地元の気象台のHPを見ていると『生物季節観測』のページに辿りついた。
生物ということで、うめ・たんぽぽ・さくら・やまつつじ・のだふじ・アジサイといった生物の開花日や桜に関しては満開日が記されていた。
それに加え、いろはかえでは紅葉、落葉だが、いちょうは発芽、紅葉、落葉の項目が設けられている。
つばきの開花も項目があり、平年値(1981年から2010年の30年間平均値)は12月29日となっているが、ここ数年は早くなり、ほぼ12月の初旬から中旬が開花日となっている。ただ、11月26日に開花した2016年は最も早い年となっていた。
年を追って早くなってきているのは温暖化の影響だろうか?ちなみに1960年代や70年代は2月や1月の開花日が記されていた。
私がツバキの花に興味を示し始めたのは10年ほど前からで、小中学生の時は年が明けてからツバキの花が庭に咲いていたような記憶がある。
サザンカに比べて、花が凛としていて美しく咲き、冬を代表する花で花弁が丸ごと落ちる姿は潔く感じる。それにつややかな葉がなんとも言えない。
以前仕事で訪れたアメリカ・サクラメント市などはキャメリアフェスティバルを開催していて、ツバキの花びらや葉を器や皿に盛りつけ観賞するなど、花弁や葉の活用法をしっかり考えていた。
これからどんどんいろいろなツバキが開花を始め、美しい姿を見せてくれるので、冬の愉しみのひとつである。