身に染み込んでいなかったからだと思う。それでも 時々 何かのきっかけで ふっと思い出すことがある。記憶曖昧、多少ニュアンスが違っていたり、勘違いだったりの可能性も有りだが またすっかり思い出せなくなる前に 爺さんの引き出し・ブログ カテゴリー・「懐かしい故郷の方言」に 書き留め置くことにしている。
懐かしい 昭和20年代、30年代の農村風景
リアカーで、田んぼや畑へ、昼食を運ぶ様子
相互フォロワー登録している「気ままぶらぶら」たなのぶ様のパソコン画。
ご本人のご了解を得て拝借している。
No.72 「ひんなん」
近所のおじいさん、おばあさん等が、「昼食・昼飯」のことを、「ひんなん」と言っていたような気がする。
例えば
「クダリノキシャトオッタネー。ソロソロ、ヒンナンニスマイカ」
(下りの汽車が通りましたね。そろそろ、昼食にしましょう)
野良仕事で、腕時計等身に付けていなかった時代、遠くを通過する、1時間に1本程度の汽車の音で、時刻を把握していたものだ。
「ヒンナンノヨウイセンナランソイ、サキアガルゼネ」
(昼食の準備をしなければなりませんので、一足先に帰りますね)
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