古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

新東京百景    山口瞳

2022-07-25 03:50:41 | 本の紹介

新潮文庫  平成5年

 

この本が書かれてから三十数年が経ち、この本が

 

書かれてから二年後の平成7年に瞳氏は亡くなっ

 

ている。

 

まず、第三景の浅草のロック座のストリップショー

 

を見に行く、というやつ。67歳でもなお女の裸に

 

興味があるのか、と驚かされるが、それが、食い合わせ

 

が悪かったか、女の裸に反応したか、いきなり、死

 

にそうになって、吐きまくって、救急車で運ばれている。

 

うーん、これでは死んでしまうのを分かるね、二年後に。

 

代官山に行ったときに、シェ・リュイという菓子屋に

 

立ち寄っている。丁度このころ、亡くなった義兄が修行

 

していたころではなかろうか。ケーキと言わないと売らない

 

という女の子の店員にえらく腹を立てている。

 

その後、義兄はシェ・リュイをやめて、春日部に店を出した。

 

1997年ことの話だ。

 

山口氏はなんにでも文句があったらしく、えらいメンドクサイ

 

ジジイだったらしい。

 

ぼくも、東京を離れて22年、東京の街は変わったのだろうなあ

 

もうそろそろ東京行ってみっか。


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