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マラソンが出来ないくらい?

2008年03月12日 | Weblog
「ゲブレシラシエが大気汚染でマラソンを欠場」と言うニュースが入ってきた。

ゲブレシラシエは男子マラソンの世界記録保持者だ。この選手が北京五輪マラソンには欠場するという。

彼は「中国の汚染は自分の健康にとっては脅威で、42キロを走るのは難しい」と言うのが欠場の理由。大気汚染が欠場の理由になったのは初めてで、今後、まだ欠場する選手が出てくるかもわからない。

2時間4分26秒の世界記録を持っているゲブレシラシエ選手だけにその走りをじっくり見て見ようと思っていた私にとっては残念だ。

北京の空気はそんなに悪いのだろうか?
訪れたことがないので何ともいえないが、喘息の持病を持っている人にとっては苦痛で健康を悪化させる大気汚染の状況がかなり悪化しているようであることは間違いなさそうだ。

ギョーザに始まり、次は大気汚染。これでは中国北京もダブルパンチ以上だ。

その昔、瀬戸内海に製紙工場が出すヘドロが海中に堆積し魚のへい死が続き、漁民が市役所に死んだ魚や貝を投げ入れたことがあったが、環境汚染は生活と密接な関係があるわけで、行政がきちんと取締りをしていかないとその地域全体が死んでしまうことさえある。

中国は国土が広いからと言って、「ほんの少しぐらい・・・」と言うのがいちばん良くない。

塵も積もれば山となる。

オリンピックを控えた国が名実ともに大きく飛躍して先進国になるためには、旅行客だけでなくスポーツ選手からも信頼される環境づくりをまずしていかないといけないのではないだろうか。

環境問題は ひとり・ひとりのマナーの積み重ね、企業の真摯な環境問題へのとりくみ、そして行政の厳しい指導が一体とならないと前進はしない。