新潮文庫 昭和57年
芥川賞を受賞した短編「夢の壁」は読みやすい、印象深い場面もあり
文学的に優れていると感じた。
それが同時所収の「北京海棠の街」になると、とたんに文体が変わり
読みにくく、わかりにくくなってしまっている。ボクは途中棄権した。
「夢の壁」は満州あたりが舞台で、そこに住む午寅という少年(七歳
~九歳)とその父の車夫の生活に関わってくる日本人の佐智という少女
の話である。
「夢の壁」だけで440円は高いのか? と思うが、ボクはそれだけで
満足したのだった。
芥川賞を受賞した短編「夢の壁」は読みやすい、印象深い場面もあり
文学的に優れていると感じた。
それが同時所収の「北京海棠の街」になると、とたんに文体が変わり
読みにくく、わかりにくくなってしまっている。ボクは途中棄権した。
「夢の壁」は満州あたりが舞台で、そこに住む午寅という少年(七歳
~九歳)とその父の車夫の生活に関わってくる日本人の佐智という少女
の話である。
「夢の壁」だけで440円は高いのか? と思うが、ボクはそれだけで
満足したのだった。